女性の成功を阻む社会と恋人… ゆみにゃんの失敗から学ぶ現実に打ち勝つ力
私の人生は失敗の連続でした。
それは女性が社会で活躍するために避けては通れない道かもしれません。女性は生きにくいと感じているあなたは、ぜひ私の失敗を反面教師に、現実に打ち勝つ力をつけてください。
私が新入社員で就職した会社はゲーム会社だったこともあり、男性中心に世界が構成されていました。その会社のゲームが大好きだった私は、憧れの会社に入れて嬉しかったのに、周りからは浮いていたようです。オタク要素が薄く、見た目がギャルだったことから「リア充爆発しろ」と入社当時から言われることも…。私は2ch用語がわからず「爆発って何をすればいいんですか？」と真面目に聞いていました。
そんな私を可愛がってくれる人もたくさんいましたが、嫌悪感を抱いている人もいて「女には仕事を任せられない」「なぜ女のくせに大卒だからというだけで専門卒よりも給料がいいんだ」「あいつにゲームがわかるはずがない」という話が耳に入ることも…。
それでも仕事内容は楽しく、言われるがまま月170時間以上の残業をこなしていました。隣の会社で過酷な労働による自殺者が出たと聞いて、「うちはまだマシね〜」なんて思っていました。
しかし人間の体はそんなに丈夫ではありません。
ある日、指導係だった先輩が先に倒れ会社に来なくなりました。その後私も一気に体調が悪化して、半年後には私も倒れてしまいました。
しかし、家にいれば元旦那（当時の彼氏）に「働かないとダメになる」「早く転職しろ」「家にいるなら完璧に家事をしろ」と脅され続ける日々…。浮気されても「お前のせいだ、お前が毎日辛そうにしているから俺も辛いんだ」と責められます。
「実家に帰れ」と言われましたが、実家は売却済みで、祖父の家にいる母の元に送られました。しかし、住んだこともない土地と家、友達もおらず、祖父は認知症。家族仲も元々悪いのでさらに体調は悪化。
「たくさん勉強して、小さい頃の夢を叶えたのにどうしてこうなってしまったんだろう？」
「なんで私は寝たきりなんだろう？」
毎日そう考えて泣いていました。
その後、なんとか体調も回復し彼氏とはそのままゴールイン！ トータル9年を一緒に過ごしたものの、この生活に我慢できず離婚しました。
それからは、寝たきりの時間を取り戻したい一心で、私はキャリアを積み重ねていきました。しかし男性は自分よりできる女をよく思わないことが多いようで…。
当時、会社の年上の男性と付き合っていたのですが、彼は最初「お前を成長させてやる！」なんて意気込んでいました。私の評価が社内で上がっていき、注目を集めるようになると、彼は会社をサボるように…。部下にも当たり、彼の浮気も発覚、彼は信頼を失って会社を追いやられました。
最終的には逆上され、
「お前は悪い人間だ。誰からも愛されない。親からも愛されない。」と自殺を煽るような連絡が毎日続き、危険を感じた友人が私をかくまう形で彼とは別れました。
私は私の人生を取り戻したかっただけなのに、なぜ彼はそれを喜んでくれないのか。
頑張ったら嫌われる、女はなんて生きにくいんだろう…。キャリアを手にしても心はボロボロになりました。
次回はその後、数々の詐欺に騙されお金を失ったお話をします。そんな状況からよく逆転できたものだと自分でも不思議ですね。
どうぞお楽しみにしてください。
■ミニマリストゆみにゃんの書籍が好評発売中です！
▲ミニマリストゆみにゃん著「ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた」（すばる舎）1,540円
TOP画像／(c)Shutterstock.com
