節約しながら美容を楽しむ! が主流に
節約を意識する影響で、今までのようにコスメを買うことができなくなった! という声も聞こえてくる昨今。しかし美容を諦めるのではなく、節約を心がけつつも美容を楽しむ女性も少なくありません。
限られた予算を有効に使うべく、これまでよりも吟味してお買い物を楽しんでいる人も増えているのではないでしょうか。ここ1年間で以前よりも「買わなくなったコスメ」を見ていきましょう!
3位:マスカラ
3位は「マスカラ」でした。
これまではいろんな色のマスカラを揃えていた人でも、今はよく使うものだけに絞っているなどの工夫を取り入れている様子。
「カラーマスカラよりもブラックやブラウンなど、使いやすい色だけ買うようになった」(33歳女性)、「以前はカールタイプ、ロングタイプなどいろんな種類を買っていたけれど、使い切れずに捨てたこともあるから、今は本当に使うものだけ買っている」(36歳女性)といった現実が見えてきました。
2位:ファンデーション
2位は「ファンデーション」です。
リモートだけでなくリアルで人と会う機会も増えているだけに、以前よりも使う頻度は上がっていそうですが、ここ1年間で「買わなくなったコスメ」の上位に入りました。
「今まではリキッドとかクリームとかクッションとか、お気に入りブランドで新作が出るたびに買っていたけれど、結局使い切れない。今はリキッドしか買わなくなった」(38歳女性)、「前は色をミックスして使うなどこだわっていたけれど、節約のために1色だけ買うようになりました」(33歳女性)といった実情がありました。
1位:口紅
1位は「口紅」です。
マスクレスなシーンが増えているものの、口紅を以前よりも使わなくなっている人は多いのかもしれません。
「前は少しでも気になる色があったら買っていたけれど、最近は似合うとわかっている色だけ」(34歳女性)、「コロナ禍から口紅熱が冷めたのか、マスクを外すようになった今も口紅をあまり買っていない」(32歳女性)などの声がありました。
コロナ禍で口紅を使わなかったことが、コロナ禍が明けたここ1年の消費スタイルにも影響していそうですね。
今回の結果をグラフで見てみると…
4位は「アイシャドウ」、5位は「シートマスク」でした。1位の「口紅」がダントツの得票だったことが特徴的です。
1年前よりも買わなくなっている背景には、節約志向を通じて、自分が本当に必要なコスメを見極めるようになった実態もあるかも…。
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新しいコスメを手に入れたときには、コスメフリークではなくてもワクワクするもの。けれど今は、1年前と比べてコスメへの出費を抑えているという女性が決して少なくないよう。
これまでならトレンドコスメは「まずは買う!」と即買いしていた人でも、今は自分がよく使うコスメを吟味して、きちんと使い切るように意識する傾向も強いのかもしれません。
【調査概要】
調査方法:2023年12月にOggi.jp編集部にてテーマと設問を設定し、Oggiのメルマガ会員にアンケートを行い、その結果を集計したものです。
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構成・文/並木まき
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