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2024.06.14

【観劇レポ】初の漫画原作!劇団四季最新ミュージカル『ゴースト&レディ』に涙してきました

日本演劇界の歴史を紡ぎながら、新しい作品づくりにも積極的に挑んでいる劇団四季。劇団史上、初の漫画原作である最新ミュージカル『ゴースト&レディ』を観劇してきました!

「劇団四季」待望の、新作オリジナルミュージカルがスタート!

現在上演中の劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』。原作は「うしおととら」「からくりサーカス」などで知られる人気漫画家・藤田和日郎の代表作「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。舞台は19世紀のイギリス。近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、イギリス最古の王立劇場に現れるというゴースト・グレイを中心に、史実を織り交ぜて描かれるドラマティックな物語です。

史実を元にデザインされたセットや衣裳も。専用劇場だからこその、スケールの大きさも見どころです。

クリミア戦争時代という、シリアスなテーマでありながら、慈愛や生きる希望、そしてしっかりロマンスも組み込まれ、エンターテインメントとしての要素もたっぷり。ときには勇気をもらい、ときには胸がきゅんと締めつけられる本作ですが、もちろん魅力はストーリーだけではありません!

原作ファンも魅了する、イリュージョンによる斬新演出!

劇中、ところどころでゴーストによる超常現象が起きるのですが、その演出に観客側もびっくり!実は作品には本格的なイリュージョンが組み込まれていて、それがいかにもゴーストが行っているかのように見えるのです。開幕前から、原作ファンの間では「あの世界観を、どう舞台化するの!?」と話題になっていたそうですが、これなら納得ではないでしょうか。イリュージョンとの融合なんて、エンタメとしても最強!ミュージカルって、まだまだ新しい可能性があるんですね。

フローとグレイが、ゴーストに囲まれてます〜。

自立して生きる、芯のある女性像は、Oggi読者にこそ観てほしい

最近の劇団四季作品には、芯のある、意志の強いヒロインが多く登場しますが、本作も同様。最初は未来に絶望していた“お嬢さん”フローが、ゴーストや周りの人々と関わり、絆が生まれていくなかで、困難な時代にもかかわらず、徐々に強い信念をもって自分の道を歩むように。“お嬢さん”からひとりの“自立した女性”へと成長し、理想に向かって生きていく姿は、号泣必至です!Oggi読者なら、共感する場面も多いのではないでしょうか。

クライマックスシーンのひとつ。楽曲も素晴らしく、思わず泣いてしまいます。

ストーリーもわかりやすいので、Oggi読者だけでなく老若男女に刺さるはず。私は原作を読まずに観ましたが、十分感動しましたし、すでに原作をご存じな方も楽しめると思います。11月11日までの期間限定公演なので、未見の方はぜひ、劇場に足を運んでみてください。リアルな舞台でしか味わえない体験が、ここにはあります!

撮影/上原タカシ

【Story】
時は19世紀。舞台はイギリス。ドルーリー・レーン劇場に現れたのは、有名なシアターゴースト・グレイ。芝居をこよなく愛し、裏切りにあって命を落とした元決闘代理人。そんなグレイのもとをひとりの令嬢が訪ね、殺してほしいと懇願する。それは看護の道に強い使命感を抱くも、家族による職業への蔑みと反対にあって生きる意味を見失いかけていたフロー。最初は拒んだグレイだが、絶望の底まで落ちたら殺すという条件で彼女の願いを引き受ける。死を覚悟したことでフローは信念をつらぬく決意をし、グレイとともにスクタリ陸軍の野戦病院へ赴くことに。次第に絆を感じ始めるふたりだったが、そこで待っていたのは劣悪極まる環境と、病院改革に奔走するフローを亡き者にしようと企む軍医の存在。さらにその傍らにはグレイと同じ、あるゴーストの姿が……。

【Information】
日程:公演中〜2024年11月11日(月)※期間限定
会場:J R東日本四季劇場 [秋]
原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」)
演出:スコット・シュワルツ 
脚本・歌詞:高橋知伽江
作詞・編曲:富貴晴美 
音楽監督:鎭守めぐみ 
振付:チェイス・ブロック 
イリュージョン:クリス・フィッシャー

▶︎公式サイト

文/湯口かおり

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