「推し」へのやきもち、〝器大きい〟アピールも正直面倒!?
▲ひまりさん（仮名・ヨガインストラクター・28歳）
航空会社に勤務中、コロナ禍でヨガインストラクターに転身。現在は多くのレッスンを受けもつ売れっ子。札幌出身で北海道日本ハムファイターズの大ファン。
▲陸くん（仮名・広告代理店勤務・32歳）
東京都出身。大学卒業後、憧れの企業に就職し、クリエイティブ職に就く。趣味はオンラインゲームとネトフリドラマ鑑賞という、生粋のインドア派。
みんな大好き・大谷翔平に対抗心を燃やす理系男子の彼
彼とのメール、こっそり公開しちゃいます
推しに対して彼氏がやきもちを焼くというのは、私もたまに見聞きしますが、外野から見れば微笑ましい、というか、端的にいうとバカみたいで(笑)。要はおのろけ。「はい、ごちそうさまでした」案件なのですが、今月のネタ提供者・ひまりさんの場合、ちょっと深刻だそうで。
「私は日本ハムファイターズ時代からずっと大谷くんを応援しているファンで、にわかではないという誇りがあります(笑)」
うんうん、わかる。私も大好き。きっとみんな大好き。しかし、「推しへの愛」と現実はまったく違うし、よりによって相手が大谷くんなら、やきもちのやきようもないと思うんだけど。
「ですよね(笑)。でも、今年のWBCあたりから、一緒にニュースを見ていて大谷くんの話題になると、不機嫌になるようになって。最初こそ、ちょっとかわいいとか思っていましたが、どんどん悪化していて、正直面倒です」
その割には大谷くんのクリアファイルをもらってきてくれたりして、なんだかいじらしい(笑)。
「そうしてたまに〝器大きい〟アピールしてくるんですよ」
そんな陸くんに、最近大きな変化があったそうで。
「スポーツとは無縁でやせている陸くんが、なんと！ チョコザップに入って、コソ練始めたみたいなんです(笑)」
チョコザップというところがなんか、ちょっとかわいい(笑)。
「でも陸くんの体型もきらいじゃないし、そのままでいいのに」
陸くんは陸くんのよさがあるのだから、私からはひと言。憧れるのをやめましょう。
2023年Oggi10月号「メール内男心連絡網」より
文／岡村佳代 イラスト／平松昭子
再構成／Oggi.jp編集部
▶︎あわせて読みたい
岡村佳代（おかむら・かよ）
文筆家、ときどきメール内「男心」研究家。この連載を愛読してくださっている女子たちと、ここに晒されるとは知らず面白メールをしたためてきた男性たちのお陰でしぶとく続くこのコラム。ネタは→のアドレスまで、絶賛募集中です♡ oggi@shogakukan.co.jp
