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LIFESTYLE

2024.03.06

【賀来賢人さんインタビュー】30代は仕事がますます面白くなる時期、フットワーク軽く動けるとき

「全編iPhoneで撮影されたショートムービー」という斬新なプロジェクトを、主演の賀来賢人さんが振り返ります。Oggi読者向けに自身の「30代観」も語ってくださいました。

うまくいかないことがあっても、あれでよかったんだと、納得する

3月6日にリリースされた iPhoneのみを使って写真や映像を撮影する「iPhoneで撮影 − Shot on iPhone 」のショートムービー『ミッドナイト』(監督・三池崇史、原作・手塚治虫)が公開されました。はぐれ者のタクシードライバーを演じるのは賀来賢人さん。深夜だけのドライバーなので通称「ミッドナイト」、素性は謎に包まれています。

そんな人物「ミッドナイト」は、賀来さんにはどのように映っていたのでしょうか。

賀来賢人さん

ショートムービーながら
原作の世界観をリアルに再現

「とてもミステリアスで、キザなところも多い。実はその背景にいろんなものを背負っているけれど、それだけに人間味もある。ショートムービーでは、まだその一端しか見せられていませんが、それでも彼の魅力、原作の世界観は十分に出ていると思います。

僕にとってショートムービーはほぼ初めての体験です。『ミッドナイト』は短い時間の中で、いろんな内容が凝縮されて、撮影時間が濃密なら出来上がった映像も濃密。十数分でありながら、見終わったあとの満足感もあります」

映画「ミッドナイト」

この世界観を実現させたのが、「iPhone 15 Pro Max」でした。撮影は全編とおしてiPhone 15 Pro Maxで撮影され、その機能( シネマティックモード、アクションモード、光が足りないところでも鮮やかに撮れるカメラや、iPhone 15 Pro Maxに搭載された離れた距離からの接写に最適な5倍の望遠ズームなど)をフル活用。大型カメラでは不可能な場所やアングルにまで入り込み、臨場感たっぷりに仕上がった本作は、映画さながらの大迫力です。

映画「ミッドナイト」撮影風景

「仕上がりのクオリティはもちろん、何より三池崇史監督をはじめみんなが“新しいこと”にワクワクしていました。夜の新宿・歌舞伎町で撮影できるということも貴重な体験だし、どことなく自主映画のような空気感もありました。それでも、セットを見たときはこんな高レベルのものがつくれるんだと感心したりも。決して海外の真似ではなく、日本ならではのエネルギーのようなものを感じられる。そんな作品です」

賀来賢人さん

思いが宿った作品には
パワーがある

俳優デビューから約25年。シリアスなものからコメディまで、歴史ものから『ミッドナイト』のような近未来を感じさせるものまで、役の幅は広がり続けています。

「この仕事をしていてよかったと思うのは、見た人から『人生が変わった』『とてもよかった』という言葉を聞いたとき。限られた時間のなかで、人の感性をどこまで動かすことができるか。僕たちは日々それを考えていて、その思いが宿った作品には、やっぱり人の気持ちを動かすパワーがある。これこそ、エンタメの力なんだろうと思います」

そんなエンタメへの思いは、キャリアを積むほどに大きくなっているという賀来さん。現在34歳。賀来さんのキャリアにとって、30代はどんな意味をもっているのでしょうか。

「ある程度経験を積んできて、仕事として面白くなる時期。そしてフットワーク軽く動けるときが、30代だと思います。もともとフットワークはいいほうだけれど、やりたいこと・ワクワクすることを見つけるまでに、割と時間がかかるタイプです。そして、しっかり納得できてから始める。残りの30代では、その対象を探しながらもチャレンジを続けていくことが課題です」

賀来賢人さん

それを支えるのが、賀来さんのメンタルの強さ。

「うまくいかないことがあっても、たぶん自分ではそう思っていない(笑)。自分なりにうまくいったことを探して、あれでよかったんだと、納得する。よく言えばポジティブだしメンタル強者。言い方を変えれば傲慢?…と思えなくもありませんけど。

でも、それがあるから続けていける。人のために何かしてあげたいと思える。どんなときでも自分のいいところを探す方法、みなさんにもおすすめしますよ」

自分を評価するのは自分。責任をもつのも自分。そうした思いが、人への優しさにもつながる。賀来さんのそんなお仕事論は、タクシードライバーのミッドナイトにも通じるものがありそうな…? では最後に、賀来賢人さんがもし(ミッドナイトと同じ)タクシードライバーだったら、どんなことをしてみたい?

「お客さんとしゃべらないタクシー。なんて、どうだろう? そしてもちろん、安全運転です! ミッドナイトみたいにお客さんの素性を察知するみたいな能力はないけれど、人を見る目はまあまああるほうじゃないかと思っています」

>賀来賢人さんが語る「家族とのコミュニケーション」はDomaniで

賀来賢人さん

【おまけ/賀来賢人さんへiPhoneにまつわるQ&A】

Q:よく使うアプリは?
A:やっぱり メッセージ系が多いです。

Q:iPhoneカバーは何を使っている?
A:カバーにファスナーがついているやつ。小物を入れています。

Q:iPhoneで「こんなことができたらいいな」は?
A:世界同時通訳!

>さらなるQ&Aは、Domaniで

賀来賢人
かく・けんと/1989年7月3日生まれ、東京都出身。2007年に「神童」で俳優デビューし、映画・テレビドラマ・舞台で活躍する。主な出演映画には「銀色の雨」「森山中教習所」「斉木楠雄のΨ難」「ちはやふる -結び-」「AI崩壊」がある。ドラマでは「今日から俺は!!」「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」「死にたい夜にかぎって」などで主演を務めた。2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」、2015年には大河ドラマ「花燃ゆ」に出演。近年の作品に映画「ちはやふる -結び-」「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」「新解釈・三國志」「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」や、ドラマ「今日から俺は!!」「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」「死にたい夜に限って」などがある。主演・原案を担うNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」配信中。


『ミッドナイト』
配信先:Apple Japan、YouTube ほか
監督:三池崇史
脚本:渡辺雄介
出演:賀来賢人(ミッドナイト役)、加藤小夏(カエデ役)、小澤征悦(殺し屋役)
原作:手塚治虫『ミッドナイト

映画「ミッドナイト」

●ストーリー
舞台は夜の東京。夜にしか現れないのもぐりのタクシードライバー「ミッドナイト」は、デコトラを運転していた少女「カエデ」と出会う。カエデがとある事情でライバル会社に命を狙われていることを知ったミッドナイトは、彼女の逃亡に手を貸すことに。ネオン街を駆け抜け、「第5の車輪」を持つ改造タクシーでのカーチェイスを繰り広げる。

●原作『ミッドナイト』とは
1986年5月から1987年9月に手掛けられ、手塚治虫さん最後の週刊誌連載作品でありながら、これまで映像化されていなかった隠れた名作。
「夜はいろいろな顔を持っている。その顔をひとつひとつのぞいていく男がいる。その名をミッドナイト」というプロローグで始まるこの物語は、深夜の街を走る無免許のタクシードライバー「ミッドナイト」が出会う、奇妙な乗客の姿を描いたサスペンスドラマ。ネオン輝く東京の街を、どんな道でも走ることができる「第5の車輪」を搭載した特別仕様のタクシーで駆け抜け、困難を乗り越える。

iPhone 15 Proで撮影した『ミッドナイト』映像はこちら

『ミッドナイト』撮影のビハインド映像はこちら


撮影/中田陽子
スタイリスト/小林 新
ヘアメイク/西岡 達也
構成/南 ゆかり

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