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2022.04.29

「30歳」ってどんな年? 平均年収や貯金は? 転職事情まで紹介

「30歳」とは、仕事や結婚、出産など、様々な場面において区切りを感じる年齢。転職のほかにも、女性であれば、「30歳までに結婚をしたい」と考える人も多くいますよね。当記事では、「30歳」の平均年収や貯金、転職事情まで紹介します。

「30歳」ってどんな年?

「30歳」という年齢に節目を感じる人も多いのではないでしょうか。「30歳」は、社会人としての経験をある程度積んだ年齢なので、将来のキャリアを見据えて転職を考える人も少なくないはず。また特に、女性であれば、「30歳までに結婚をしたい」と考える人も多くいますよね。このように「30歳」は、仕事や結婚、出産など、様々な場面において区切りを感じる年齢でもあります。

(c)Shutterstock.com

ちなみに、「30歳」を題材とした作品もいくつかあり、なかでも『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』という漫画が有名。これは、「30歳」を迎えた主人公が、「触れた人の心を読める魔法」を手にするという話です。原作をもとに、テレビドラマ、映画まで公開され、多くのファンから愛される作品となっています。

「30歳」の平均年収や貯金額とは?

続いて、「30歳」の平均年収や貯金額を紹介します。国税庁による「民間給与実態統計調査」では30代の年収を、転職サイト「doda」では「30歳」の年収を調査した結果を公表していますので、それぞれチェックしてみましょう。貯金額に関しては、厚生労働省が発表している「2019年 国民生活基礎調査」を参考に紹介します。

平均年収

国税庁による「民間給与実態統計調査」によると、30代前半(30歳〜34歳)における平均年収は、400万円です。男女別に見ると、男性は458万円、女性は309万円。ちなみに、手取り額は一般的に、給与の75〜85%といわれています。これをもとに計算すると、手取り額は平均で300万円〜340万円、男性は約343.5〜389.3万円、女性は231.75〜262.65万円です。

参考:民間給与実態統計調査

さらに、「30歳」のみの年収額を算出したデータもあるので紹介しましょう。転職サイト「doda」の調査によると、「30歳」全体の平均年収は407万円、男性は435万円、女性は365万円とのこと。国税庁の調査と同じく、女性より男性のほうが年収が高い傾向にあるようですね。ちなみに、「29歳」や「31歳」の年収も合わせて見てみると下記の通り。やはり、年齢が高くなるにつれて、年収もアップするようです。

29歳:398万円(全体)/423万円(男性)/362万円(女性)
30歳:407万円(全体)/435万円(男性)/365万円(女性)
31歳:416万円(全体)/447万円(男性)/369万円(女性)

参考:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】

貯金額

厚生労働省が発表している「2019年 国民生活基礎調査」によると、30代における平均貯金額は530万円(1世帯当たり)。ちなみに、平均借入金は、1071万1000円。貯金額よりも借入金のほうが多いとうう結果だったようです。30代になると、結婚や出産などを経て、自分の家族を持つ人もいます。それに伴い、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなどを組むことが増えるため、借入金も多くなるのかもしれません。

(c)Shutterstock.com

参考:2019年 国民生活基礎調査

「30歳」での転職で気をつけるべきこととは?

「30歳」はキャリアにおいても節目の年。セカンドキャリアを考えるようになったり、ワークライフバランスをより重視するようになったりする人も多いですよね。その際に、「30歳」の転職は厳しいのか、遅いのかといったことも気になるでしょう。ここでは、「30歳」で転職をする際のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

メリットとして挙げられるのは、これまでの自分のキャリアを生かして、さらなるキャリアアップを目指せる点。20代前半〜半ばとは違い、30代の転職では、より即戦力が求められます。自分の実績や培ってきたスキルをもとに転職活動を行えば、企業によってはさらなる年収アップやポジションアップが目指せるでしょう。

(c)Shutterstock.com

デメリット

デメリットとしては、未経験の業種や職種への転職が難しくなること。20代であれば、やる気や意欲などを重視してくれる、ポテンシャル採用がある場合も。しかし、「30歳」になると、社会人経験をある程度積んでいる年齢のため、未経験よりも経験者のほうが、採用される確率が高くなります。また、もし未経験で転職できたとしても、年収やポジションは下がってしまうケースが多いようです。

成功のポイント

まずは、キャリアの棚卸しをすることが大切です。これまでに自分は何をやってきたか、身についたスキルは何か、強みは何かといったことを客観的に把握しましょう。自分のキャリアを見直すことができていると、志望動機や面接で、自分がどう即戦力になりえるのかを伝えやすくなり、自己アピールしやすくなるはずです。

また、業種や職種名にとらわれないようにすることも重要です。知らないような企業や職種であっても、意外と自分のスキルを生かせる場所があるもの。選択肢は広げて転職するほうが、成功率も上がるでしょう。

年齢計算方法とは?

履歴書などに年齢を書くとき、いま「30歳」の人は西暦何年生まれか、和暦では何年生まれかなどわからないこともありますよね。ここでは、年齢計算の方法をいくつか紹介します。まず、ネット上で公開されている無料の「年齢早見表」を使う方法が最も簡単です。サイトによって異なりますが、西暦から、現在何歳なのか、さらには元号まで表示してくれますよ。

西暦もしくは和暦だけを知りたい場合は、「和暦西暦早見表」と検索するといいでしょう。

最後に

男女共に、仕事や結婚、出産などの節目の年と認識される「30歳」。「30歳」になると、周囲に仕事でポジションアップする人や、結婚や出産を経た人なども多く出てきて、自ずと仕事やプライベートにも変化を感じますよね。特に女性は、「30歳」までには結婚をしたいと考える人も多く、プレッシャーを感じる年齢でもあります。

ただし、ライフスタイルが多様化し、価値観も広がった現代では、年齢にはとらわれる必要はないという風潮も。周囲の評価や平均に左右されず、「自分自身がなりたい『30歳』とは?」を一度考えてみるのもいいかもしれませんね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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