【手相占い】生命線とは？ プロの占い師が見方や意味をわかりやすく教えます

【目次】
・生命線とは
・生命線の位置は？
・生命線はどっちの手を見る？
・生命線の見方をチェック！
・最強の生命線「二重生命線」

生命線とは

生命線はその人が持つ生命力や健康状態、体力・バイタリティ・スタミナといった心身の強さ、寿命の傾向などが表れている線です。健康に関して、日頃特に問題なく過ごしていると忘れがちですが、健康状態というのは各人の人生そのものに影響するため、それを鑑定できる生命線はとても大事な手相です。また、環境の変化による体の状態もわかります。

生命線は体の弱いところも表れていたりします。わかりやすいのは消化器などの内臓系（おもに胃腸）、呼吸器系（気管支）です。占い師によっては、○歳に事故に遭うとか、病気になるといった予言までしてしまう方がいますが、私の流派では、不吉なことを言ってしまうとそれに引っ張られて自ら災難を引き寄せたりするので、そこまでは鑑定しないようにしています。ただし、体の弱点を知っておくことは健康維持のために必要不可欠と思いますので、そこはアドバイスしています。

ちなみに、カーブの曲がり方が大きい人は、体力・精神的で非常に強いと言われています。こういう手相の人は上司になった時に、知らず知らずのうちに部下にパワハラをしてしまっている恐れがあるので気を付けてみましょう。

生命線の位置は？

生命線は人差し指の付け根と親指の間あたりから始まり、金星丘（親指の横のふくらみ部分）に沿いながら、手首の方に向かってカーブを描くように位置しています。全体的に手相が薄い人でも生命線だけは大抵はっきりしています。

生命線はどっちの手を見る？

手相鑑定の時、どっちの手のひらを見るかは占い師によってさまざまあるのですが、私の系統では右手は現在進行形、左手はもともと備わっているものが強く出るとされています。故に、私は右手を中心に手相を見ています。

生命線の見方をチェック！

ここからは生命線についてよく聞かれる質問に答える感じで、生命線の見方をチェックしていきましょう。

■生命線が短いのですが大丈夫でしょうか？

これは本当によく寄せられる質問です。生命線の長さが「寿命そのものである」という説があるからでしょう。がしかし、短い皆さま、ご安心ください。私は高齢者施設にてボランティア的に手相鑑定をしたことがあるのですが、90歳を超えたお姉さまの生命線がビックリするくらい短かったことがあります。生命線は長さよりもむしろ、太いとか深いといった線の勢いの方が大事なのだなとOJTした瞬間でした。故に、「生命が短い＝早死に」という思想は捨てても大丈夫です。

■生命線が二股になっているのですが…

生命線が終点（手首の方）でわかりやく小指側に向かって二股になっている手相の人がいます。この線は「旅行線」と呼ばれています。こちらは海外に限らず、自分が生まれた場所を離れて活躍する人に多い手相です。海外線が出ているのに実家にパラサイトしてしまっている人は、思い切って巣立ってみたらいいことが舞い込むかもしれません。

■枝分かれしている生命線の意味を知りたいです

生命線の終点がふさふさと枝分かれしている人をよく見かけます。これは胃腸が弱い人に多いとされています。ストレスを感じると、胃が痛くなっとり、おなかを下したりしがちな人ですね。もともとあまりタフではない人もこういったふさふさ先端をしているので、「自分はそこまで無理がきかない」というのを自覚して、仕事や人からのお願い事などを背負い過ぎないようにしましょう。倒れてからでは遅いのです。

■生命線が途中で切れているのは不吉な暗示？

生命線が途切れていたりすると結構不安になりますよね。がしかし、私がこれまで鑑定してきた中には、本人は途切れているように見えてもよく見ると薄っすら続いていたり、確かに間違いなく途切れてはいるものの、別の代行してくれる線が平行して走っていたりと、心配いらないような手相がほとんどでした。占い師によっては、この途切れたところでトラブルが起こると不吉な予言をする方もいますが、気にしないのが一番です。

■生命線から伸びる線が気になります

生命線の途中から上の方に向かって線が伸びていることがあります。この縦線は「開運線」と呼ばれる手相です。人生において新たな良い出来事が起こる兆しを表す、ラッキーな印です。長めのものがベストなのですが、複数本短く伸びているのはもちろんのこと、極薄で一本でも見つけられたら、何か運が開けることが起きる予感です。ちなみに努力しない人にはどんなに立派な開運線が出ていてもいいことは起こりません。努力が足りない… と思われるなら、さらなる自己研鑽に努めていきましょう。

最強の生命線「二重生命線」

最後に、強運の持ち主の手相とされる「二重生命線」について解説します。これは読んで字のごとく、生命線が二本ある手相を言います。これまでたくさんの方の手相を鑑定させていただきましたが、「この人、いろんな意味で強そう…」という方はかなりの確率でこの二重生命線の手相をしていました。メインの生命線に沿って、ちょっと薄めに出ているものも二重生命線と見ます。手のひらを見て、生命線が並んで二本ある方は「自分ってラッキー！」と幸せ感じてみてください。きっといいことが起こりますよ。

監修：いけのり

人相学・手相などを使った相手の性格・深層心理の状態を明らかにする心理学寄りの占いをメインとし、明るく楽しい未来を呼び込むお手伝いをしている占い師。ITベンチャー企業に勤めていた際に電車の窓ガラスに映り込んだ自分の顔が、疲弊し過ぎて死神のようになっていて怖かったことから人相学の勉強を開始。これまでに1万人近くを鑑定している。開運のために「薄ら笑い」を熱く提唱中。