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LOVE

2024.06.11

20代中盤~30代前半の〝もやもや〟の正体は? Oggi世代の「恋愛・結婚」リアルトーク

20代中盤~30代前半にかけて陥りがちな〝幸福低迷期〟と呼ばれる「クォーターライフ・クライシス」について解説。また、Oggi世代の女性3名に等身大の恋愛・結婚についてトークしてもらいました。

だれもが悩む「クォーターライフ・クライシス」とのつきあい方

キャリア、恋愛、結婚、出産―― どうして私たちはこんなにもやもやしなければならないの!? いえいえ、悩んでいるのはあなただけではありません。

25歳を過ぎるとだれしも訪れる「クォーターライフ・クライシス」という幸福低迷期。無理に抜け出そうなんて考えなくていい!上手につきあって、乗り越えていきましょう。

「クォーターライフ・クライシス」とは?

クォーターライフ・クライシス
(c)AdobeStock

20代中盤~30代前半にかけて陥りがちな〝幸福低迷期〟のこと。女性は結婚、出産などのライフイベントと重なり、焦りや不安感を抱く人が多いのだそう。2001年ごろからイギリスなどで浸透し始め、近年は日本でも話題に。

Oggi読者に聞いた「あなたが現在、不安や悩みを感じていることは?」

(複数回答)
お金      ── 67%
仕事・キャリア ── 63%
将来・老後   ── 59%
健康・美容   ── 54%
出産      ── 52%

今、こんなことに“もやもや”しています!

30歳前後は、仕事に、恋に、人間関係にと、全方位に悩みが尽きないお年ごろ。ふだんは心にしまっておく愚痴も弱音も、今日は思いきり吐き出して、みんなで傷をなめ合おう!

話してくれたのは…

女性3人のイラスト

【Aさん(31歳・経営コンサルタント)】
●独身・ひとり暮らし
●交際約半年のパートナーあり
昨年秋、婚活アプリで39歳の彼と出会う。結婚を視野に入れ交際しているが、彼がどう思っているか核心に迫れていない。出産はキャリアとの兼ね合いを考え30代半ばを希望。

「結婚って、なんのためにするんでしたっけ? わからなくなってきました」(Aさん)

【Bさん(34歳・医療)】
●独身・実家暮らし
●パートナーなし
5年間交際し、結婚も考えた彼からお金を無心され別れ話に発展、フリーになって1か月。別れたことに後悔はないが、出産のリミットを考えてパートナー探しと結婚を焦る日々。

「5年つきあった彼と、先月別れたばかり。子供が欲しいから少しでも早く結婚しないと…!」(Bさん)

【Cさん(32歳・IT)】
●独身・実家暮らし
●交際約2年のパートナーあり
年上の彼と遠距離恋愛中。お互い結婚に積極的ではなく、それぞれの生活を大切にしつつ、たまに行き来する今の関係が心地よい。いずれは一緒に住むというビジョンも。

「パートナーは欲しい! でも、子供を持つ夢も結婚願望もなし。…私、社会に貢献できてない⁉」(Cさん)

「恋愛・結婚」座談会

30代が中心のOggi世代の悩みとして欠かせない内容といえばやっぱり、恋愛・結婚にまつわるエトセトラ。それぞれの理想や主張はありつつも、揺れる思いを語っていただきます。

――クォーターライフ・クライシスという言葉は知っていましたか?

A:知らなかったです。

B:私はなんとなく聞いたことがあるっていう程度。今回のお話をいただいてからググりました(笑)。

C:私も。調べてみて「みんな同じような悩みを抱えてるんだな」って。

悩む女性
(c)AdobeStock

――今回は恋愛観や結婚観が異なる3人に集まっていただきましたが、30歳前後になってパートナー選びの基準や結婚への意識は変わりましたか?

A:年々条件がわがままになっている気がします(苦笑)。仕事が忙しいので、自宅から30分以内の距離に住んでいる人、ケンカしたときに話し合える人じゃないとイヤとか。

昔はこじれると「じゃあ別れるか」で済ませてたので。今の彼とはつきあって半年。婚活アプリで出会ったので結婚の意思はあるんだろうと思い、そろそろ話を切り出そうかな…という段階です。

B:私は先月、5年つきあった彼と別れたばかり。別れた翌日に婚活アプリに登録して、もうすぐデートの予定。

C:切り替え早くてかっこいい(笑)。30歳前後の5年って大きいのに…。

B:彼と出会ったころは、周りが結婚・出産ラッシュで。結婚したい! って猛アピールしたんですけど、彼は「何をそんなに焦ってんの」とのらりくらり。ダラダラ関係を続けて5年、ついに「将来どうする?」と話して言われた言葉が「お金貸して」。

A・C:え! そのタイミングで⁉

B:もうガックリ。この5年はなんだったのと。もともと金銭感覚がルーズだなとは感じていて、相手もたぶん、だいぶ前から困ってたんだと思います。それが結婚の話で観念したんじゃないかな。サーッと冷めた(笑)。

不満のある女性

――Cさんは結婚願望がないとのことですが、何か理由があるんですか?

C:20代前半のころはあったんですよ。就職したばかりで収入も少ないし忙しいし、結婚したほうが安定するのかな、って。でも今はキャリアも積んで経済的に自立しているし、子供も望んでいないので、別にしなくてもいいか、と。

恋愛するパートナーは欲しいけど、精神的にも経済的にも依存し合わない関係が理想ですね。老後資金も自分で用意するつもり。

A:それ、ちょっとわかります。私も今、結婚の目的が迷子になっていて。昔は単純に〝結婚=幸せ〟と思っていたけど、仕事も楽しいし、独身の今でも幸せだし、結婚しても大変なことはあるだろうし。

いずれ子供が欲しいけど、出産のために結婚するのか? じゃあ結婚の意味って⁉ と堂々巡り。

考える女性
(c)AdobeStock

B:出産はリミットもありますしね。

A:婚活アプリは「子供を望む」というチェック欄があるじゃないですか。彼もチェックしていたから、話が進めば早いのかもしれないけど。でもキャリアを考えると産むのはもう少し先で…とか、考え始めるとキリがない。

B:私が結婚したい理由はまさに子供が欲しいから。30代後半までにはなんとか…と焦っています。女性に生まれたからには産んでみたい、両親を喜ばせたい、という気持ちがありますね。

C:それで言うと子供を望まない私は少し後ろめたさがあって。恋愛したい、キャリアを積みたい、老後のお金を貯めたい、って、全部自分のことばかりで、社会の役に立てていない気がして。

だから今は甥っ子・姪っ子のサポートをしたり、ボランティアに挑戦してみようかな…と模索中。何年か先に心変わりする可能性はありますが…。

B:私も今は突っ走ってるけど、結婚できる保証なんてないし。次の相手選びは失敗したくないから、早めに『ギャンブルとかしていらっしゃいます~?』って聞こうとは思っています。

A:敬語で聞く内容じゃない(笑)。結論としては「決まった答えはない」ってことなんですかね(苦笑)。

驚く女性
(c)AdobeStock

――ひと昔前は「結婚して一人前」みたいな時代もあったわけで。結婚も出産も自分で選択できる時代が来たということでは。…って無理やり前向きに締めようとしてますが(笑)。

C:それはそうかもしれない。

A:自由だから悩んでいるのかな。

B:悩んでもしょうがないのはわかってる。けど、悩むんだよねえ~。

2024年Oggi7月号「悩んで上等!これが働く私の生きる道」より
イラスト/Saki Morinaga 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン) 
再構成/Oggi.jp編集部



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