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  5. 伊藤健太郎 「久しぶりの会社員役で新鮮です」【ドラマ『未恋〜かくれぼっちたち〜』インタビュー】vol.1

LIFESTYLE

2025.02.08

伊藤健太郎 「久しぶりの会社員役で新鮮です」【ドラマ『未恋〜かくれぼっちたち〜』インタビュー】vol.1

FODで配信中のオリジナルドラマ『未恋』に、隙のないデキる男として主演する伊藤健太郎さんが登場。Z世代が共感できる「かくれぼっち」がテーマの群像劇です。さっそくお話をうかがいました!

仕事ができて高いコミュ力、だけど心の奥は見せない。パーフェクトな男に起こる変化とは? 伊藤健太郎さんに聞く『未恋〜かくれぼっちたち〜』の見どころ

フジテレビの動画配信サービスFODと、カンテレ・フジテレビで配信中のドラマ『未恋〜かくれぼっちたち〜』。仕事ができて優しくて、しかもイケメン。でも、自分の心の中に隠している“本当の自分”と向き合うことを避けている男性が、まったくタイプの異なるふたりの女性の間で揺れ動く、全10話のドラマです。

今回は、主人公のデキるマンガ編集者・高坂健斗を演じる伊藤健太郎さんにお話をうかがいました。

主人公の健斗は自分とあまり似ていないかも? 「僕はわりと本心を言っちゃう」

――『未恋〜かくれぼっちたち〜』はどんなお話ですか?

伊藤さん(以下敬称略):僕が演じている高坂健斗は、きっと今の世の中にもたくさんいそうな、ごく普通のタイプの男性だと思います。仕事はできて、会社では「ミスターリスク回避」なんてあだ名で呼ばれるくらい慎重派なんですけど、自分の本音を人前で表に出すのが少し怖いんですよね。

そんな健斗が、2人の女性と関わっていく中で、自分自身や周りとの向き合い方をどうポジティブに変えていくのか…という物語になっています。

――仕事のときはコミュニケーション力が高いのに、本音を言わないタイプですか?

伊藤:そうなんです。コミュ力がないわけじゃないんですよ。でも、自分が本当にやりたいこととか、本当の気持ちをストレートに言うのが苦手で、ついひねくれた言い方をしてしまうんです。

本音を言える場所があまりない、あるいは言わなくても生きていける世の中じゃないですか。そういう部分に、特に10〜20代の人たちは共感できるんじゃないかなと思いますね。

――このドラマのお話をいただいたときはどう思われましたか?

伊藤:すごくうれしかったですね。現代社会の会社員というキャラクターを演じるのは久しぶりです。それまで少し濃いめの役が続いていたので、スーツを着て会社に通うという設定が逆に新鮮に感じました。

――伊藤さんご本人として、健斗と重なる部分はありますか?

伊藤:正直、あまりないですね(笑)。僕はわりと本心で話しちゃうタイプなので、婉曲的に伝えるのが苦手なんです。健斗の気持ちも理解できなくはないですが、似てるかどうかで言うと、そこまで似ていないなという印象です。

――健斗は「暇が怖い」ということですが、伊藤さんはいかがですか?

伊藤:それはちょっとわかります。たとえばドラマや映画の撮影が入ると忙しい毎日になるのですが、それが終わって次の作品に入るまでに時間が空くと、怖いまではいかないですがちょっとそわそわしてくるというか。忙しいときと休みのときのギャップが大きい職業ということもありますから。

健斗は家にいても「それ、今やる?」みたいなことをしてるんです(笑)。自分が担当しているマンガ家のメールを仕分けてたりとか。ドラマの前半は特にそういう場面が多いです。

――自分の本音と正面から向き合うことはかなりエネルギーが必要ですよね。伊藤さんご自身、そんなときはどうされていますか

伊藤:僕はちゃんと向き合う方かなと思います。自分が自分のことを全部わかっているかというと、そうでもないと思うので、向き合ったところで答えが出るわけではないかもしれないですが。無理してなにか答えを出さなければいけないというものでもないですしね。

役者という職業柄、自分と向き合うより役と向き合うことの方が重要だと思っています。「芝居をする」という現場においては、自分を出す機会はそんなにないので。

(C)カンテレ

せっかく同じ現場になったのだから、共演者の方とは楽しく仕事がしたい

――撮影の現場はどんな雰囲気でしたか?

伊藤:監督をはじめスタッフに関西の方が多くて、とにかく笑いの多い現場でした。すべての部署の方と仲良くなりましたし。

――健斗とストーリーを進めていくみなみとゆずを演じるおふたりとはいかがでしたか?

伊藤:みなみ役の愛希れいかさんは、実際の年齢も少しお姉さんで初めましてだったのでどんな方なのかと思っていたら、すごくフランクに話してくださる方でした。

電気のスイッチがあるじゃないですか。あれを、オンでもオフでもない平行のところで止めると言われていて、「それやったことあるー!」みたいなニッチな話で盛り上がったりして。

――疑問なんですけど、スイッチが平行になったら電気はどんな状態なんですか?

伊藤:電気が点いている状態でやると点きっぱなしで、消えている状態でやるとなかなか点かない。通電するかしないか微妙なところで止めるという、ちょっとわからないことをしていました。電気が点いちゃったら、「もう1回」ってまたやるという(笑)。

ゆず役の弓木さんは、ワードチョイスがちょっと独特でした。初めてお会いしたときに「私、人見知りなんですけど、どうしたらいいですか?」と言われていて、困惑からのスタートでしたね(笑)。面白い魅力を持たれている方だなという印象ですが、変な行動をしてしまうマンガ家の役なのでキャラに合っていると思います。

愛希さんも弓木さんも「人見知り」と言われていたのですが、僕はそんなこと関係なくその玄関に土足で踏み込んで行ってましたね(笑)。

――伊藤さんが会話を盛り上げる感じで?

伊藤:そんなつもりはなかったのですが、結果としてそんな構図になっていたんじゃないかな。せっかく現場でご一緒させていただくのに、あまり話さず役の上だけというのも寂しいじゃないですか。だからなるべく楽しい時間になったらいいなとは思っていました。

電気のスイッチを平行なところで止める、という行動は一部の人たちにはポピュラーなことなのでしょうか? 読者のみなさんはやったことありますか?(笑)

次回もインタビューは続きます。お楽しみに!

ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』

未恋キービジュアル

(C)カンテレ

【配信】
FODにて配信開始中

【放送】
カンテレ・フジテレビにて放送中
カンテレ 毎週木曜 24:25~24:55
フジテレビ 毎週木曜 26:25~26:55

公式サイト

伊藤健太郎(いとう・けんたろう)
1997年6月30日生まれ、東京都出身。2014年にドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』でデビュー。数多くのドラマや映画で活躍。2023年には映画『静かなるドン』に主演。『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で日本アカデミー賞主演助演男優賞を受賞。NHK大河ドラマ『光る君へ』の出演でも話題を呼んだ。

撮影/黒石あみ 構成・文/斉藤裕子

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