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手相では親指の付け根はどんな意味を持つ?
手のひらには、「丘」とよばれる9つに区切られたエリアがあり、親指の付け根のふくらみの部分は「金星丘」と呼ばれます。
金星丘のふくらみが発達している人は、優しくて細やかな配慮ができ、愛情にあふれ、芸術的なセンスもあり、体力・スタミナも抜群な人とされています。親指の付け根部分のふくらみは、気になる人を見つけたらさり気なくチェックしたい場所ですね。
親指の付け根から伸びる線は何線?
親指の付け根部分から伸びる線には、特に名前が付けられていません。がしかし、たまに運命線がその辺りから伸びている人がいます。これは親の助けを借りて事業を成功させたり、先祖代々の家業を継いだりする人に多い出方とされています。
親指の第一関節に現われる珍しい目とは?
手相の線はなんだか難しくて覚えられないという人に人気のネタがあります。それが親指に出る「仏眼」です。仏眼は親指の手のひら側の第一関節の部分に現れるもので、目の形っぽい線の出方を言います。
目の形というか白眼の感じですね。この仏眼がある人は、直感力に優れ霊感があり、見えない力に守られている人と言われています。霊感という概念については、残念ながら私の手相には仏眼がないため、真意はわかりかねるのですが、何やらの気を「感じやすい人」というイメージでしょうか。
あなたも仏眼を実際にチェックしてみてください。手をひらいて、親指の第一関節を見るだけです。どうしょうか、前出の図のような感じで白眼っぽく見えるしわは入っていますか? もし入っていたら、それが仏眼です。線が端と端でちゃんとくっついて、きれいに閉じられているのがポイントです。切れている、端が離れているような形のものは、仏眼とは呼びません。
両手の親指に目(仏眼)があるのは珍しい
手相というのは不思議なもので、左右を比較すると結構異なっています。というわけで、片手に仏眼が出ていても、両手に仏眼を持つという人はかなり稀です。私が出会った人数で言うと、これまでに10人いたかいないかです。珍しいのであるとちょっとうれしくなってしまいますね。
親指の付け根のふくらみ部分に格子がある人
さて、親指の付け根部分の話に戻りましょう。この部分に、格子のように見える、縦横たくさんの線が走っている人がいます。これは「グリル(網目)」と呼ばれる線で、愛情深い性質を表す印です。グリルを持つ人は、家族や身近な人を大事にする人とされています。
何やらいい話ですが、そういった方は同時にたくさんの人を愛せてしまうため、グリルは浮気性の人にも散見される手相としても有名です。身近な大事な人がどんどん増えていってしまうんですね。罪な人です。
親指の付け根や腹にバツ(十字架)が現れた!
ところで、2本の線がクロスして「十」や「×」のようなバツ印をつくるものを十字線(十字紋)と言います。生命線や運命線といった主要線の上に現れたり、手のひらの中の丘などに出てきたりします。出てくる場所によって意味が異なるのですが、トラブルの予兆とされています。トラブルってなんか不吉なので、ここでは「ありがたい神からのお知らせ(啓示)」とでもしておきましょう。
親指の腹にバツが出てきた時は無視していいのですが、付け根のふくらみ部分に出てきた時は、なんらかご家族内に問題が起こりそうな神の啓示です。
身内だからと言って甘えて不遜な態度をとっていないか、今一度ご家族への態度を顧みてみましょう。何かアカンことをしていた場合には「ありがとう」の回数を倍増させましょう。案外、そんな簡単なことがすべてを解決したりするものです。
監修:いけのり
人相学・手相などを使った相手の性格・深層心理の状態を明らかにする心理学寄りの占いをメインとし、明るく楽しい未来を呼び込むお手伝いをしている占い師。ITベンチャー企業に勤めていた際に電車の窓ガラスに映り込んだ自分の顔が、疲弊し過ぎて死神のようになっていて怖かったことから人相学の勉強を開始。これまでに1万人近くを鑑定している。開運のために「薄ら笑い」を熱く提唱中。