長崎から世界へ! 入手困難3か月待ち、「五島つばき蒸溜所」とは?
みなさんは、長崎・五島市にある「五島つばき蒸溜所」をご存じでしょうか。
五島列島福江島の蒸溜所で、クラフトジン「GOTOGIN(ゴトジン)」を生産・販売している会社で、お酒好きの方や流行感度の高い方の間で特に話題となり注文が殺到。入手困難なクラフトジンは現在3か月待ちと大人気なんです。
長崎から世界に誇るジャパニーズ・クラフテッド・ジンを目指す「五島つばき蒸溜所」。本記事では「五島つばき蒸溜所」がつくるクラフトジンの魅力や蒸溜所の想い、そして2024年1月16日(火)から販売される大注目のジン、数量限定の「GOTOGIN the cacao」についてご紹介します。
五島つばき蒸溜所が目指す「風土に根ざしたお酒づくり」
「五島つばき蒸溜所」が目指すのは、「風土に根ざした物語」のあるお酒づくりです。
大手酒類メーカーでお酒をつくり続けてきた方々が、「お酒が物語を失い、豊かでなくなっているのではないか」という疑問を抱き、長崎・五島でもう一度お酒の夢にかけてみようという挑戦から始めた会社です。
「五島だからこそつくれるお酒をつくりたい」という想いから生まれた「五島つばき蒸溜所」は、2023年12月でちょうど創業1周年を迎えます。
17種類のボタニカルから生まれたクラフトジン「GOTOGIN」
クラフトジン「GOTOGIN」は、ジンでは珍しい「ブレンド」にこだわっているのも特徴のひとつ。17種類ものボタニカルからひとつひとつ細やかに蒸溜された20を超える原酒をブレンドし、複雑で多様性があり、それでいてしっかりとひとつにまとまったアロマが生み出されています。
17種類のボタニカルは、素材ごとに、実の割り方、漬け込むアルコール度数、カッティングポイントなども異なるそうです。まさに職人…!
その中でもキーボタニカルとなるのは、島のシンボルでもある「椿」の実。タネを蒸溜することで、まるで島の自然と暮らしを表現するような、深くてやさしい味わいが生まれます。そのアロマの香りを引き出すために、蒸溜所の裏山から湧き出る自然の水を椿の炭で濾過した「超軟水」が使用されているのも特徴です。
お酒づくりに真摯に向き合う姿勢から生まれた「GOTOGIN」。まさに“島の風景のようなアロマ”に、多くの人々が魅了されています。
「GOTOGIN」の美しいガラス瓶にも注目
「GOTOGIN」は、その美しいガラス瓶にも注目です。
ジンの複雑なアロマを椿の花で包み込むというコンセプトでデザインされたきめ細やかなボトルは、製びんメーカーの職人が100日以上の時間をかけて実現させた、こだわりの逸品です。瓶の色には、蒸溜所の目の前にある海の、美しいエメラルドグリーンが表現されています。
2023年3月には、日本ガラスびん協会が主催する「第19回ガラスびんアワード2023」において最優秀賞を受賞。デザイン性はもちろん、優れた機能性や環境対応も評価されています。
今冬、2,000本限定で「GOTOGIN the cacao」が登場
そんな「五島つばき蒸溜所」より、2024年1月16日(火)、チョコレートの美味しさをジンで表現した新商品「GOTOGIN the cacao(ゴトジン・ザ・カカオ)」が数量限定で登場します。
香り、味ともに豊かなペルー産の希少な原種、クリオロ種のカカオ豆のみを使用したクラフトジン。蒸気蒸留と浸漬蒸留の2つの製法でつくった原酒をブレンドすることで、その香りと味を実現しています。
フルーティで香ばしい豊かなチョコレートの香りと甘い口当たり、その後に続くほろ苦い味わいと後味が特徴です。砂糖や甘味料は不使用なため、素材そのものの美味しさを楽しめます。
「GOTOGIN the cacao」は、2,000本限定で、公式オンラインショップ、百貨店、酒販店などでの販売が予定されています。お酒好きの方へのバレンタインプレゼントにも素敵ですね。
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「私たちの夢は、この世界のどこかにいる『だれか』を幸せにする、物語にみちた、お酒本来の豊かさをもつお酒をつくることです」と、蒸溜所のスタッフは語ります。
ご自分で楽しむために手に取るのはもちろん、大切な方への贈り物にも好適なクラフトジン。ぜひまずは「五島つばき蒸溜所」の想いを知り、「GOTOGIN」や「GOTOGIN the cacao」の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
五島つばき蒸溜所
所在地:長崎県五島市戸岐町1223-5