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きれいめ派のおしゃれにもキャップが浸透!
キャップって日差しが気になる春夏に使うイメージですが、今年はそのブームが秋冬にも継続中。どうやら「強い日差しから頭部や肌を守るもの」という実用的な認識から、「きちんとコーデのハズしやスポーティな着こなしのアクセントに使うもの」というおしゃれ小物のひとつに変わってきているようです。
▲コーディネートにこなれ感を添えたいときはキャップを取り入れよう!
かぶり方は、深めにかぶる&前髪を出さない、が鉄則
帽子の中ではとっつきやすいキャップですが、コーディネートになじむこなれたかぶり方は意外にも悩むもの。キャップって昔からあるアイテムだから、かぶり方で時代を感じてしまうこともあります。ちょっとバランスが違うだけで野暮ったく見えたり、古くさく感じたり。
今のかぶり方は、
✔︎ しっかりと、やや深めにかぶる
✔︎ 前髪は出さない
ということが大事。それに加えて、キャップを今っぽく生かすためのヘアとファッションにも注目。以下のポイントを押さえておけば、キャップコーデが確実に洒落見えするはずです!
キャップ×ボブヘアは間違いない組み合わせ!
キャップをどうかぶっても間違いない髪型は、ボブ。毛先に重さがありながらも、肩と毛先の間に空間ができるため軽やかさが加わり、ヘルシーなキャップスタイルになります。
かぶるときに注意したいのは、サイドの髪はすっきりと耳にかけておくこと(もみあげの後れ毛はあってもかわいいです)。顔周りの髪を下ろしたままキャップをかぶると、もさっと野暮ったく見えてしまいます。まだまだマスクを完全に手放せないご時世なので、頭部がもっさりしていると暗い印象にもなりますよね。
前髪が長い場合は、サイドの髪と一緒に耳にかけてしまうのがいいでしょう。前髪がある人は、かき上げるか横分けにしてキャップの中にしまいます。
◆キャップ×ボブのお手本サンプル
▲サイドの髪は耳にかけつつ、もみあげは後れ毛っぽく残しても◎。もみあげの毛束はバームなどで束感を出して。
▲首元にボリュームのあるトップスを合わせるときは、顔周りをすっきりタイトにさせるとバランス良好。
キャップ×ロングは、低めの位置でまとめ髪を!
肩より下で結べる長さの髪は、ひとつ結びやゆるっとしたお団子にするのがおすすめです。
特に秋冬の服装は厚手アイテムや重ね着になるため、長い下ろし髪+キャップを合わせるとどうしても重い印象に。顔周り〜耳後ろの髪をなくすだけで爽やかさと抜け感ができ、ヘビーさを軽減してくれます。
まとめ髪にするときに気をつけたいことは、まずはゆるさを残すこと。例えば、耳の前の髪を後れ毛として出しておいたり、髪はタイトにまとめ過ぎず手ぐしでラフに集めて結んだり。髪をまとめる際、例えばサイドを完全に耳にかけず、耳の上半分が隠れるようにしてもゆるさが演出できます。
気をつけたいもう1点は、低めの位置で結ぶこと。襟足のギリギリ上あたりで結ぶとキャップを邪魔せず、まとめ髪のニュアンスも生きていい感じ。
タイトにして高い位置で結ぶと、キャップの調整ベルトの上の穴から毛束を出すことになり、そうするとリアルなスポーティ感が出てしまうため、普段の着こなしにはミスマッチです。
◆キャップ×ロングのお手本サンプル
▲髪にゆるみを持たせて下の位置で結び、毛先を引き抜かず輪結びにしたロングアレンジ。カジュアルな着こなしに、レディな小物でメリハリを。
▲耳後ろをふっくらさせて毛先だけプチ結びにしたアレンジ。襟抜きな着こなしが定番のシャツにも、よく似合う!
▲顔周りにひと束の後れ毛を残し、後ろはざっくりお団子に。サイドの髪は全部耳かけせず、耳の上半分を隠すようにふんわりまとめて。
▲こちらは、襟足あたりではなく毛先近くを輪結びにしたアレンジ。ボブのようなシルエットになる。
キャップが、ボリュームのある服のちょうどいい引き締め役に!
キャップはゆるみがないため、かぶると頭部がコンパクトに見えます。なので、ゆったり&ざっくりしたトップス、広がりのあるロングスカート、太めのパンツなど、ボリュームのあるシルエットを締めるのにぴったり。
かぶるだけでトレンド感が出るキャップは、意外にもどんなテイストにも似合います。キャップの色や素材でも印象が変わるので、お手頃なものをいろいろそろえておくとトータルコーディネートが楽しめそう!
◆ハズし? それともこなれ感アップ? 参考にしたいコーディネート例
キャップ×ボリュームシルエットを前提にした上で、お手本にしたいコーデを紹介。コーデにおけるキャップの役割や、合わせることの効果を詳細解説します。
太めパンツのボリューム感を中和
太めのパンツ、モフモフのカーディガンなど、ゆるっとした着こなしにキャップを合わせると、ストリートな雰囲気に。ストラップシューズやレザーバッグで、ヤンチャ感を中和。
フェミニンなAラインスカートコーデにキレ味をプラス
Aラインのロングフレアースカートという、ボリューミーなボトム。キャップをかぶって上をコンパクトにすると、全身のバランスが◎。存在感のあるスニーカーを合わせたスポーティなコーデには、必ずアクセや合わせてフェミニンなニュアンスをひとさじ。
甘辛コーデのまとめ役に!
スカラップの袖や裾の甘めワンピ+ジャケットベストの甘辛コーデのフックとして、キャップをIN。違和感のある組み合わせだからこそ、洒落見えします。
かわいいアイテムの甘さを軽減
パフスリーブや裾の切り返しギャザーなど甘いディテールのアイテムを主役にした場合、キャップはその甘さを軽減してくれる小物のひとつ。「ちょっとかわいすぎて大人だとイタく見えるかな…」というときのハズしとして取り入れましょう。
レディな着こなしをカジュアルダウン
ジャケットなどきちんと感のあるアイテムをハズすときにも、キャップは大活躍。コンサバ感をちょうどよくカジュアルダウンさせて、今っぽい雰囲気に仕上げます。選ぶキャップは上質さを損なわないレザーなど、素材を意識すると散らかりすぎません。
こなれカジュアルを後押し
スエットやデニムなどと合わせると、カジュアル感が一層加速。ともすると子供っぽくなってしまったり、だらしなく見えてしまったりする場合もあるため、靴やバッグなどの小物は華奢なアイテムを選ぶなど、トータルでバランスのよい着こなしを目指して。