日本酒を飲んだことがない人にも試してほしいのは「黒村祐」。体になじむ清々しさ!
「加茂錦」「一歩己」「赤武」「篠峯」「村祐」「屋守」…。藤原樹さん初主演のドラマ『あらばしり』には、読み方の難しい(というか読めない)6本の日本酒が出てきます。日本で生まれたお酒をもっと知るため、藤原さんと大倉空人さんに日本酒の魅力を教えていただきました。
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「推しの日本酒を見つけてください」【ドラマ『あらばしり』 藤原樹さん×大倉空人さんクロストークvol.1】
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味わいや喉ごしだけでなく、日本酒の作り手にも目を向けると大きなストーリーが広がっていることも。このドラマをきっかけに日本酒の奥深さのトリコになったおふたりがおすすめする銘柄はなんでしょうか?
大倉さん:日本酒ってちょっとハードルが高いですよね。なかなか気軽に買えないし、種類がたくさんあってなにを選んでいいかわからない。でも、それぞれ味が全然違うからこそ、その場その場で飲みたい味の日本酒を試して自分の好みを見つけていくという楽しみもあります。日本酒のラベルを見て飲んでみたいものを見つけたり、『あらばしり』に出てくるこの日本酒キャラクターが好きだからそれを飲んでみようかなと興味を持っていただけたらうれしいですよね。
藤原さん:日本酒は本当に奥深くて、仕事終わりのひとり晩酌にハマっています(笑)。もともと日本酒を飲む機会はあまりなかったのですが、この作品をきっかけに日本酒が好きになりました。ドラマには6本しか出てこないですけれど、日本に何千何万もの種類があってそれぞれに作り手の思いがすごく込められているんです。そういう背景も学びながら、これからいろいろな日本酒を楽しんでいきたいです。
大倉さん:本当に、今回の作品がきっかけになっていろいろ知りました。日本酒によって後味とか飲みやすさが全然違いますよね。個人的にめちゃくちゃ飲みやすかったのは「赤武」と「黒村祐」。
藤原さん:いいよね。特に「黒村祐」は飲みやすいと思います。
大倉さん:フルーティとか、そういう飲みやすさとは違うんですよね。シンプルに飲みやすい。喉に引っ掛からなくて、スッと自然に体になじむような感じ。喉越しが清々しいというか。
藤原さん:日本酒を飲んだことがない人やネガティブなイメージがある人は「黒村祐」から入ると、受け入れやすいと思います。本当に飲みやすくて日本酒のイメージがガラッと変わると思う。「赤武」は甘口でも辛口でもなく、程よい味わいです。
大倉さん:そうですね、スッキリ系。「黒村祐」は甘口で、温度によって変わります。僕は常温より冷やの方が甘く感じました。
藤原さん:作品にもちょうどいい温度の話が出てきたりね。
大倉さん:面白いですよね。「加茂錦」はパイン風味です。別のラベルのはメロン風味がありました。フルーティなタイプなので、これまた違った飲みやすさがあると思います。
藤原さん:「一歩己」もちょっと甘めですね。口当たりがいいかも。
大倉さん:元の素材を生かしている感じがしますよね。
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ナルシストキャラの「篠峯」とパリピキャラの「屋守」の日本酒の味もうかがいたかったのですが、なんと無念のタイムアップ…(涙)。ドラマの日本酒講座でぜひ確認してみてください。 最後におふたりからメッセージをいただきました。
藤原さん:日本酒の擬人化という今までにない設定に驚かれると思うのですが、なんとも癒される内容になっています。擬人化したキャラクターでもいいですし実際の日本酒でもいいので、ぜひとも推しを見つけてドラマを楽しんでいただけたらうれしいです。
大倉さん:吟のおじいさんの思いを引き継いだ6人の日本酒キャラクターの思いと、それを受け止めてからの吟の成長もぜひ観ていただきたいです。お客さんに日本酒を提供するときにつまみも出てくるので、そんなところも楽しみにしてください。
藤原さん:つまみをいただきながら日本酒を飲み、ドラマをご覧いただく。深夜帯のドラマにぴったりなシチュエーションですね(笑)。
ドラマ『あらばしり』
そこは、看板もなく必要としている⼈にしか⾒つけられない⽇本酒店。祖⽗が遺した店を譲り受けることになった⻘年・伊藤 吟。ある⽇突然、吟の前に「⼀歩⼰」「⾚武」「加茂錦」「篠峯」「村祐」「屋守」の⽇本酒が⼈間の姿で現れ、吟の⽣活は⼀変。祖⽗の意志を継ぐ吟たちによる最⾼のおもてなしが始まるのだった。
【放送日程】読売テレビ・ドラマDiVE 毎週⽊曜 深夜0時59分〜放送中
福島中央テレビ、中京テレビ、福岡放送、⿅児島讀賣テレビ で放送予定
読売テレビでの放送後TVerにて無料⾒逃し配信
【出演】藤原樹 ⻄⼭潤 市川知宏 ⼤倉空⼈ 吉⽥健悟 ⻘⼭凌⼤ 後藤拓磨
【原作】「あらばしり」(講談社「マガジンポケット」所載)
【演出】⻑尾くみこ 伊藤彰記
【脚本】ニシオカ・ト・ニール
【主題歌】オープニング主題歌:KAZ「Second Wave」(rhythm zone)
エンディング主題歌:原因は⾃分にある。「多分、僕のソネット」SDR
【⾳楽】櫻井智⼦
【製作】「あらばしり」製作委員会
【制作】⽇テレアックスオン
【公式HP】 https://www.ytv.co.jp/arabashiri/
【TVerページ】 https://tver.jp/series/sr9or5wgte
Profile
藤原樹(ふじわら・いつき)
1997年10月20日生まれ、福岡県出身。「THE RAMPAGE」のパフォーマー。2017年に1st SINGLE『Lightning』でメジャーデビュー。同年、初めての演技にも挑戦し、舞台『あたっくNo.1』や日本テレビ系列『PRINCE OF LEGEND』に出演。2021年には、本人の出身地である福岡県北九州市の観光大使に就任。グループのなかでも猫好きとして知られ、本人も猫を飼っている。2023年には佐藤流司プロデュース舞台『カストルとポルックス』の主演を務めた。『あらばしり』にて連続ドラマ初主演。
大倉空人(おおくら・たかと)
2002年4月12日生まれ、神奈川県出身。ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」に所属。2019年CX『モトカレマニア』にレギュラー出演し、俳優としてデビューを果たす。代表作に、MBS『君となら恋をしてみても』ダブル主演、映画『ヒッチハイク』主演。出演作にTBS『マイ・セカンド・アオハル』、ABC「素晴らしき哉、先生!」、MBS「レッドブルー」、ABC「トーキョーカモフラージュアワー」、映画「女神降臨Before 高校デビュー編/After プロポーズ編」など。
[大倉さん分]中に着たシャツ¥64,900(アドナスト<THE JEAN PIERRE>)、その他/スタイリスト私物
[問い合わせ先]アドナスト 03-5456-5821
撮影/田中麻以 文/斉藤裕子