結婚式はキャッチコピーが命!?
結婚式のキャッチコピーは、新郎新婦の式への想いを伝えるにあたってメッセージ性の高い手段です。
キャッチコピーがキマると、式の印象が洗練され、ゲストに対してどんな想いを込めたセレモニーであるのかが簡潔に伝わりやすくなるでしょう。
結婚式のキャッチコピー【成功例】5選
実際にキャッチコピーを活用して、結婚式を成功へと導いた先輩花嫁さんたちから、当時の話を聞いていきましょう。
♦︎ドレスコードをキャッチコピーに入れた
〜「白とブルーで彩る、ふたりの特別な一日」〜
「統一した世界観のある結婚式にしたかったので、ゲストのドレスコードを設定しました。私たちはガーデンウエディングで、海外映画のような白とブルーの世界を意識していたため『白とブルーで彩る、ふたりの特別な一日』というコピーで、ゲストにドレスコードを提示。ゲストからは、洋服の色に困ることがなく助かったという声だけでなく、色が明示されていることで式のイメージを先に想像しやすく、式に合う洋服のデザインを選ぶのも普段よりわかりやすかったと言ってもらえたのが良かったです。結婚式のテーマカラーを印象付けるにあたって、大成功! でした」(35歳女性/メーカー)
式のメインカラーやサブカラーがキャッチコピーになっていると、ゲストはその色に沿って装いを決められるメリットもありますね。統一感のあるおしゃれな結婚式を予感させます。
♦︎理想の家族像をひと言にまとめた
〜「笑顔あふれる家庭を、ここから始めよう」〜
「私たちは、カジュアルなパーティー形式の披露宴を行いました! 友人たちがパーティーの幹事を引き受けてくれたので、どちらかというと私たちの希望よりも幹事たちが内容をサプライズで決めてくれた部分が大きかったのですが、私たちの理想の家族像を事前にヒアリングしてくれて、私たちのイメージに近いアットホームな披露宴に仕上がっていたのが良かったです。披露宴は温かみを感じる時間で、柔らかなキャッチコピーがあったのも成功の理由だったと思っています」(30歳女性/保育士)
新郎新婦の人柄を想像させるコピーは、式に参列するゲストの心を温かくさせますよね♡
♦︎流行っていた言葉を真似た
〜「二人の愛は無限大∞」〜
「彼がイベント関係の仕事をしていることもあって、披露宴のコピーには彼なりのこだわりがあったみたいです。私はキャッチコピーに関しては特に希望はなく、完全に彼にお任せをしていましたが、彼が考えた3つの最終候補から、最後はふたりで相談して決めました。『二人の愛は無限大∞』というコピーは、カジュアルなパーティーを開きたかった私たちのニーズにも合っていたし、その頃に流行っていた語感でもあったので、満足しています。今でも当時のアルバムを見返すと、その頃のトレンドがよくわかって面白いです。流行りの言葉に寄せておいて良かったなって思います」(37歳女性/ネイリスト)
流行っている語感や言葉を使うと、式のトレンド感が高まりますよね。後からアルバムを見返したときに、その当時の雰囲気がわかりやすいのは、自分たちの歴史の記録としても面白くていいですよね。
♦︎ゲストへの感謝を言葉に表した
〜「感謝の気持ちを込めて、皆さまと過ごす特別な一日にしたい」〜
「私たちの結婚式のテーマは、とにかく“周囲への感謝”でした。結婚が遅かったこともあり、地方在住の家族や親族にも心配をかけてきたし、地元の友人たちも晩婚な私を心配しながら見守ってくれていたところがあるので、結婚式には『ようやく結婚できました!』という安堵感を出したいっていうのもあったんですよね(笑)。自分たちが主役ではなく、ゲストのみなさんが主役の式にしたいっていう想いが強かったから、その想いをそのまま言葉にして招待状にはキャッチコピーとして記載しました」(38歳女性/広報)
周囲への想いを、そのまま文章にしてコピーにする方法もいいですよね♡ ストレートな想いが伝わりやすいでしょう。
♦︎老若男女に伝わるメッセージを考えた
〜「愛と絆のセレモニー」〜
「結婚式には親族を含め、幅広い世代が参列してくださることになっていたので、老若男女に伝わりやすいコピーにこだわりました。凝った言葉にも憧れたんですけど、それだと世代が違う人には伝わりにくいかなっていう気がしたので、オーソドックスな感じの言葉に落ち着きましたね。彼の仕事が堅いこともあって、ゲストの層も同世代よりも目上の人が圧倒的に多かったから、古風な雰囲気のコピーにして大正解でした! 式が和装だったこともあって、伝統的な式を表すのにふさわしい表現だったと思います」(34歳女性/秘書)
トレンドにはこだわらず伝統的な日本語を選ぶことで、古風な式を演出することもできますよね。
「結婚式のキャッチコピー」失敗しない決め方のポイント5つ
結婚式のキャッチコピーは、自由な発想で新郎新婦らしさを表す大切な部分。だけど、あれこれと考えているうちにだんだん頭がこんがらがってしまって、どうやって決めたらいいのか困ってしまう場合も。
失敗しないための決め方のポイントを解説します。
♦︎式の雰囲気に合わせる
キャッチコピーは、和装なのか洋装なのか、立食なのか着席なのか… といった式全体の雰囲気と一致していることが大切です。
ロマンチックなテーマの式には優雅な言葉を、カジュアルなガーデンウェディングにはリラックスした表現を使うことで全体の統一感が生まれます。
♦︎「伝えたいこと」を絞る
キャッチコピーは、短くてインパクトがあるものが理想です。
そのため“何を一番伝えたいのか”を明確にすることが適切なコピーを決めるうえでの大事なポイント。愛の誓い、感謝の気持ち、新しい生活の始まりなど、自分たちにとって大事なものの焦点を絞ることで、心に残るメッセージが浮かびやすいでしょう。
♦︎しっくりくる言葉から選ぶ
キャッチコピーは、新郎新婦たち当事者がしっくりくる言葉を選ぶことが何よりも大切です。
二人らしさが伝わる言葉を使うことで、ゲストにもその気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
流行り言葉やおしゃれな言葉でも、しっくりこない言葉であればふたりのイメージとはやや異なる言葉かもしれません。リラックスした雰囲気で考えてみて、自然に出てきた言葉から取り入れてみましょう。
♦︎書いたときのバランスをチェック
キャッチコピーは招待状やプログラム、ウェルカムボードなどに使われます。
そのため、文字のバランスや見た目の美しさも考慮すると、より満足できるものに仕上がるでしょう。
語感がよくても、文字にしてみると字面のバランスが悪い場合もあります。また使用するフォントによっても印象が変わりやすいので、配置やフォント、色を変えながらバランスを確認していきましょう。
♦︎誰でも意味がわかる言葉にする
キャッチコピーは、シンプルで、誰にでもわかりやすい言葉を選んだほうがスッキリします。
難しい言葉や専門的な表現、外国語の多用は避けて、誰もが直感的に理解できるメッセージを心がけましょう。ゲスト全員が理解し共感できる言葉を選ぶと、結婚式のテーマがより一層際立ちます。
結婚式のキャッチコピーは記憶に残るもの♡
結婚式のキャッチコピーは、当日を華やかに彩る役割だけでなく、あとから思い出を見返したときにも頻繁に目に入るものです。
みんなの記憶に残りやすいものだからこそ、自分たちを表すのにふさわしい素敵な言葉を見つけたいですよね♡
TOP画像/(c)Adobe Stock
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。