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LIFESTYLE

2022.08.13

日本のエーゲ海・牛島がアツい、1泊2日で旅する【岡山】後編・牛窓〜犬島

今年の夏は、アートと食を楽しむ旅へ。今、注目したいのは街歩きから島旅までが楽しめる岡山。今回は、岡山で開催中の「こころ晴ればれおかやまの旅『岡山デスティネーションキャンペーン』」を1泊2日でリポート。各地で期間限定のイベントがあって、見どころがいっぱい。レポート後半は牛窓と犬島をお届けします。

マスキングテープ「mt」と「牛窓」がコラボ! こんなアート初めて見た

1泊2日で満喫する岡山。1日目は岡山を代表する観光地・倉敷と岡山市内を旅しました。そして、2日目は「今、行くしかない、こだわりの場所」へ。行先は「牛窓」と「犬島」。

岡山県・倉敷の「カモ井加工紙」のマスキングテープブランド「mt」と、岡山県「牛窓」と瀬戸内国際芸術祭の舞台「犬島」がコラボした「mt project」が、2022年7月20日〜8月31日まで開催中です。

mt看板

かわいくて、ユニークな模様で人気のマスキングテープ(マステ)は、今やオフィスでも活躍する必須アイテム。これがアートになるとはどういうこと? 全く想像がつかないプロジェクト、これは行ってみるしかないでしょう!

まちなかの施設が変身!「牛窓」の魅力を発見

「マスキングテープで牛窓を彩る。mt×牛窓」と題して、「牛窓」を代表する4会場が舞台になっています。静かな「牛窓」のまちをブラブラ散策するだけで、不思議と癒される〜。

そうこうするうちに会場に到着。そして、一歩建物中に足を踏み入れると、目の前に驚きの空間が出現! マステで彩られるだけで、どうしてこんなに魅力的な空間に!?

mt×牛窓

mt×牛窓

▲「瀬戸内市立美術館」の展示は、マスキングテープの新たな表現世界を体感!

mt×牛窓

mt×牛窓

▲歴史的な建築物も変身!「街角ミュゼ牛窓文化館」

mt×牛窓

牛窓ヨットハーバー

▲瀬戸内の海とマステのコラボが映える「牛窓ヨットハーバー」

赤屋根

赤屋根

▲赤屋根(牛窓オリーブ館)。「牛窓」といえば、オリーブが有名。その場所にマステがふんだんに並ぶと、ほのぼのとした空間に!

全身がマステに包まれる体験、4つの会場ごとに異なるデザインに興味津々。自分の創造力もなんだか豊かになった気分♪

4会場をコンプリートしたい人は「mt×牛窓 巡回シャトルバス、レンタサイクルについて」や「牛窓STAMP RALLY」、「せとうちのアート満喫」などのサイトも参考にしてみて。

アートな島旅へ、犬島の「空き家」は必見!

今年2022年は、3年に1度の「瀬戸内国際芸術祭」(8月5日〜9月4日)が開催される年なのです。瀬戸内国際芸術祭の会場「犬島」でも、現在「mt project」を開催中。これから行かれる方はぜひ芸術祭に合わせて「牛窓」と「犬島」の両方に足を伸ばしてみてください。

mt犬島

mt犬島

▲犬島「白い家」。外からも室内のインスタレーションが垣間見えて、いい雰囲気。家の中は、床の間へと続く通路が見どころ。あちらも、こちらもマステだらけの不思議空間!

岡山市東部、宝伝(ほうでん)の沖に浮かぶ犬島は、岡山市唯一の有人島。小さな島なので、1時間ほどあれば徒歩で一周できます。

島内の集落では犬島「家プロジェクト」というアートプロジェクトが行われていて、島中に現代アートが! 不思議と周囲に溶け込んでいて違和感がありません。面白い発見ができる作品もたくさんありました。

犬島

▲「わぁ! 大きい!」と思わず声が。島内を散策して見つけた「犬島の島犬」(犬島ハウスプロジェクト)。

造形家・川埜龍三氏による作品。角度によって犬の表情がくるくると変わるような気も…。顔や体の陶板タイルには文字や絵が。その数なんと2万枚ほど。犬島を訪ねた際は、この番犬にぜひ挨拶を。観覧無料。

島のカフェで絶景を前にのんび〜り

瀬戸内の海を眺めていると、気持ちもおだやかに。島めぐりを楽しんだ後は、カフェでひと息。

犬島の船着き場の目の前にある「犬島アートプロジェクト チケットセンターカフェ」には、海を一望する絶景スペースが。ここで、ボ〜ッとしたら、とても癒やされました。

犬島 海

▲海を眺めながら、風に吹かれるのが心地いい!

さらにディープな岡山を楽しみたいなら

魅力いっぱいの岡山。時間がゆるせば、ぜひ訪ねてほしい場所をあわせて紹介!

瀬戸内市にある日本最大級の「日本一のだがし売場」

昔懐かしい駄菓子から袋菓子、珍味やおもちゃなど、約6000種類もの商品がズラリと並ぶ、日本最大級の駄菓子店が岡山にあります。「日本一のだがし売場」の約2500平方メートルの売場は、子どもの時を思い出すワクワク感も。会社へのお土産にもおすすめです。土日祝・お盆期間は入場制限があり入場券が必要。事前にホームページをチェック。

「mt×dagashi」のマステのコーナー

▲駄菓子メーカーとコラボした「mt×dagashi」のマステのコーナーも発見。

日本一のだがし売り場 社長

▲たくさん買っても、駄菓子ゆえのリーズナブルさもうれしいお店。大きな倉庫のような広すぎるお店の前に、子どもたちと愉快にやりとりする社長の姿が!

くだもの王国・岡山で、桃狩りを体験!

生産者さんに直接、桃の見分け方や食べ頃を教えてもらいながら、桃狩りを体験できるのが、赤磐市にある観光農園「桃茂実苑(ともみえん)」。

「これ!」と自分で食べ頃の桃を見極めたら、桃をやさしく手で支えて、くるっ! と桃をまわすと、簡単に収穫できます! もぎとった白桃は見た目も上品で、とってもいい香り〜。桃狩りが終わった後に、新鮮な桃の試食もあり。これがまた、とってもジューシーなのです。

桃狩り

▲初めてでも簡単に桃狩りができる! まんまるい桃を見つけて思わず笑顔に。「桃茂実苑」にて。

* * *

日常生活の中で使うマスキングテープが彩る「牛窓」と「犬島」。くだもの王国・岡山は、アイデア満載でパワーあふれるアートの王国でもありました。

前編、後編で市内観光から島旅まで、少し欲張りなプランですが、1泊2日で岡山を満喫! どこか1ヶ所、気になるエリアをゆっくり訪ねるのもおすすめです。

岡山駅までのアクセスは、JRの山陽新幹線が便利。東京駅から約3時間10分、新大阪駅から約45分、名古屋から1時間35分、博多駅から約1時間36分ほど。

「牛窓」へは、JR赤穂線「西大寺」駅または「邑久」駅からバスで。「犬島〜牛窓」間は、mt project開催期間中、日にち限定で船「NORINAHALLE(ノリナハーレ)」が運行予定。

NORINAHALLE(犬島~牛窓)※雨天の場合、運行見合わせとなる場合あり。

今まで訪ねたことがある人も、初めての人も、この夏の岡山に注目してみてくださいね。最新情報は「岡山デスティネーションキャンペーン特設WEBサイト」が参考になります。

奈上水香(京都メディアライン)

たまたま出会った街や人の魅力やよさを書いて伝えること、そこから何かが生まれることを大切に。旅・アートが好きで、場づくりと屋台に興味あり。京都メディアライン・ライター。
京都メディアライン

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