118番は海の緊急電話!

「118番」は、海上保安庁緊急通報用電話番号。海での事件・事故に迅速かつ的確に対応するため、警察の110番や消防の119番のように覚えやすい3桁で、2000年5月から導入されています。
◆どんなときに使用する?
例えば…
・友人が流されてしまった
・船を乗り揚げてしまった
・密漁している人がいる
・海に大量の油が浮いている など
海でのレジャーのときにはぜひ覚えておきたい電話番号なんです。
間違い電話がおよそ9割!
ところがこの118番、間違い電話の件数がとても多く、その割合はなんと約99%!
以下の図は、運用が開始された2000年5月1日から2021年12月31日までの状況。

このように間違い電話がとても多いので、テレビで118番を周知してもらえないかと海上保安庁の方から依頼を受け、担当番組で取り上げたこともあります。
本当に必要な対応に遅れが出ることも懸念されますので、かけ間違いを防ぐ意味でも、覚えておきたい番号です。
「海のもしもは118番」、この機会に覚えておきましょう!
TOP画像/(c)Shutterstock.com

気象予報士 太田絢子
気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。