正しい“洗い方”のススメ!
だれにも正しい方法を習うことがないまま、自己流で行っている人も多いクレンジング&洗顔。
実はスキンケアの〝効き〟を左右するとも言われる大事なファーストステップのお手並みを水井さんがチェック。
教えてくれたのは…
【トータルビューティアドバイザー・水井真理子さん】
長年の経験から、肌を見るだけでスキンケアの癖や生活習慣、性格までも言い当ててしまう、〝肌占い〟が美容業界で話題に。気持ちに寄り添った優しいアドバイスに定評あり。
Oggi専属読者モデル・オッジェンヌの肌を水井真理子さんが診断!
オッジェンヌ・有木万美子さん
34歳、普通肌。ふだんのメイクは日焼け止めだけのナチュラル派。そのため、クレンジングは使わずパウダータイプの洗顔料を愛用中。
クレンジングを正しく選べば肌に負担はかからない!
水井:はじめまして。お肌で何か悩んでいることはありますか?
有木:もっと透明感が欲しくて。3か月前からフォトフェイシャルに通っています。
水井:お肌にちょっと赤みが出ているのは美容施術が原因なのかな。洗うときの力も少し強いかも? 特に頬の炎症が強いから、頬ばかり洗っているんじゃないかな。
有木:言われてみれば……おでこやあごを意識して洗ったことなかったです!
水井:そんなこと習わないもんね。自覚がないようだけど、有木さんの肌は少し敏感になって乾燥しているの。
今はクレンジングを使っていないみたいだけど、日焼け止めを洗顔料だけで落とそうと思うと肌を傷めてしまうので、マイルドなミルククレンジングを使ったほうがいいと思うな。
▲カバーマーク|トリートメント クレンジング ミルク 200g ¥3,300
メイクを浮き上がらせ素早くオフできるミルクタイプのクレンジング。
有木:クレンジングのほうが肌に負担をかけると思っていました!
水井:たっぷりの量を使って優しく落とせば大丈夫。洗顔料もくすみをオフできる心強いものがあるから、ぜひ試してみて。
有木:そうなんですね。早速トライします!
▲シロク N organic Bright|ホワイト クリア ジェルウォッシュ 150g ¥3,300
くすみまで洗い流すジェリータイプの朝用洗顔。
洗う動作は力を抜いてストロークを大きめに
<NG>
<OK>
ミルクや洗顔料の泡を額・両頬・鼻先・あごに5点置きしたら、額→鼻まわり→あご→頬の順番に洗っていく。腕の力は抜いて、肌が引っ張られないよう、軽い力で手を大きく動かすのがコツ。
オッジェンヌ・大枝千鶴さん
38歳、乾燥肌。美容好きで話題のコスメは欠かさずチェック。季節の変わり目には乾燥が強く、夏場は毛穴が詰まりやすいのが悩み。
乾燥気味の大人肌にはクリームクレンジングが◎
水井:キメ細かくてきれいなお肌ですね。しっかりケアできているのがわかります。
大枝:本当ですか? スキンケアにはこだわっているのでうれしいです!
水井:一見するとトラブルレスに見えますが、少しお肌が乾燥しているかな?
大枝:そうなんです。最近は乾燥が悩みで。
水井:ふだん使っているクレンジングはオイルですか? スキンケアはビタミン系など、攻めたケアがお好きな感じがします。
大枝:当たりです! レチノールやビタミンCの美容液が好きで取り入れています。
水井:どちらも毛穴に効果があるいい成分ですが、今の大枝さんの肌には強すぎるのかも。部分使いがいいと思います。
大枝:クレンジングはラクに落とせるオイルが好きなんですが、替えるべきですか?
水井:お肌に合っていないわけではないけれど、40代に向けての肌づくりの一環としてクリームにトライしてもいいかも。
▲ポーラ B.A|クレンジングクリーム 130g ¥11,000
濃密なクリームが肌の上でオイルへと変化。潤いを守りながら汚れはすっきりオフ。
大枝:なるほど。洗顔料はどうですか?
水井:クレンジングでしっとりする分、毛穴洗浄効果の高いものを取り入れてみて!
▲エスト|クラリファイイング ジェル ウォッシュ 130g ¥4,950
厚みのあるジェルタイプの洗顔料。
▲花王 ソフィーナiP|リニュー ムース ウォッシュ 200g ¥3,630
高濃度の炭酸泡洗顔料。
クリームクレンジングは温めてゆるめてから顔に塗布する
▲たっぷり
クリームクレンジングを使うときは、ケチらずたっぷりの量を使うのがポイント。手の上で温めながらテクスチャーをゆるめてから顔へ。汚れを浮かせるイメージで優しくマッサージを。
カバーマーク カスタマーセンター〈COVERMARK〉 TEL:0120-117133
シロク〈ADICAL〉 TEL:0120-150-508
ポーラお客さま相談室〈B.A〉 TEL:0120-117111
エスト/花王〈est〉 TEL:0120-165-691
花王〈SOFINA iP〉 TEL:0120-165-691
2024年Oggi6月号「私にぴったりなクレンジング&洗顔料」より
撮影/天日恵美子(人物)、橋口恵佑(静物) ヘア&メイク/永田紫織(nous) 構成/火箱奈央
再構成/Oggi.jp編集部