【目次】
・肌老化に繋がりやすい6つの原因
・意識して取り入れたいもの
・シワ・たるみにおすすめのアイテム
・日常で取り入れたい4つの習慣
肌老化に繋がりやすい6つの原因
無意識の行動や「よかれ」と思ってやっていることが肌をいじめていることも。健康な肌がつくられていないと防御力も弱まるので、紫外線による影響も受けやすくなります。
【1】紫外線
肌を老化させる原因の80%以上が紫外線。肌のハリ・弾力・代謝にかかわる部分を直接的に老化させます。
シワやたるみを引き起こさないよう、晴れた日や夏だけでなく紫外線は一年通して対策をしましょう。
【2】栄養バランスの偏りや睡眠不足
肌をつくるもとである栄養バランスの偏りは、肌状態にも影響があらわれます。睡眠不足はターンオーバーのサイクルを乱すことも。
【3】酸化
紫外線や大気汚染・喫煙のほか、肌を酸化させる活性酸素は“ストレス”でもつくられます。活性酸素が増えすぎると、身体や肌にダメージを与えて老化の原因に。
【4】やりすぎスキンケア
肌に負担をかける行為とは「いじる」「こする」「刺激する」こと。スキンケア・メイクやマッサージなどで顔を刺激する回数が多いほど、肌トラブルを招きやすくなります。
【5】やらなすぎスキンケア
メイクや汚れをきちんとオフしなかったり、保湿不足などの“やらなすぎ”も問題! 日中さまざまなダメージを受けている肌は、対策をしないと肌老化の加速を手助けすることに…。
【肌をいじめる原因】3位紫外線、2位栄養・睡眠不足を抜いて1位はなんと…
【6】冷え
\教えてくれたのは…/
赤澤純代 医師
[金沢医科大学総合内科 准教授、金沢医科大学病院 集学的医療部 女性総合医療センター 副センター長]
秋冬やエアコンなどによる“冷え”は、内臓だけでなく肌にもダメージを与えます。
肌のハリと弾力を支えているのは真皮にあるコラーゲンとエラスチン。中でもエラスチンは、コラーゲンを束ねることで肌の弾力を保っています。
しかし、血流不良や酸化ストレスで、エラスチンを分解する好中球エラスターゼの活性が上がります。つまり“冷え”は、エラスターゼの活性を上げ、たるみやシワにつながっていくのです。
血流を良くして毛細血管を鍛えれば、細胞での呼吸を十分に行うことができて、若々しい肌を維持することができます。
意識して取り入れたいもの
【1】ビタミンC
\教えてくれたのは…/
「美的GRAND」編集長:天野佳代子さん
≪ビタミンCがおすすめ≫
ビタミンCには皮脂の分泌を抑えて毛穴を引き締める効果、たるみを防ぐ効果や美白効果があります。1本取り入れるとマルチな効果を発揮しますよ。
【2】抗酸化物質
\教えてくれたのは…/
ウォブクリニック中目黒 総院長:髙瀬聡子 先生
朝、ビタミンCや飲む日焼け止めを飲むなどして“抗酸化物質”を体に入れ、内側からダメージを防ぐことも大切です。食べ物ならブロッコリーなど色の濃い野菜をとるのもおすすめ。
【3】酵素
紫外線を浴びた肌が気になる人に。
「メラニンを含んだ古い角質を追い出して肌の透明感を引き出すには、代謝を上げることが大切。酵素洗顔料を週に数回取り入れたり、湯船に浸かって体を温めることも効果的です」(髙瀬先生)
シワ・たるみにおすすめのアイテム
【1】不足したうるおいを取り戻したい人に
▲パナソニック|スチーマー ナノケア EH-SA3B
[Oggiアワード2020年(美容機器)ランキング 第2位]
ナノサイズの温スチームが、顔をやわらかく包み込んでたっぷり保湿。角質層までうるおいを浸透させてハリ感を与えます。
≪読者の口コミ≫
・「肌が劇的にしっとり」(28歳・商社)
・「クレンジング前に使うと汚れが浮き上がる♡」(30歳・IT関連)
【2】メラニンを速やかに追い出す洗顔料
▲ファンケル|ディープクリア洗顔パウダー
炭とクレイを配合。肌をやさしく包み込み、うるおいを守りながら汚れを絡め取ります。
※現在は新パッケージに変更しています
▲ルシェリ|酵素洗顔パウダー
肌に残る古い角質や余分な皮脂・毛穴よごれを浮かせて取り除きます。コラーゲンケア成分配合で、ふっくらとハリ・ツヤのある肌に。
▲ON&DO|パウダーウォッシュ
役割の異なるパウダーを組み合わせ、肌へのやさしさを守りながら不要な角質・過剰な皮脂汚れ・毛穴の角栓詰まりのすべてにアプローチ。
【3】タイムリリース型ビタミンC
▲アンプルール|ラグジュアリーホワイト アクティブクリアD
酸化しやすいビタミンCを24時間安定的にデリバリー。乾燥や内外ストレスによる刺激など、ダメージにさらされ続ける肌を守ります。
【4】老化によるダメージを全方位から集中ケア
▲ドクターフィル コスメティクス|IC.U アルジェックス EX
エイジングにより刻み込まれる年齢サインを集中的にパワフルケア。肌の上にストレッチ膜を形成し、表情の動きに合わせて密着しながらハリをキープします。乾燥小ジワが目立たないふっくらと若々しい印象の肌へ。
いかなるシワにも対応可能!【IC.U】のダメージ集中ケア美容液
【5】これ1本! のスペシャルケア
▲(写真:F)エスティ ローダー|アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス
昼は乾燥などの外的要因から肌を守り、夜はうるおいを補給。乾燥・ハリやツヤの低下・キメの乱れによる毛穴の目立ちなどのさまざまな肌悩みにアプローチします。
▲(写真:G)ポーラ|B.A ローション
生命感あふれるようなハリ肌を目指す独自の複合保湿成分配合。肌のすみずみまでうるおいを抱え込み、みずみずしく膨らむようなハリ肌へ。
日常で取り入れたい4つの習慣
【1】今すぐほうれい線を浅くしたい!
\教えてくれたのは…/
ウォブクリニック中目黒 総院長:髙瀬聡子 先生
小鼻の横には、表情筋や皮膚を骨とつなぐ『リガメント』という組織があります。ここが凝っていると頰がたるんでほうれい線が目立つ原因に。ほぐすとすぐに頰が上がりますよ。
≪リガメントプッシュのやり方≫
1. 人さし指をカギ形に曲げて、第2関節を小鼻の横のくぼみにあてます。
2. そのまま15~20秒程度、グリグリと強めに押し込みましょう。
※肌をこすらないことがポイントです。
【2】目尻のシワは“こわばり”をほぐして
\教えてくれたのは…/
ヘア&メイクアップアーティスト:小田切ヒロさん
目尻のシワは、目の疲れによる側頭部のこわばりにも一因が。指の腹でしっかり揉みほぐすと目尻のシワが軽減し、目もぱっちり開きます。
≪ストレッチのやり方≫
1. 指の腹を左右の側頭部にあててグッと押し込みます。
2. 指を固定したまま手を上下に動かしましょう。
※こすらずに動かすことがポイント。痛い人は凝っている証拠ですよ。
【3】おでこのシワが気になる!
\教えてくれたのは…/
本企画担当美容エディター:大塚真里
▲眉を持ち上げて目を開くクセのある人は、額にシワが定着してしまいます。
▲鏡を見ながら、眉を動かさずに目を開けるトレーニングをしましょう。慣れると額のシワが目立たなく。
【4】首にシワが出来るのはどうして?
\教えてくれたのは…/
銀座ケイスキンクリニック 院長:慶田朋子 先生
スマホやPC作業の時間が長いと、下向き姿勢で肩が前に入りがちになり、首にシワができます。前かがみの猫背をやめるだけで首がすっきりとのび、シワが改善しますよ。
≪姿勢に気を付けよう≫
胸を広げて肩を落とし、頭の位置を背骨の延長線上に。あごは引かず、突き出さず、自然な位置におきましょう。