芸術家・アーティスト志向の手相とは？ 占い師が芸術線の意味と見方を教えます

芸術家タイプの人に出る線とは？

あなたの手のひらに、人差し指と中指の間から、薬指と小指の間に向かって走る半円状の線はありますか？ 中指と薬指の下の手のひらのエリアに、2本の指を囲むように半円を描いて出ている感じの線です。これを「金星帯」や「金星環」と言います。芸術性や感受性の豊かさなどの有無を鑑定する時に見ますので、「芸術線」とも呼ばれます。ここでは芸術線で統一したいと思います。

ちなみに、芸術性や感受性というものは、官能性や異性に対する興味にも大いに関係するため、『金星帯が発達している人＝エロい人』、ということで、いつの間にか「エロス線」や「エロ線」とも呼ばれるようになったそうで、世間ではそっちの呼び方の方が有名です。

芸術線の位置を確認

イラストで芸術線の位置や出方を確認していきましょう。

芸術線はきれいな完璧な半円で現れているのは珍しくて、大体は真ん中が切れていたり、片方が短かったり、長かったりといびつな感じの半円状で出ています。それが一般的です。

また、1本の線で出ていることもあれば、複数の線が重なりあう形で構成されていることもあります。

切れている芸術線

先ほども伝えましたが、途中で切れているのが芸術線の標準的な出方です。切れていると不安になる人がいますが、まったくそんなことはありません。自身の芸術線を見つめながら、芸術性を高めていきましょう。

つながっている芸術線

しつこいようですが、芸術線はほとんどの人がつながっていない、間が切れているような形態出ているのですが、稀につながっている人もいます。そういう人は、恐ろしいほど感受性も表現力も豊かな人です。芸術家や芸能人などとして生きていくのであれば、パワーを発揮しますが、そうでない場合、受けてはいけないものまで受けてしまう素質や発散しきれない表現力が行き場を失って、日々の生活を生きづらくしそうです。自覚をして、ほどほどを目指すのがいいですね。

芸術線（金帯線）については以下でも解説しています。

【手相占い】金星帯が発達している人はエロい人？ その見方と意味を教えます

頭脳線からわかる芸術センス

次に頭脳線の出方から見る芸術的センスについてお話しましょう。頭脳線は、親指と人差し指の付け根の間を起点として、手のひらの中央をめがけて、斜め下に横切っています。人によって長さもカーブの度合いも方向もさまざまで、まさに十人十色。定規で引いたように直線的な人もいれば、生命線に沿うかのようにカーブを描いている人もいます。

頭脳線は知能線とも呼ばれ、物事を考える早さや長さ、楽観的か悲観的かといった思考の傾向、判断力、記憶力、創造力、どんな才能を持っているかといった知的さに関わることが出ている線です。頭脳線を見れば、その人が内面に秘めている性格もわかります。

また、向いている職業なども知ることができます。理性的な人かどうか、自らの意志を持って生きているか人かどうかも現れるので、私が手相を鑑定する際には、4つの主要線（生命線・感情線・頭脳線・運命線）の中でも、最も重要視しています。

芸術家タイプの頭脳線は、下の方が三股に分かれたりしている出方です。

三股に分かれている頭脳線は、仕事でも趣味でも人間関係でも、自身の力をいかんなく発揮できる人です。閃きがある人なので「芸術は爆発だ！」って感じの人に良く出ています。大変うらやましい手相です。

また、頭脳線がカーブしている人は、柔軟性に富んでいる人が多いので、クリエイティブな職業に向いています。対人関係でも力を発揮するタイプが多く、その場の空気感を即座にキャッチし、場をよい雰囲気にてくれる人です。こういう人は一家（会社なら各部署）に一人ほしいですね。

ほかにも頭脳線について知りたい方は次のリンクからどうぞ。

【手相占い】頭脳線が枝分かれしている人は頭がいい？ 占い師がその見方と意味を教えます

監修：いけのり

人相学・手相などを使った相手の性格・深層心理の状態を明らかにする心理学寄りの占いをメインとし、明るく楽しい未来を呼び込むお手伝いをしている占い師。ITベンチャー企業に勤めていた際に電車の窓ガラスに映り込んだ自分の顔が、疲弊し過ぎて死神のようになっていて怖かったことから人相学の勉強を開始。これまでに1万人近くを鑑定している。開運のために「薄ら笑い」を熱く提唱中。