【手相占い】親指に“目”がある手相はどんな意味？ その見方を占い師が教えます

【目次】
・親指に目がある手相とは
・親指の目「仏眼」の出方をチェック
・両手に仏眼がある確率は？
・右手にだけ仏眼がある
・左手にだけ仏眼がある
・仏眼が切れているのは不吉？
・仏眼があるけど霊感がない

親指に目がある手相とは

親指の手のひら側の第一関節の部分に現れる目。これを手相では「仏眼」と読んでいます。

この仏眼がある人は、直感力に優れ、霊感があり守られている人と言われています。霊感という概念については、残念ながら私の手相には仏眼がないため、真意はわかりかねるのですが（幽霊を見たこともない）、目に見えない気や何かを「感じやすい人」というイメージでしょうか。

親指の目「仏眼」の出方をチェック

仏眼を実際にチェックしてみましょう。まずは、手をひらいて、親指の第一関節を見てください。前出の図のような感じで白眼っぽく見えるしわはありますか？ もし入っていたら、それが仏眼です。線が端と端でちゃんとくっついて、きれいに閉じられているのがポイントです。ちなみに、手のひらに出る「島」とは異なるので注意しましょう。島は二本の線で作られる楕円形のマークで、不吉な出来事の予告とされています。

感情線上に出ると、気持ちが乱されるトラブルが起こる暗示だとか、生命線上に出ると、健康を害する何かが起こるとか… といった具合です。島が出ていたら、神様からの「無理するなよ」「気を付けましょうね」という啓示と思って、ありがたく受け取りましょう。

両手に仏眼がある確率は？

手相というのは不思議なもので、左右を比較すると結構異なっています。というわけで、片手に仏眼が出ていても、両手に仏眼を持つという人はかなり稀です。私が出会った人数で言うと、これまでに10人いたかいないか… それほど珍しいです。1000人に1人くらいですね。パーセンテージにすると、0.1%くらいです。

右手にだけ仏眼がある

仏眼はどちらかの手に出るかによってちょっと受け取り方が変わってきます。手相には色々な流派が存在するため、右手と左手の意味の取り方は流派で異なるのですが、私の占いでは、右手は「現在の自分の運気」、左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」が表れているという見方をしています。

故に、右手の親指にだけ仏眼が出ている場合、持って生まれた自身よりも感じやすい、守られ体質に磨かれていると判断します。

左手にだけ仏眼がある

左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」なので、左手だけに仏眼が出ているという人は、もともと霊感のある人だけど、それを発揮できていないでいるということです。まだまだ“伸びしろがある”証拠です。日々の努力を惜しまないようにしましょう。

仏眼が切れているのは不吉？

以前、「仏眼を持っています！」と自信満々のお客様から、仏眼を観てほしいということで、鑑定をしたことがあります。線が切れている“仏眼”でした。残念なお知らせです。切れているのは仏眼とは呼びません。大事なことなので二回言います。「切れている、端が離れているような形のもの」は、仏眼とは呼びません。

がしかし、皆さん、仏眼が好き＆望みを持って生きていきたいのか、切れている仏眼風を仏眼と言い張る方が後を絶たない状況です。あまり抵抗するのが好きではない占い師。そのように偽仏眼を見せられたら、「そうですねー」とイエスともノーともとれないお返事をすることにしました。ええ、ええ、たとえそれが偽仏眼だとしても、「守られているんだ私」という気持ちが大事なことに気が付いたのです。占い自体、思い込みで幸せになるシロモノなので、それでいいのです。

仏眼があるけど霊感がない

さて、仏眼がある人は霊感のある人と最初にお伝えしましたが、「親指に目があるのに、まったく霊感がないです」という人はたくさんいます。これについては、何も「幽霊が見える＝霊感がある」ではないと思う占い師です。第六感が発達していて直感力が優れているとか、いつも偶然にも幸運を引き寄せてしまうとか、それも霊感の一種です。そもそも、幽霊が見えてしまうと、毎日ちょっと怖いと思うので、見えないほうがいいと思いますよ。

今回は、親指に出る目の形、「仏眼」の意味や見方について解説しました。ちなみに、西洋にも手相占いがあるのですが、仏眼という概念は存在しません。文化によってちょっとずつ観るところが違うのは、なんだか乙なものですね。

監修：いけのり

人相学・手相などを使った相手の性格・深層心理の状態を明らかにする心理学寄りの占いをメインとし、明るく楽しい未来を呼び込むお手伝いをしている占い師。ITベンチャー企業に勤めていた際に電車の窓ガラスに映り込んだ自分の顔が、疲弊し過ぎて死神のようになっていて怖かったことから人相学の勉強を開始。これまでに1万人近くを鑑定している。開運のために「薄ら笑い」を熱く提唱中。