きれいめシンプル派がこだわるべきは、「眉と髪」
暑さが厳しくなるこれからの季節、きれいめシンプル派がこだわるべきは、「眉と髪」。 きれいめシンプルなおしゃれを知り尽くした人気ヘア&メイク・笹本恭平さんに、夏の眉メイクを教えていただきました。
ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さん
各誌で引っ張りだこの人気アーティスト。「働く女性にふさわしいおしゃれ」をヘアメイクの視点で常に追求。一本筋の通った明確な理論で、信頼も厚い。
眉はリキッドをメインにして“透け”と“抜け”と“持ち”をかなえる
ニット¥17,600(デミルクス ビームス 新宿〈デミルクス ビームス〉)
「夏の眉で意識すべきは、軽さ。特にマスクが取れ、リップメイクも復活した今、涼感的にもパーツバランス的にも、眉の存在感は80%くらいがちょうどいい。
形や色を大きく変える必要はありませんが、使うアイテムをぜひアップデートしてみてください。ペンシルの代わりに、夏の眉メイクに取り入れてほしいのはリキッド。
独特の透ける発色と密着感で、軽やかなのにくずれない。理想の眉がかないます」(笹本)
目指すはこの眉!
リキッド特有の極細線で毛を一本一本植えるように描くことで、“描きました感”がゼロの仕上がりに。形はべーシックなのに、アイテムを変えるだけで、こんなに違う!
使用アイテム
A:カネボウ化粧品 ルナソル|スムースクリアパウダー ¥5,500
余分な皮脂を吸着して化粧くずれを予防。無色で眉メイクに影響しない。
B:カネボウ化粧品 ケイト|デザイニングアイブロウ3D(デュアルカラー) EX-6 ¥1,430(編集部調べ・限定)
5色をブレンドすることで自分色がつくれる。
C:アディクション|アイブロウリキッド マイクロ 002 ¥2,750
擦れや汗・皮脂に強いロングラスティング処方。のっぺりしない透ける発色。
D:かならぼ フジコ|マジカルアイブロウカラー 01 ¥1,408
角度のついたブラシが眉毛をしっかりキャッチして、全体にきれいに塗れる。
How to
1. フェイスパウダーでメイク前のベースづくり
Aを小ぶりのブラシに取り、眉全体にのせます。メイク前に余分な油分を抑えて肌をサラサラの状態にしておくことで、パウダーやリキッドの発色と持ちが大幅にアップ。
2. アイブロウパウダーで淡い影を仕込む
Bの左側下2色を混ぜたら、眉頭を外して眉尻まで色をのせる。2ストローク目で眉頭を軽くなぞりながら、そのままノーズシャドウを。ここに陰影があると、軽めの透け眉でも顔がのっぺりしない
3. 筆を立てるようにしてリキッドで毛を描く
Cのリキッドで毛を植えるように極細の線を一本一本描いていく。このときに筆を寝かせると線が太くなり繊細に描けないので、筆は立て気味にするのがポイント。
4. 毛流れを意識しながら、7割を仕上げる
地毛がなく薄い部分を中心に、眉頭から眉尻までまんべんなく“リキッドで線を描く”を繰り返し、7割がた眉を仕上げる。自眉の毛流れをしっかり見極め、それに合わせて描くのがリアルに見せるコツ。
5. マスカラで地毛とリキッドの色を合わせる
Dのマスカラを軽くティッシュオフしてから、眉全体に塗る。毛流れに逆らうようにブラシを動かした後、毛流れに沿って毛並みを整える。マスカラで地毛を明るくすることで、リキッドで描いた線がよりなじむ。
●掲載した商品の価格はすべて、税込価格です。
2023年Oggi8月号「『透け眉』と『ひとつ結び』で真夏のおしゃれは垢抜ける!」より
撮影/三瓶康友(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) スタイリスト/兵藤千尋 モデル/朝比奈 彩(Oggi専属) 構成/杉浦由佳子
再構成/Oggi.jp編集部