大人も楽しめる展覧会『NEO 月でくらす展』が大盛況!
アポロ11号の月面着陸から半世紀以上が経った2023年。日本の民間宇宙ベンチャー「ispace」が月面着陸に挑戦するなど、世界各国で月面探索プロジェクトが本格化。月の開発に再び注目が集まっています。
そんな中、お台場で開催されている特別展『NEO 月でくらす展』では2040年の月面基地生活を体験できるとあって、現在大賑わい。子供はもちろん、大人もワクワクできると大評判なんです!
今回は「生きているうちに、絶対1度は訪れたい!」と、宇宙での生活にひと一倍想いをはせる専属モデル・滝沢カレンと一緒に本展覧会を回ってきたので、その様子をレポートしていきます!
搭乗口をくぐって、いざ月へ出発!
東京・お台場の日本科学未来館にて開催中の特別展『NEO 月でくらす展~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~』。会場に入ると、そこはまるで宇宙に出発する宇宙船の空港!
手荷物検査では、サンドイッチや納豆など持ち込みNGの食材が記載されていたり、トイレの方法や宇宙酔いについてのインフォメーションがあったりと、細かい部分まで抜かりなし! さらに本格的な搭乗アナウンスで、気分はすっかり月旅行! 「それでは、行ってきます~」
実はカレンちゃん、小さいころから家には宇宙にまつわる本や図鑑がたくさん並び、誕生日には天体望遠鏡をプレゼントされるなど、正真正銘の宇宙好き! この展覧会を誰よりも楽しみにしていたんだとか。(そのため、この日は終始ほころび顔なのでした♡)
月面ではこんな生活が待っている!? 想像膨らむ展示や体験が盛りだくさん♡
今回、特別に展示を案内してくださったのは本展覧会の監修を務めた、惑星地質学者の佐伯和人先生。小型月着陸実証機SLIM、月極域探査機LUPEX両計画の地質観測分光カメラを開発したチームのリーダーを務める、すごい方なんです! 「なんでも質問して大丈夫ですか?」と、カレンちゃんもワクワクが止まりません。
月面コンビニ
最初に現れたのは、月でくらすために必要な衣類や化粧品、宇宙食などが並んだ『月面コンビニ』。ほとんどが架空の商品ではあるものの、実際に日本の企業が開発・構想したものがずらり。
もしカレンちゃんが月面コンビニで商品を販売するなら?
「月の長い1日を利用して、ずっとずっと同じ年で生きていける〝時間〟を作りたい!」と、宇宙以上に壮大なアイディアが(笑)。
月面食堂
その隣にあるのは2040年の月面基地内の食堂をイメージした『月面食堂』。レタスやトマト、イチゴや米など月で栽培予定の食材がどうやって育ち、どのように調理するかを学ぶことができます。
「限られた食材だからこそ、レシピを考えるのが楽しそう」とカレンちゃんのひと言に、「月産食材でつくる『カレンの台所』をぜひ宇宙で発売してください」と佐伯先生から直々オファー。カレンちゃんの夢がまたひとつ広がりました(笑)。
もしも1/6の低重力で調理をしたら…? 高く舞うチャーハンの前で写真が撮れたり、とユニークなフォトスポットも大充実♡
月面管制室
『月面管制室』ゾーンでは、〝隕石回収ミッション〟に挑戦! 月面ローバーを遠隔操作して、月面に転がっている隕石を回収していきます。希少性の高い隕石を見つけたらラッキー!
「この隕石、お土産に地球に持って帰りたい」とカレンちゃんボソリ。
基地の外へ飛び出して『月面ゾーン』へ!
月面重力を体験
本展覧会の大目玉は月面重力を体験できるコーナー。ハーネス付きの宇宙服に着替えると「ちょっと怖いんですけど… コレってやらないとダメですよね? …いや、こんなところでくじけていたら宇宙どころか月にも行けない… それはまずいので… 頑張ります!」と、必死の自問自答を繰り広げた末、いざ挑戦。
少しジャンプしただけで、予想以上の高さまで飛べて、びっくり! 途中からコツを掴んだのか、「少し足を閉じて~」「手を挙げて~」などのこちらのリクエストに応える余裕も生まれ… これは、宇宙でもモデルができちゃうかも!?
変形型月面ロボット「SORA-Q」
佐伯先生が開発に関わった月着陸実証機SLIMに乗って、実際に月に行く予定の変形型月面ロボット「SORA-Q」(シルバーのロボット)。それをスマホで操縦し、月面探査機を撮影しに行くというミッションも。SORA-Qは実際の大きさ&動きなので、本当に月でのミッションにチャレンジしているみたい!
着陸船の模型やフォトスペースも
その他にも、宇宙ベンチャー「ispace」の月面着陸挑戦にも使用された月着陸船や、月面探査車の実寸大模型も展示。…迫力あります!
月面ゾーンにもたくさんのフォトスペースが! とっても重たそうな宇宙服のレプリカから顔を出して、宇宙飛行士になりきっちゃおう♡
これまで出てきた月の疑問は『月面ラボ』で回収!
『月面ラボ』コーナーでは、月でくらすためのエネルギー開発や、地質の研究など、さまざまな情報がとても分かりやすくまとめられています。
「宇宙のことを全部知ろうとしたらあと何年くらいかかりますか?」「月の資源を使ったら、宇宙の性質が変わったりしないんですか?」と、カレンちゃんも先生への質問が止まりません(笑)。
月の砂〝レゴリス〟
月面の砂〝レゴリス〟を模したものを手袋越しに触った際には「これは… 片栗粉じゃないですよね?」とひと言。月では、このレゴリスを固めてお皿をつくるなど、資源として活用するんだとか。
この他にもたくさんの魅力的な展示がありますが、今回の潜入はここまで。
「2040年って意外とあっという間。こんな新しい体験が目の前に待っていると思うとわくわく&そわそわが止まりません! 今回、佐伯先生とお話しをしていちばん印象的だったのは『地球みたいな星が銀河系だけで100個以上あって、そこには人間みたいな生物がたくさん存在しているのではないか』。
実は私も昔から絶対そうである!と思って生きてきたので、研究している人と意見が一致して本当にうれしかったです。
と同時に、絶対に月・宇宙に行かなくては、という気持ちになりました。そのためには自分なりにもっと情報を集めて、宇宙に旅立つエネルギーにしていきたい! あとは、宇宙に行くお金を溜めて、長生きもしなくっちゃ! 新しい目標ができました!」と高揚しながら語っていたカレンちゃん。
今回の展示が現実となる日が待ち遠しいですね。ぜひみなさんも、日本科学未来館に遊びに行ってみてください。
* * *
特別展「NEO 月でくらす展 〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ!〜」
会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6) 1階 企画展示ゾーン
期間:2023年9月3日(日)まで
休館日:火曜日(ただし、5/2、7/25〜8/29の火曜日は開館)
時間:平日10:00〜15:00(ただし、7/19〜9/1は17:00まで)
土日祝10:00〜17:00(入場は閉場時間の30分前まで)
料金 :大人(19歳以上)¥2,400、小学生以上¥1,700、未就学児(4歳以上)¥1,100、3歳以下は無料(常設展も入場可、ドームシアターは別料金、要予約。月面重力体験は別料金¥500となります)
※月面重力体験には、年齢・身長・体重制限がありますので事前に公式サイトをご確認ください。
* * *
撮影/須藤敬一 スタイリスト/川上さやか ヘア&メイク/神戸春美 モデル/滝沢カレン(Oggi専属) 構成/大椙麻未
オールインワン¥55,000(フィルム〈ダブルスタンダードクロージング〉) その他/スタイリスト私物
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。