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LIFESTYLE

2021.09.02

フィギュアスケート髙橋大輔選手が語る「今の僕しかできないこと」【Oggi撮りおろし写真&未公開インタビュー】

Oggi9月号の特集では、これまでにない表情を見せてくれたフィギュアスケートの髙橋大輔(たかはしだいすけ)選手。本記事では、Oggi掲載記事のアザーカットと収録しきれなかったインタビューを紹介。アイスダンスのパートナーである村元哉中(むらもとかな)選手も、特別にコメ ントを寄せてくれました。

35歳を迎え、ますます充実する競技生活。「スケートしかできなくてもよくない?」と、ちょっと吹っ切れた。

Oggi9月号で力強い筋肉や男の色気溢れる姿を公開し、大きな話題となった髙橋大輔選手。愛用のスキンケア「ナチュリエ ハトムギ保湿ジェル」で整える、艶やかな肌も注目を浴びました。

シングルからアイスダンスへ転向し、前例のない道を進む今。競技生活のこと、2021年5月に出演したアイスショー「LUXE」での挑戦について… 今、髙橋選手が見つめていることを語っていただきました。

――新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日々の生活に変化は?

髙橋選手:コロナ禍の前から引きこもりなので、ずっとオンデマンドで映像を見てたりして、あまり生活は変わらないです(苦笑) でもアメリカではリンクで練習ができなくなったり、リモートでレッスンを受けたりと大変なことはありました。今年5月にやらせていただいたアイスショー「LUXE」も、緊急事態宣言の状況下で開催できるかどうかギリギリまで分からなくて…。

――「LUXE」では、横浜アリーナを舞台に歌声も披露されましたね。

髙橋選手:それは別に僕がやりたいと言ったわけじゃなくて「やってください」って言われたので!(照笑) いや、もう本当に大変でした…。でも気持ちよかったですよ。今回、会場でこれまで公演をしたいろんなアーティストやスポーツ選手の写真が飾られている壁にマライア・キャリーの名前を見つけて。そこに前回の「氷艶」の写真があり、自分も並ぶことに「すげえな!」と思って(笑) 自分はこんなすごいところで、しかもスケートだけでなく歌も歌っちゃったんだな、と。

――ほかの出演メンバーも素晴らしい座長だとおっしゃっていました。

髙橋選手:座長ではないです、名前だけです(笑) 僕はチームを引っ張るっていうより「みんなで仲良くしませんか?」みたいな感じですね。でもやっぱり規制の続く中で、見る人の気持ちが明るくなるようなエンターテイメントとか、楽しみがまったくないのは良くないんじゃないかな、と…。そういうことに繋がるスポーツに関われてよかったなとあらためて思いました。

――高橋選手が転向したことで、アイスダンスという競技自体にも注目が集まりました。

髙橋選手:以前からフィギュアスケートには団体戦があったりと、カップル競技の推進に力を入れていたと思うんです。ただ僕自身、そこまで男子シングルの人気がなかった頃からスケートをしていて、やはりメディアに取り上げていただく難しさはずっと感じていました。継続して成績を出していって、何かのきっかけで注目してもらえたら興味を持ってくださる人がどんどん増えていくのではないかなと思うので。そういった面で、自分も少しは力になれるのかな…?

――現役復帰後はスケートの魅力に立ち返った感じですか?

髙橋選手:…いや、スケートしかできないですから(苦笑)。今までスケートだけをずっと続けてきて、違う世界も見てみたら何もできない自分がいたんです。「これじゃダメだ」と、とりあえずなんでもやってみようとした中で、やっぱり身体を使って何かを表現することがすごく好きだということに気づいて。「スケートしかできなくてもよくない?」と諦めたというか、ちょっと吹っ切れて(笑) ほかに何もできない自分を責めず、「じゃあそれをどう良くするか?」っていうことだけを考えていけば、きっと何かにつながっていくんじゃないかな、と。

――応援しているファンの方へメッセージを。

髙橋選手:そうですね、今回「LUXE」のチケットを買ってくれたのにコロナの影響でアイスショーに来られなかった人もいらっしゃるかと思います。でもライブビューイングや生配信は、この状況じゃなかったら実現しなかったかもしれないですし、そういうものを通してたくさんの方々に見ていただけたのは、ある意味よかったです。また状況が落ちついたら生で見ていただける機会もあると思うので、ぜひその時は会場に足を運んで頂けたら嬉しいです。お客様自身も、その空間で見ないと感じられないものがあると思うので。

「素敵なスケーターで、すごい方。その素晴らしさをアイスダンスでも」村元哉中選手にインタビュー

髙橋大輔選手のアイスダンスのパートナーである村元哉中選手。「かなだい」の愛称で呼ばれるカップル結成後の反響と、今の心境について語ってくれました。2022年の北京五輪出場を目指し、日々ハードなトレーニングに臨む二人は、お互いを気遣いリスペクトしあう関係性も魅力的です。

――村元選手が声をかけたことで「かなだい」が誕生したそうですね。

村元選手:今思うと、当時大ちゃんがシングルに復帰したばかりだったのによく声をかけたな、と自分でも思います(笑)

――その後の反響をどう受け止めていますか?

村元選手:「LUXE」の後に「アイスダンスをワンシーズン通して、大ちゃんがすごくいい方向に変わった」「表現の幅が広がって、またさらに新しい大ちゃんが見られた」って周りから聞いたりして、ひと安心しました。大ちゃんのアイスダンスへの転向をちょっとでもいいふうに捉えてくれた方が思ったより多くて、よかったなっていう思いがあります。

――村元選手から見た髙橋選手はどのような存在ですか?

村元選手:大ちゃんがアイスショーで一人で滑っている姿を久しぶりに見て、本当に感動して。自由に解き放たれているようで「素敵なスケーターだな、すごい方だな」ってあらためて思いました。どうしてもアイスダンスでは「相手に合わせないと」というのが多くなると思うのですが 「その大ちゃんの良さ、素晴らしさをなくしたくない。アイスダンスでも生かしたい」っていうことは本人にも強く伝えました。

――次のオリンピックに向けてどんどん絆が深まっていきそうですね。

村元選手:ワンシーズンを通してやっとお互いの滑りを理解できました。アイスダンスは、二人のコミュニケーションも技術も、時間の積み重ねが全部結果につながっていく競技なんです。たぶんこの2シーズン目も、より新しい「かなだい」というのがお見せできるのではないかなと思っています。

今季の「かなだい」の活躍にも注目!

村元&髙橋組の今季初戦となるのは、2021年9月3日(金)~5日(日)にアメリカで開催される「The 19th Annual Labor Day Invitational」。ここで披露される新しいリズムダンスにも期待が高まります。北京五輪という夢に向けて走り出す二人に日本からも熱い声援を送りましょう。

【Profile】

髙橋大輔/Daisuke Takahashi 岡山県倉敷市出身。1986年生まれのフィギュアスケーター。「世界一のステップ」で知られ、バンクーバー五輪で日本人初の銅メダルを獲得。その後、トリノ世界選手権、グランプリファイナルでも日本人初の優勝と輝かしい成績を収める。2014年に引退を表明するが、4年後に現役復帰。現在は村元哉中選手とアイスダンスのカップルを組み、2022年の北京五輪出場を目指している。

村元哉中/Kana Muramoto 兵庫県明石市出身。1993年生まれのフィギュアスケーター。女子シングルで活躍するが2014年よりアイスダンスに転向。クリス・リード選手とカップルを結成し、2015年より全日本選手権を3連覇。2018年の四大陸選手権で日本アイスダンス史上初となる銅メダルを獲得。同年の平昌オリンピックでは日本勢最高タイとなる15位に。2020年1月、髙橋選手と新たにカップルを結成。

撮影/倉本ゴリ(Pygmy Company) スタイリスト/折原美奈子、原紗都子(Mi-knot Inc.) ヘア&メイク/宇田川恵司(heliotrope) 構成/辻富由子、佐藤恵理


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
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