恋愛珍事件簿:遠距離恋愛中の婚約者が持ってきた手土産が原因で…
こんにちは、ライター・アルコです。
アルコは友達からの恋愛相談を受けることが多いのですが… 今回は友人Aが体験した数年前のGWに起きた恋愛珍事件について友人Aを交えながらここでお話しさせていただきます!
◆友人Aのちょっとした情報
友人Aは28歳(事件当時の年齢)、女性。30歳の彼と遠距離恋愛中でした。彼が東京、友人Aは広島。交際期間は3年。彼はちょっと天然くん、友人Aはしっかり者。
交際3年目、プロポーズをされた友人A
アルコ「付き合って3年の記念日に彼からプロポーズされたんだよね!」
友人A「そう、嬉しすぎて即アルコにLINEしたよね〜! 2年目のときにプロポーズを期待してされずに凹んでたからなおさら嬉しくてね^^」
アルコ「不安もあったでしょ? プロポーズ前は結構悩んでたじゃん?」
友人A「うん。彼が天然すぎてね。年上なのに色々と抜けてて頼りがいはなかった(笑)。私が引っ張っていけばいいのかな〜って。交際期間のうち2年は遠距離だったから、一緒に生活するとどうなるんだろう〜って。。大丈夫かよ!? って感じだけど、プロポーズハイでそんなん全部忘れたwww」
アルコ「… プロポーズハイ!笑」
GWに友人Aの実家に彼が結婚挨拶に来ることに…
プロポーズされたのがちょうどGW前で、GWに友人Aの実家に彼が結婚の挨拶に来ることに!
アルコ「友人Aの両親と彼は会ったことあったんだっけ?」
友人A「母とは会ったことあったけど、父とはまだ会ったことなかった! うちの父はかなり厳しいタイプの人だからどんな化学反応が起きるのか心配で。。」
アルコ「爆発寸前ってとこかな… 笑」
友人A「その通り!!」
◆彼の失態1:結婚挨拶当日の朝、彼からLINEが
結婚挨拶当日。東京から新幹線で広島まで来る予定の彼から「朝寝坊してしまって、急いでる! 新幹線乗れるかな!?」と友人Aの元へLINEが。
友人A「乗れるかな!? ってなにww 乗れよ!! と思ったね」
アルコ「まぁでも彼が“朝寝坊常習犯”って知ってたから想定内でしょ?」
友人A「想定内。ちょっとイラッとしたけど、そういう人だったわ〜って! うちの父にはもちろんヒミツ。結婚挨拶当日に寝坊なんて、どんな呑気なやつなんだっ!! って到着前から彼が怒られるのも不憫だし。笑」
結局彼は予定していた新幹線に乗れたらしく、事なきを得た(かと思われたが…)
◆彼の失態2:到着してますよね?
無事に予定していた新幹線に乗車し東京駅を出発、広島駅に到着。と思いきや、なぜか彼が消えた。
アルコ「友人Aはお母さんと彼を駅まで迎えに来ていたんだよね?」
友人A「そう。お母さんと改札口で待っていたのに待てど暮せど彼が来ない。まじでどこに行ったん!? と半ギレで彼に鬼電するも出ないのよ」
アルコ「消えたね、行方不明」
友人A「『あと5分くらいで広島駅に着くよ!』って彼から連絡入ってたから寝過ごしたわけじゃなさそうだし、ほんとこれは捜索願い案件かと思ったくらい」
30分後、彼は改札から笑顔で手を振りながら出てきた。
アルコ「こわ… 笑」
友人A「怖いよ。『Aちゃ〜ん! あ、お母さんもお久しぶりです〜!』って笑顔で改札から出てきて時空歪んだ」
アルコ「彼、何してたの!? 空白の30分を説明してよ!」
友人A「彼に『ちょっと!!(怒) 何してたん!?』って聞いたら、『お手洗い行って、お買い物してたぁ』って」
アルコ「お買い物wwwwww(こちら、あとで伏線回収しますんで!)」
実家に到着。彼が持ってきた手土産に一同騒然
やっと、やっと友人Aの実家に彼が到着。
アルコ「彼と友人Aのお父様が初対面だね! ドキドキ。どうだった!?」
友人A「初めの挨拶は彼も父も緊張してかたい感じだったけど、まぁ一緒に食事でもすれば打ち解けられるかな〜って。まぁ一緒に食事する前に色々と問題が起こるんだけども… 笑」
実家について数分… ここで事件発生!
◆彼が手土産として持ってきたのは広島銘菓「もみじ饅頭」
「あ、これ、ほんの気持ちですが…」と彼が両親に差し出した手土産がまさかの広島銘菓である「もみじ饅頭」。
アルコ「でた! 必殺、もみじ饅頭! 何回もこのくだり聞いてるけどほんとに最高」
友人A「まじで時が止まった。母が『お気遣いありがとう〜! え! も… もみじ饅頭!?』ってなってた。父は無言。何故か私が冷や汗」
アルコ「そりゃなるよね。知ってるやつぅ〜! 何回も食べたことあるやつ〜ぅ! ってなるし、無言にもなるし、冷や汗もかくよ! だって東京から来たのに地元の銘菓って意味がわからない」
友人A「彼を問い詰めたら『朝寝坊して東京でお土産買う時間なくて、広島に着いてから買い物した。Aちゃんが前に買ってきてくれておいしかったから、もみじ饅頭にした!』とのことで。。」
アルコ「買い物wwwwww(伏線回収)。駅のお土産売り場でもみじ饅頭買ってたんだねwwww」
◆友人Aの父は心配から不機嫌に
友人Aの父は“これはAが相当しっかりしなきゃダメなんじゃないか?”と心配。だんだんと不機嫌に。
友人A「そりゃ心配になるよね。特にうちの父は“理想”があるタイプだからなおさらね。呑気すぎる彼を前にちょっとびっくりしたみたいで」
アルコ「心配になったんだろうね、この彼が友人Aを幸せにできるのか!? って」
友人A「父の気分がなかなか上がらないから、彼も流石に自分の失態に気付いて… だんだんとその場の空気自体が悪くなってきて、このとき“婚約解消”の文字が私の脳裏に浮かんで。。」
手土産が原因で婚約解消!? 結末は…
しかしここで彼がくれたもみじ饅頭を食べながら雑談。彼の天然さを受け入れよう!! と、家族みんなが決意。もみじ饅頭の美味しさに感謝。
アルコ「頭に浮かんだ“婚約解消”の文字が消えたのはなんで?」
友人A「空気はあんまり良くなかったけど、彼がくれたもみじ饅頭を食べながら雑談してると彼の失態がなんかもう笑えてきて。母のナイスアシストがあったりで、父もようやく冗談飛ばせるぐらいまで回復して和やかムード到来!」
彼の「娘さんと結婚したいです!」という言葉に「キミが呑気だから心配だけど、娘はわりとしっかりしとるんで支えてもらいなさい!笑」と返した友人Aの父。
アルコ「もみじ饅頭のほっこりした美味しさがほっこり空間を作り出してくれたのね! よかった♡」
友人A「もみじ饅頭が美味しくてほんとよかった。なんなら彼、帰りの新幹線に乗る前に3箱買ってたし。笑」
アルコ「…反省ゼロで笑える。天才よ」
結婚し、東京で一緒に生活し始めた友人Aと彼。彼の計り知れない天然さに驚きつつ、楽しく過ごしているみたい!
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ライター・アルコ
なぜだか分からないが恋愛珍事件に遭遇した友達を多く持つ。その友達の事情聴取係を担うのが私、アルコである。