ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#43>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『まるで家政婦… 家事を丸投げする半同棲の彼にモヤモヤが止まらない<働く女性のお悩み相談室#42>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
「上手に生きている」人なんて実際はいない
お悩み:誰とでもすぐに仲良くなれて、社交的で明るい友人を見ると劣等感を抱いてしまいます。そういう性格のほうが周囲に愛されるし人生得すると分かっているのに…。不器用で、上手に生きられない自分が嫌になります。
社交的で明るく人気者の友人のことを、相談者さんは「得している」「上手に生きている」と羨んでいるようですが、いささか安易な判断に思えます。
その友人も、根っから社交的なわけじゃないかもしれない。無理して明るく振る舞っているのかもしれない。人って、表面からじゃわからないものです。
思うに「上手に生きている」人なんて、実際はいないのではないでしょうか。
どれほど恵まれた環境にいても、どんなに能力のある人でも、壁にぶつかったり落ち込んだりして生きています。人の長所と短所は表裏とも言いますしね。
人それぞれ相対する壁の種類は違うかもしれないけれど、悩んだりもがいたりしているのは皆同じ。
表では得しているように見える人も、誰も預かり知らぬところで代償を支払っているかもしれません。いつだって、目に見えているものだけが真実ではないのです。
「社交性」は後天的に身につけられる
人によって性格や生き方、価値観が異なるのは当然のこと。
たとえ不器用でも相談者さんには相談者さんの良さがある。「私はダメだ」なんて卑下したり、ストレスを感じてまで周囲に合わせたり自分を偽る必要はないと思います。
ただ、もし相談者さんが「器用になりたい」「周囲に愛されたい」と願うなら、対人スキル向上を目指して努力してみてもいいかもしれません。
「社交性」は後天的に身につける能力です。社交性が高い人というのは、単純に経験値が豊富だから。
幼少期から積極的に人と接し、初対面から関係を築いたり、喧嘩したり仲直りしたり、時にはトラブルを解決したりして……多くの経験を積んできたから社交的になった。それだけのことです。
社交性を養うのは、大人になった今からでも決して遅くはありません。
「苦手」とか「不器用だから」と言い訳せず、最初は無理やりにでも、意識して人と関わろう、相手を知ろうと努力してみてください。
思考はやがて行動に変わり、行動は習慣になる。そのうち自然と社交的に振る舞えるようになっていきます。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。