ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#99>
前回記事『実家暮らしのアラサー女って微妙? 結婚したいなら一人暮らしをするべき?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
結婚して5年になります。お互い仕事や家事育児に疲れ果て、最近は業務連絡以外で夫婦の会話がありません。夫は子育てに協力的だし包容力のある優しい人なのですが、私は余裕がなく夫に当たってしまうことも多く、そのせいで関係が冷え切ってしまって…。このまま仮面夫婦になってしまうのではと不安です。夫婦として愛情を取り戻すためにはどうしたら良いのでしょうか。
仕事に家事に子育て… 余裕を失って当然
仕事して家事して子育てもして、それだけハードな毎日を過ごしていれば、疲れ切って余裕をなくしてしまうのは当然のことです。
「どんな時でも思いやりを持とう」なんて言うのは簡単でも、ほっと一息つくことも許されず責任とストレスに押しつぶされそうな日々の中で他者を慮るなんて… よっぽどできた人間にしか無理な話ですよね。
周囲に当たるのは褒められた態度ではないですが、旦那さまもある程度は理解してくれていると思います。
毎日疲労困憊で感情のコントロールが難しいくらい追い詰められながらも一生懸命に頑張っている-- そのことをちゃんと分かっているから、旦那さまは妻から理不尽に当たられても受け入れてくれているのではないでしょうか。
相談者さんは「夫婦関係が冷え切っている」と感じていらっしゃるようですが、愛がなければパートナーの理不尽を黙って受け入れたりしません。
旦那さまのほうも同じく余裕のなさから愛情表現ができていないだけで、愛情がなくなったわけではないと思いますよ。
基本に立ち戻って「挨拶」と「感謝」を大切に
とはいえ夫婦の時間を持つどころか会話すらままならない状況では、こういった誤解やすれ違いも蓄積される一方ですよね。
いつの間にか大きな溝ができてしまっていた-- なんてことにならないよう、意識して気をつけたいのが「挨拶」と「感謝」です。
「おはよう」「おやすみ」「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」… どれも基本の挨拶ですが、同居が長くなるとついおざなりになってしまいがち。意外にできていない夫婦も多いのではないでしょうか。
「感謝」も同様です。どんな些細なことであっても、旦那さまのしてくれたことに対して一つ一つ丁寧に「ありがとう」を伝えるようにしましょう。そうすれば旦那さまのほうも、相談者さんに「ありがとう」を伝えてくれるようになります。
「挨拶」と「感謝」は人間関係の基本。
どんなに忙しくても、どんなに余裕がなくても、これだけ欠かさないよう注意していれば、取り返しがつかないほどに拗れることはないはずです。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。