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2022.02.03

ビジネスシーンでよく見る「準ずる」。その意味や使い方とは?「準じる」「順ずる」との違いや類語も解説

「準ずる」という言葉は、法律用語として、または契約書の条文などでもよく登場します。意味をなんとなくは分かっているつもりでも、自分で使うとなるとちょっと不安という人も多いのではないでしょうか。本記事では、「準ずる」という言葉の意味や使い方、類語などについて解説します。

【目次】
「準ずる」とは?
「準ずる」の使い方を例文でチェック
「準ずる」の類語にはどのようなものがある?
「準ずる」「準じる」の英語とは?
最後に

「準ずる」とは?

法律用語として、または契約書の条文などでもよく登場する「準ずる」。なんとなくは分かっているつもりでも、自分で使うとなるとちょっと不安という人も多いのではないでしょうか。

(c)Shutterstock.com

「準ずる」とは、「ある根拠に従う」あるいは「ある基準に則る」ことをいいます。似た言葉で「準じる」という言葉がありますが、もともとが「準ずる」、それが言いやすいように変化したのが「準じる」だと考えればいいでしょう。意味も同じですが、印象としては「準ずる」の方がやや固い雰囲気を持つので、契約書やフォーマルな書類などには「準ずる」が用いられる場合が多いといえます。

「準ずる」のもうひとつの意味

「準ずる」には、「あるものを基準として、それと同じように扱う」という意味もあります。たとえば、「準社員」という肩書き。これは「正式な社員ではないが、それと同等に扱われる社員」のことです。違いはあるが、ほとんど同じように扱う、という場合に使うということがこの例を見るとよくわかると思います。

「順ずる」との違い

「準ずる」と同じ音ですが、感じが違う「順ずる」「順じる」という言葉もあります。これは「師の教えを守る」という意味。歯向かうことなく、言われたことに従順に従うのが「順じる」です。この「順ずる」「順じる」は、権力者や師匠などの教えに従う場合に使うことが多いので、一般的なビジネス文書や法律的な文書などでは「準ずる」「準じる」を用いておくと良いでしょう。

「殉ずる」との違い

同じ音の「じゅんずる(じる)」に、「殉ずる」「殉じる」もありますね。これはとても特別な場合に使う言葉で「主君や恩人のあとを追って死ぬこと」、あるいは「信念を貫き通すために命を投げ出すこと」という意味。さらに「主君や恩人のあとを追って、同じ行動をとる」場合にも用いられます。「総理に殉じて、大臣も辞職した」などというように使いますね。

「準ずる」の使い方を例文でチェック

では、「準ずる」「準じる」の具体的な使い方をご紹介しましょう。人事に関わる場面で、頻繁に見かける言葉なので、人事関係の仕事をしている人やシフトを組んだりすることのある人は押さえておくと安心ですね。

(c)Shutterstock.com

1:緊急避難の場合には、防災マニュアルの記載内容に準じた行動を取りましょう。

言い換えれば、「避難するときには、防災マニュアルの内容に従った行動をとりましょう」ということですね。「〜に従う」という意味で使う「準ずる」「準じる」の例です。

2:業務の内容は正社員に準ずるものとする

パートタイマーの契約書などでよく見られる文言です。「正社員と同様の仕事をしてくださいね」という内容ですね。このように「準ずる」「準じる」には、「〜と同様の」「〜と同じように」という意味があります。

3:往々にして、大企業においては、前例に準じた対応が取られます。

「前例に準じた対応」というのは、具体的に言えば、「これまでと同じような対応をする」ということですね。「準ずる」「準じる」には、「〜にならって」という意味があるということがわかります。

4:納税額は、前年の収入額に準じて算出します。

この場合の「準じて」は、「〜に応じて」という意味ですね。「去年の収入に応じて、今年の納税額が算出される」のだと述べている文章です。

5:中途入社の社員の年齢給は、勤続年数に準じたものとする。

これも人事の規則などでよく使われるタイプの「準ずる」「準じる」です。「勤続年数に見合った」という意味ですね。

「準ずる」の類語にはどのようなものがある?

では、ここで類義語も押さえておきましょう。「準ずる」「準じる」の用例を先に挙げていますので理解しやすいのではないでしょうか。

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1:従う

「従う」には、「決められたように行動する」という意味がありますね。この意味で使われる場合、「準ずる」「準じる」に置き換えることができます。

ただし、「従う」はとても多くの意味を持つ言葉。「人の後ろについて歩くこと」も「従う」ですし、「道や川の流れに沿っていく」ことも「従う」と言います。「準ずる」「準じる」を「従う」に置き換えるときは間違えにくいと思いますが、逆の時には注意が必要です。

2:応じる

「応じる」も、文脈によっては「準ずる」「準じる」に置き換えることができます。「社内規程に準じて」は、「社内規程に応じて」としても問題ありません。ただし、「従う」同様、「応じる」もたくさんの意味を持つ言葉ですから、その点では注意が必要。「相手の言うことに対して返事をする」だけでも「応じる」が使われている場合もあります。

3:基づく

「基づく」の意味は「それを基盤とする」、あるいは「それを根拠とする」という意味です。「定められた規範に基づいて」とあれば、「決められたルールに沿って」、「決められたルールに準じて」とほぼ同じ意味になります。

4:のっとる

漢字で書くと「則る」となります。「法律に則る」といえば、「法律に従って」「法律の定めに準じて」という意味になりますね。気をつけたいのが漢字です。「乗っ取る」と書いてしまうと「自分の支配下に置く」ことになってしまいますよ。

5:ならう

「ならう」にも、学習するという意味の「習う」と、真似をする、お手本にするという意味の「倣う」がありますが、「準ずる」「準じる」の類語としてふさわしいのは「倣う」の方です。「イタリアにならった制度を構築した」という文章があったとしましょう。これは「イタリアに準じた制度をスタートさせた」などと言い換えることもできますね。

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6:準拠する

「準拠」とは、「標準」あるいは「よりどころ」、「準拠する」といえば、「標準、またはよりどころとしてそれに従うこと」となります。「先例に準拠して判断しましょう」と言われたら、「先例に準じて判断しましょう」と言われていると解釈してもなんら問題はありません。

7:踏襲する

ビジネスシーンでよく使われる言葉ですね。「踏襲」とは「前人の経験をそのまま受け継ぐこと」や「元のまま引き継ぐこと」です。「前年踏襲で行きましょう」というのは、「去年と同じで」という意味ですね。この言葉も「準ずる」「準じる」の類語といえます。

「準ずる」「準じる」の英語とは?

ビジネスシーンでよく使われる「準ずる」「準じる」という言葉。英語も覚えておくといいですね。

1:「〜に応じて」はaccording to

「We should deal with these matters according to precedent.」(これらの問題はこれまでの前例に準じて対応するべきだ)という文章です。業務上の問題が生じた場合に使えそうな例文ですね。

2:「従う」「沿う」はfollow、conform to

「These conform to this manual.」は、「このマニュアルに準ずる」と意味になります。「You should follow a precedent.」と言われたら「先の例に準ずるべきだ」と解釈しましょう。

最後に

(c)Shutterstock.com

どうでしたか? 「準ずる」「準じる」について説明しました。意味によって類義語が変わってくるのが興味深いですね。難しいようで、ビジネスシーンや法律に関わるシーンでよく登場する言葉です。覚えておくといいですよ!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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