冬の肌不調、「これさえあれば」心強い
怒濤の師走を駆け抜ける疲労感は、当然、肌にも響くもの。赤み、乾燥、ひりつき…「あれ?」と感じたら、それはもう敏感肌のサイン。「なんとかしなきゃ」と焦る気持ちはぐっと抑えて、シンプルかつ丁寧なスキンケアに切り替えて。
今回は洗顔に注目! Q&A形式でポイントをチェック。
教えてくれたのはこのおふたり!
▲トータルビューティアドバイザー・水井真理子さん
肌を見るだけで使っているスキンケアや生活習慣まで見抜く肌のエキスパート。的確なアドバイスで悩みから救われる人が続出。
▲ウォブクリニック中目黒・総院長 髙瀬聡子先生
肌から頭皮まで、幅広いエイジングケア治療に定評のある『ウォブクリニック中目黒』総院長。明快かつシンプルな美容メソッドも人気。
【洗う】〝守る〟ことに専念して
洗う工程は肌への刺激と隣り合わせ。選び方を間違えるとさらなるトラブルを呼び込むことにもなってしまうから、「潤いを残しながら摩擦レスで落とす」ことに焦点を当てて。
Q クレンジングはどのタイプで行うのが理想的ですか?
A 過度な洗浄は火に油! ミルクやジェルで穏やかにオフして
オイルでしっかり落とすのが好きな人も、肌が敏感なときばかりはマイルドに落とすことに徹して。油分が少ないミルクやジェルなら、バリア機能において重要な役割を果たす角質を落としすぎません。
A:シロク FAS ザ クリア クレンジングジェル 180ml ¥5,940
オイルフリータイプで必要な皮脂をキープ。オリジナルの発酵はちみつエキスが、ごわついた肌をなめらかに。
B:ドクターシーラボ クレンジングゲルスーパーセンシティブEX 120g ¥3,135
肌への摩擦を軽減する高弾力ゲルを採用。メイクや皮脂汚れに素早く溶け込みしっかりオフ。
C:ノエビア 80 クレンジングミルク 200ml ¥2,750
自然由来のセラミドやコラーゲンを配合。ナチュラルメイクに最適な穏やかな洗浄力。
D:OSAJI ニュートラル クレンジング ミルク 150g ¥2,970
強い洗浄成分に頼らず、皮脂類似成分で汚れを無理なく浮かせて落とす。
Q ウォータープルーフメイクをオフしたいときはどうすれば…?
A 洗浄力と優しさを兼備したオイルタイプで拭き取りを
メイクの洗い残しも当然肌の刺激になりうるので、しっかりメイクをした日は敏感肌でも使えるオイルで〝部分的〟にオフ。オイルを含ませたコットンで目元や唇を押さえたら、するっと軽く滑らせて。
E:KINS クレンジング オイル 100ml ¥3,278
メイクなじみに優れた植物性オイルにより、潤いを損なうことなく摩擦レスにするんとオフ。W洗顔不要タイプ。
F:SISI アイムユアヒーロー バランサー 230ml ¥3,980
オイルと美容液の二層式。メイクオフ、洗顔、保湿、毛穴ケアの4役を担うだけでなく、ローズマリーの香りがストレスからも解放。
Q W洗顔はNGですか?
A 避けるのがベター。朝洗顔だけに留めて
敏感肌は薄くなった角層を〝育てる〟ことが急務なので、落とすステップは最小限に抑えたいところ。W洗顔不要のクレンジングを選んで1ステップで完了させて。べたつきをすっきりさせたい朝も、ぜひ敏感肌用の洗顔を。
▲コーセー マルホ ファーマ カルテHD モイスチュア ウォッシングフォーム[医薬部外品] 150ml ¥1,320(編集部調べ)
擦らずして毛穴汚れを落とせるキメ細かな泡がワンプッシュで。マイルドなアミノ酸系洗浄成分を採用。
▲カネボウ化粧品 リサージ マイルドクレンジングフォーム (S)150ml ¥2,860
なめらかなハリ肌に洗い上げる美容液成分を配合。
Q 顔を洗う際、お湯の温度も気を付けるべきですか?
A はい! 体温より低めが目安です
熱いお湯は、保湿機能のカギを握る皮脂膜まで奪ってしまう恐れがあるので気を付けて。顔を洗うときは36℃以下のぬるま湯がお約束。
Q 洗い方のポイントは?
A 肌に触れるか触れないかくらいのソフトタッチで労って
アイテム選びと同じくらい気を付けたいのが摩擦をかけない洗い方。肌そのものを擦ることがないよう、必ず泡のクッションを介して手をくるくると動かしながら洗い上げて。
シロク TEL:0120-150-508
ドクターシーラボ TEL:0120-371-217
ノエビアお客さまサービス室 TEL:0120-401-001
オサジ〈OSAJI〉 TEL:0120-977-948
KINS
SISI TEL:03-6555-4575
コーセー マルホ ファーマ TEL:0120-008-873
カネボウ化粧品 TEL:0120-518-520
2025年Oggi1月号「冬の肌不調、『これさえあれば』心強い!」より
撮影/金野圭介 構成/野澤早織
再構成/Oggi.jp編集部