行かなくても海外〜NO蜜&濃密牧場グランピング 後編〜
マザー牧場 グランピング THE FARMにやってきました。前回は、施設の紹介をしました。
絶景を目の前にBBQ!
さてさて、そうこうするうち夕食の時間がやってまいります。備え付けのBBQグリルは大きめのタイプ。初めてでも着火も火の調整も簡単。万が一戸惑ったとしても、スタッフに尋ねれば何でも解決。
見てわかるようにお肉は「焼き肉」ではなく「ステーキ肉」。
これこそBBQ、肉肉しいお肉ですね。このようなステーキ肉の場合、グリルの火の強いところと弱いところ使い分けて焼くと、美味しいステーキが完成します。行く前に軽井沢の人気精肉店「ファインコストメッツゲライカタヤマ」の店主、片山さんが教える「肉の美味しい焼き方」をチェックしておくことをおすすめます。
▲基本、味付けは塩コショウだけでOK
キャンプといえば、海外でも国内でもヘビロテしているバッグがHaglofsのこれ。イスと一体型になっていて、電車待ちや空港での待ち時間にも便利。10年以上使っているけどまだまだ現役!
◆BBQ内容(大人二人分)
・1ポンド牛ロースステーキ(450g)
・マザー牧場手造りソーセージ(100g)
・ポークスペアリブ(300g)
・新鮮野菜のジャーサラダ
・7種の焼野菜
・特製ミルクスープ(マザー牧場牛乳使用)
・バケット
・スモア
※別途料金で追加オーダー可能
◆ドリンクメニュー
生ビール(中ジョッキ)650円、ジンビームハイボール550円、竹鶴/白州/山崎ハイボール800円
ほか、下の写真のタワーサーバー2,500円(1.5L)、クラブハウス内のフリードリンク(ジュース、コーヒー)は無料
▲女子でも簡単。とはいえ、結局焼かされてる。
目の前に広がるのは、美しい自然の風景。
「マザー牧場」で迎える夜と朝
周辺が暗くなってきたら、かがり火(グランテラス限定)なんか焚いちゃったりしてムードを盛り上げます。普段話さないようなことまで、ついつい話してしまうのが焚き火マジック。女子の友情と絆も深まるグランピングです。
夜はもう、ホントに静か。なんてったって敷地面積250ヘクタールの私有地の中のグランピング場ですからね。人工的な音が聞こえてくるとしたら、自分たちの話し声くらいなもの。ベッドに横になったら即寝落ち。そのまま朝までぐっすりです。
牧場の朝は、コーヒーではなく山の緑の香りで目が覚めます。
朝食メニューはバスケットに入れられたサンドイッチ(マザー牧場手造りボローニャソーセージ・クリーミーたまごサンド)・サラダ・旬のカットフルーツ・スープ・マザー牧場牛乳。
加えてクラブハウス前で炭で焼いたマザー牧場手作りソーセージを使った、ホットドッグを作ってくれますよ。ここのソーセージがまたメチャウマで。帰りにお土産購入確定です。
ところで、キャンプで最も嫌なことといえば…?
そう後片付け。ところがここでは一切不要。先にも書いたように、BBQグリルの片付けも食器類や散らかしたテラスの片付けも、全てスタッフがおこなってくれます。
朝ごはんを食べたら宿泊者のみに提供されるサービス、アルパカが散歩してきます。アルパカ、目が可愛すぎてヤバいです。宿泊者限定といえば、ほかにもモ〜ニング手しぼり体験やバター作り体験(ともに無料)、テントサウナ(4名5千円)もあり。
▲テントサウナ
マザーファームツアーもできる!
今回マザー牧場にきた目的はあくまでグランピング、なのですが、せっかくですから牧場を見て帰りませんか? 開放的空間が広がる牧場もまた、「行かなくても海外」な風景が広がっている場所のひとつです。ということで、マザーファームツアーDXに参加します(宿泊者限定優待料金 大人(中学生以上)1,400円、小人(4歳~小学生)800円)。
ハワイ島のパーカー牧場にありそうな、身長の2倍ほどの大きさのトラクターに引かれ、広大な牧場を回るツアーです。
途中日本にはほとんどいない種類の牛に遭遇したり、マヌカハニーの試食をしたり。マヌカハニーといえばニュージーランド、ニュージーランドいえば羊。
羊といえば羊飼い、羊飼いとシープドックによる見事に羊を追い込む様子も見せてくれます。さらにはアルパカや羊やヤギさんへの餌やり… と、かなり密度の濃い内容のツアー。人気のアクティビティというのにも納得です。
ということで、楽しかった牧場グランピングはこれでおしまい。これからのキャンプシーズン、都心から手ぶらで行ける「行かなくても海外」グランピング、かなりおすすめです。
マザー牧場の周辺もいい!
ところで、マザー牧場への途中にも「行かなくても海外」な風景を発見。広がる田園風景、これどこかで見たなぁと考えていて思い出した。
そうだバリ! バリのウブドゥで見た風景とほぼ同じではないですか! さて、どちらがBALI?
【正解】右でした。
一方思いっきりドメスティックな店も発見。ニコニコドライブイン。漁師町に近く、本日の魚料理ほか新鮮な魚料理が自慢・・・なんだけど近所で働くおじさんたちは普通の定食を食べています。でもそれもまた美味しそうで!
それともう一軒見つけたのがここ。のこぎり山のちょっと先、1978年以来断崖絶壁のこの地で営業を続ける(建物は2011年の火事により建て直し)、「音楽とカフェの店 岬」。
モントリオール映画祭入賞、吉永小百合主演「ふしぎな岬の物語」のモデルとなったこの店。なかなかディープで、連載一回分に十分なストーリーが詰まっていそうなお店です。
今回初グランピングに参加してくれた二人
藤江れいなさん
AKB48・NMB48メンバーとして約10年間活動し、卒業後は女優・タレントとして幅広く活動。自由が丘のカジュアルブランド「AS Rabbit」とコラボをして自身のブランド『and R』を展開中。千葉県出身で過去にマザー牧場イメージガールを務める。
笹丘明里さん
子役から活動しておりミュージカル「アニー」にも出演。その後、まつもと市民芸術館企画・製作「K. ファウスト」や、劇団★新感線「髑髏城の七人」「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン~」に出演など、舞台・ミュージカルを中心に役者として活動。最近ではYouTubeチャンネルを開設し自身のライフスタイルを積極的に発信。
撮影/中島正男
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.