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2022.04.28

初期胚のまま凍結するか胚盤胞へ培養するか… 大事な受精卵の運命<30代の不妊治療vol.94>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.94。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、不妊治療に対する不安を感じた話。

後悔したくないから… 迷いが深まる凍結相談【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、ドタバタのリモート凍結相談の話をお届けしました。今回は、不妊治療に対する不安を感じた話。

初期胚が胚盤胞へ到達できる確率は?

初期胚の写真を見つめながら、このまま培養を続けるか、凍結するかを悩み続けました。医師のおすすめする半々で進めるにしても、どの胚を培養にまわすのかなかなか結論が出ません。

「胚盤胞までの到達率は40~60%とネットに書いてあるのですが、これはあっていますか?」

医師「う~ん、そこはなんとも。人によりますね」

「あぁそっか。そうなんですね。全部初期胚で凍結しておいて、移植の時に胚盤胞まで培養するというやり方はあるんですか?」

医師「できなくはないですが、それだったら今胚盤胞にしておいたほうがいいです」

採卵だけではなく、移植するときにも高額な薬(※2020年当時は不妊治療が全額自費だった)を使う場合があるので、そのときに発育停止(移植もできなくなってしまう)のリスクを負うのは避けたほうがいいという説明を受けました。

患者にとってはリスク!? 培養方法も医療機関によって違う

(c)Shutterstock.com

これはあとから知ったことなのですが、私の通っていた病院では「Embryo Scope」という、受精卵が入ったシャーレを室外に取り出さずに内蔵の顕微鏡で観察することができる培養器が使われていました。これは培養液の温度やpHに変化が生じにくい環境での培養ができるのだそうです。

受精卵を培養する時、体内の環境にどれだけ体外(培養室内)の環境を近づけることができるかってすごく大事なのですが、その環境自体もクリニックによって異なるんです。一番いい方法をどの病院でもできるように標準設備として整っていると嬉しいのですが…。

受精卵が成長できるかどうか、運命次第な部分もありますし、医療設備はなかなか患者側からは直接わかりにくいけれど、不妊治療で病院を選ぶときには、培養方法もしっかり確認しておけるといいかなと思います。

胚盤胞まで発育させられる可能性を天任せにはしたくない

(c)Shutterstock.com

リスクに対して開示されている情報量が少なすぎる不妊治療。女性側の卵子、男性側の精子、それぞれの生命力や相性の問題ももちろん大きいとは思うのですが、培養する人、培養する機械、環境が違う以上、初期胚を培養して胚盤胞へ到達できる成績って、医療機関ごとに差があるような気がしました。

ぼやぼやとした書き方になってしまい申し訳ないのですが、こういうデータって本当にどこにもないんです。なので患者側で比較や検討のしようがありません。

今回私たちの通っていた病院は、初期胚のまま凍結するか胚盤胞へ培養するか、自分で選ぶことができましたが、クリニックによってはすべて初期胚で凍結、もしくはすべて胚盤胞に培養などと決まっている場合もあるようで。あとから「こんなハズでは…」と後悔しないように、体外受精にステップアップする前に確認しておけるといいですね。

大事な大事な受精卵。運命は神様だけが知っているという側面はあるにせよ、過去の不妊治療の実績データはもう少し患者側へわかりやすく開示してほしいと思うところがあります。体外受精へステップアップしてから、調べれば調べるほど不妊治療の奥深さを感じたり。何かあった時に傷つくのは患者側なのに…。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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