隠れダメ嫁の特徴3
家事も育児も1人でこなし、夫のいうことも素直に聞いて、夫の好みの料理を作り、夫に尽くす… 従順な良妻に見えますが、これが実は夫を甘やかし、ダメ夫を育ててしまう原因かもしれません。
◆散らかしたものを黙って片付ける
帰宅後、そのへんに服を脱ぎ散らかす夫にイライラしている妻も多いでしょう。何度言っても聞いてくれない、何回怒っても脱ぎ散らかすのでもう諦めているという人も多いと思いますが、脱ぎ散らかした服を黙って片付けたり、ぶつぶつと文句を言いながらも最終的に妻がすべて片付けてしまうので、夫は「最後には妻が片付けてくれる」と思ってしまいます。
◆家事のやり方に文句をつける
家事をやってくれる夫に対し、自分のやり方を押し付ける妻もいます。食器の泡が落ちていない、拭いた後がべちゃべちゃ、部屋の隅が埃だらけ… などひどい場合はきちんと伝えるべきですが、自分のやっている手順と違う、時間がかかりすぎているなど、やり方が気に入らないという理由で文句を言うのはナンセンス。せっかく家事を手伝っているのに、頑張る気持ちが削がれてしまいます。
◆妻の母親も男を甘やかすタイプ
妻の母親が隠れダメ嫁タイプの場合、妻もその傾向に。母親が家政婦のように家中の家事をし、父親の身の回りのことを全てしていて父親が1人では何もできないといった状態だと、妻もそれが当たり前になって自分の夫にも同じことをしてしまいます。
夫を甘やかす隠れダメ嫁を克服する方法は?
◆「夫は何もしない」と決めつけない
あなたの夫は本当になにもしないのでしょうか。「うちの夫は何もしない」と決めつけてしまっていませんか? 先述のように、自分が置いたままにしたものを妻が黙って片付けてくれるので、それを苦痛に感じていると気づいていない場合もあります。言葉できちんと伝えれば動いてくれるかもしれませんし、ブツブツ文句を言うのではなく伝え方を工夫すれば理解してくれることもあります。
◆少しずつできることをさせてみる
いっぺんにあれもやれこれもやれと言うと無理な話ですし、言われた側も困惑してしまいます。まずは何か一つ、今までしなかったこと・できなかったことをさせてみましょう。靴を揃えておく、お弁当箱をキッチンに置くなど、3歳児でもできそうなことなら苦なくできるはず。
また、帰宅後夫が靴を脱ごうとしているときに「おかえりー! 申し訳ないけど靴揃えておいてくれるかな?」とタイミングよく声をかけてみると意外とすんなり動けるものです。
◆伝え方にも気をつけて
「もー○○くらいやってよね、私も忙しいんだから! どうしてできないのよ!」と言われて「よし、じゃぁこれから頑張ろう」となるでしょうか。
今までしていなかったことをしてもらうには、上手な伝え方も必要です。「次これを置く時、こっち側に置いて欲しいの。次に取るときとても楽だから」など、今回ではなく次回からしてほしいこと、さらに否定系ではなくお願い系で伝えることを心がけてみてください。
“ダメ嫁”が悪いのではなく、“妻がやって当たり前”と思わせるのがダメ
あえて“隠れダメ嫁”とお伝えしてきましたが、夫のためにあれこれ世話を焼くことが悪いわけではありません。妻があれこれやってくれることを夫が当たり前のことだと考えているのがダメなのです。
日々の妻の努力を当たり前だと感じてしまうと、感謝の気持ちも持ってくれませんし、どれだけ大変なことかという想像もしないでしょう。そういった考えを改めてくれるように仕向けるのも妻の役目と言えるかもしれません。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。