スマホ代の見直しで固定費大幅削減!?
固定費とは、「毎月確実に出ていくお金」のこと。例えば、家賃、通信費、水道光熱費、習い事代等が固定費として上げられます。一度見直してしまえば毎月の支出を確実に抑えられるため、長いスパンでみると大きな節約効果をもたらします。
その中でも「通信費」は、povoを始めとした格安プランの登場で、使い勝手を変えることなく、スマホ代を大きく節約できる可能性があると注目を集めています。さらに、プランだけでなく端末代もかしこく見直すことで、もっと通信費を削減できる可能性も!
通信費、端末代の両方から見たスマホ代について、Oggi誌面でもおなじみの西山先生監修のもと、新品、中古それぞれで毎月20GB使う想定のシミュレーションを実施しました。
なお、データ容量が20GBより少なくても良い場合には、格安SIMの活用で更に料金を抑えられる可能性があります。
いざ試算! 通信費の差はいかに
下記条件下にて、西山先生監修のもと、試算を実施いたしました。
・新品スマホ(¥94,380)
Apple Storeでの、iPhone 12(64GB、SIMフリー)の販売価格
・中古スマホ(¥22,500)
中古スマホ販売サービス「にこスマ」での、iPhone 8(64GB、Bグレード、SIMロックなし)の販売価格
※2021年5月時点
・大手通常プラン(¥7,277)
ドコモ(ギガホ プレミア)、au(使い放題MAX 4G)、ソフトバンク(メリハリ無制限)を20GB使用時の平均価格を算出
・大手格安プラン(¥2,809)
ahamo、povo、LINEMOの平均価格を算出
※今回のシミュレーションは、全て税込み価格にて実施
◆通信プランは変えずに、端末代のみ見直す場合
端末を中古スマホに替えるだけでも、2年間では、約7万円もの差が出る結果に!
中古スマホの月々の端末代は、新品スマホに比べて2,995円もお得! たくさんある固定費の中で携帯の端末代は月に938円しか払わなくても良いというのはとっても嬉しい結果です。
◆通信プランと端末代を両方見直した場合
中古スマホと大手格安プランに替えることで、2年間では、な、なんと約20万円の差が出る結果に!
通信代と端末代の両方の代金を合わせても、新品スマホの月々の端末代よりも低価という圧倒的な安さです! 月々に削減できる7,413円という金額は、一人暮らしの場合、平均的な電気代に相当します。この削減はとっても嬉しいですね!
中古は怖くない時代! かしこい活用で大きな節約効果が
上記の結果に対し、西山先生はこう語ります。
◆固定費、通信費の見直しについて
『固定費を見直すことは、大きな節約効果があります。特に固定費の代表ともいえる通信費は、大手通信会社からも格安プランが出そろった今、見直しのチャンスです。
通信プランを見直すだけでなく、さらに費用を下げたい場合は、端末の購入先の見直しもおすすめです。高い通信費を払っている方のなかには、通信プランは安いものでも、高い端末代を分割で払い続けて負担になっているケースもあるからです』(西山先生)
◆さらに、中古スマホの活用について
『端末は、以前は新品が当たり前という風潮でしたが、最近はスマホアプリやネットオークションなどで、費用の安い中古スマホが手に入るようになりました。ただ、個人間取引の場合はトラブルや故障、衛生面等の心配もあるため、中古スマホを扱う大手サービスを利用するのも手です。
例えば伊藤忠グループの「にこスマ」など、独自の厳しい選定基準を設けている会社のサービスを選ぶと、より安心でしょう。通信プランと端末購入先もあわせて見直すことで、仮に月7,000円ほど削減できれば、2年間で20万円近い削減になります。
無理な節約をすることなく浮いた20万円で、食事や旅行、趣味、貯蓄アップなど、楽しみを増やすことにもつながると思います』(西山先生)
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いかがでしたか? 使いやすさはそのままで毎月のスマホ代を大きく削減できるなんて嬉しいですよね。契約の見直しは面倒… プラン内容を見るのさえ億劫… と思っていても2年間で20万円も節約ができるのなら重い腰も上がります。将来のために、今からできることにトライしてみてください。
※通信速度については各社の公式サイトより対応エリアなどをご覧いただくことをおすすめします
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ファイナンシャルプランナー 西山美紀
出版社勤務を経て、2005年に独立。FP資格を取得。女性の生き方、お金、仕事、人間関係、子育てなどをテーマに取材執筆しながら、単に貯蓄領だけを増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の貯め方・使い方について発信中。Oggiなどでマネー連載を執筆中。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)他。1男1女の母。