「GMS」とはどんな意味?
「GMS」って聞いたことがありますか? 実は「GMS」には3つの意味があります。日常生活でも頻繁に使うので「アルファベットにはどうも弱くて…」という人も知っておくと安心ですよ。
ひとつ目の「GMS」は、Google Mobile Service(グーグルモバイルサービス)の略です。Googleについての説明はもう不要でしょうか。インターネット関連の精神とサービスを提供するアメリカの巨大企業ですね。
Googleとひと言で言っても、企業名を指す場合と検索エンジンの名称を指す場合があります。検索エンジンとしての機能から「ググる」という言葉が生まれているほど、多くの人に知られ、用いられているサービスです。
では、「GMS」とはなんでしょう。「GMS」とは、企業Googleが提供しているアプリケーションやインターフェイスのことです。「Google Play」やインターネットブラウザ「Google chrome」、YouTubeやGoogle Mapなどが挙げられます。
マーケティング用語の「GMS」
次に、マーケティングの世界で用いられる「GMS」について説明します。マーケティング用語の「GMS」は「ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア(General merchandise store)」の頭文字をとったもので、英語では「日用品を幅広く取り扱う雑貨店」を指しますが、日本では「総合スーパー」の意味合いで用いられることが多いです。
具体的にはイオンやイトーヨーカドー、伊勢丹などの百貨店がこれにあたります。特徴は、複数の階層から成る大型の建物に、食料品や日用雑貨、アパレル用品、家具などの衣食住に関するものすべてがそろっていること。そして、全体の売上に占める食料品の割合が高いことやメディアへの露出が多いことなどが挙げられます。
ちなみに「SC」は、ショッピングセンターです。不動産開発業者によって区画された商業やサービスの複合施設のことで、ららぽーとや三井アウトレットパークなどが代表例。店舗面積は1,500平米以上、メイン以外に10店舗以上のテナントが入っていることが条件とされています。
「SM」は、スーパーマーケットです。売り場面積が250平米以上で、消費者が自分で商品をカゴに入れて、レジでまとめて精算する方式の商業施設。地域に密着して運営されており、地域にとっては欠かせない存在になっている店舗が多いです。例えば、ライフや西友などが挙げられます。
「HC」は、ホームセンターのことです。DIY用品や園芸用品、家具など、商品の7割以上が「衣食住」のうち、「住」に特化している小売のことです。IKEAやニトリがその代表で、郊外の大型店舗には、プロ仕様のものまで多数取り揃えられている場合が多くみられます。
気象用語の「GMS」
3つ目の「GMS」は気象用語です。「Geostationary Meteorological Satellite」の略で、静止気象衛星のことを指します。日本では「ひまわり」のことと言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。
このように「GMS」には3つの意味があります。しかし、現代の生活においては、Google Mobile Service(グーグルモバイルサービス)という意味の「GMS」が最も多く使われているようです。「GMS」は、簡単に言うとGoogleが提供しているアプリやインターフェイスのことを指しています。
スマホの「GMS」とは?
では、「GMS」について、もう少し具体的に解説していきましょう。
1:Google検索
皆さんも毎日使っているのではないでしょうか。Googleが提供している検索エンジンのことで、調べたいワードを検索窓に入力して実行すると、検索結果がズラリと出てきます。先ほども述べたように、検索する行為自体を「ググる」とも言うように、生活に欠かせないものになっていますね。
2:Googleマップ
これもすでに生活必需品になっている人も多いのではないでしょうか。Googleが提供する地図のアプリケーションです。現在地から目的地までの経路や、利用する交通機関別の所要時間を調べることができるほか、お店やスポットの口コミ情報を見たり、書いたりすることができます。
Googleマップの口コミはとても充実しているので、参考にしている人も多いようですよ。
3:Gmail
Googleが提供するフリーメールサービスです。利用している携帯電話会社にかかわらず、アカウントを取得しさえすれば、誰でも利用することができます。用途別にいくつかのアドレスを使い分けているという人も多いのではないでしょうか。すでに使われているもの以外であれば、自分の好きな文字列をアドレスに利用できるのも、使いやすさを高めています。
4:Google Chrome
インターネットのブラウザです。ブラウザとは普段意識していない人もいるかもしれません。ウェブページを閲覧するためのソフトです。ブラウザソフトにはほかに「Internet Explorer」や「Safari」、「Mozilla Firefox」などがあります。
5:Google Meet
オンラインビデオ会議のツールです。以前は「ハングアウト」という名称ですが、2020年4月より現在の名称となりました。Google Meetはとにかく手軽。ブラウザでの使用が前提で、すべての機能がブラウザ上で使える点がZoomとの大きな違いです。
6:Google Playストア
このサービスを使えばAndroidスマートフォン(タブレット)で使えるアプリケーションが入手できます。内容は、ゲームやマンガ、音楽、映画、翻訳など多岐にわたり、無料のコンテンツから有料のものまで幅広くそろっているのもポイント。
コンテンツの利用料については、ものによっては高額になる場合もあるので、利用前に後々トラブルにならないように、しっかりと確認しておくことが大切です。
7:Googleドライブ
Googleドライブとは、Googleによる無料オンラインストレージ。写真、動画、ファイルなどをクラウドに安全に保存できるほか、アカウントを適切に管理すれば複数の人でデータを共有できるので、同じ場所にいない人と一緒に進めるプロジェクトなどにとても便利です。Googleアカウントがあれば、最初の15GBは無料で使えます。
8:Googleカレンダー
Googleが提供するスケジュール管理のためのアプリケーションです。Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できるので、会社はもちろん、家族間でのスケジュールの共有などに使っている人も多いのではないでしょうか。
Googleカレンダーは、単にスケジュールを入力して管理するだけでなく、コメント機能を使ってデータの更新についてコメントを付けることも可能です。グループ内での意思疎通にとても役に立ちます。
9:YouTube
このサービスも説明は不要でしょう。無料で利用できる動画共有サイトです。2005年にYouTube社によってサービスが開始されたが、翌年Googleに買収されました。元々は個人が撮影・作成した映像を共有するためのサービスでしたが、今ではテレビやDVD、イベントなどが映された動画が著作権に反する形で公開されている場合も多くあります。コンテンツが豊富で、日本中で人気のサービスです。
最後に
「GMS」の3つの意味と、Googleによるサービスについて解説しました。聞きなれない言葉のようで、実は毎日使っているものばかり。Googleのすごさを改めて感じますね。
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