当たり前にしていたケアが、実は肌を傷つけている!?
世の中には美容情報があふれていますが、「これがいい!」「効くのはこれ!」といわれているものを試しているのに、なぜか肌トラブルが絶えない…。そんな人も多いのでは。
その原因は、自分の肌に合わないケアをしているから。肌のタイプに合わないケアをすると、かえって肌にダメージを与えることに。また、ケアを頑張りすぎてしまう「やりすぎケア」も問題! 摩擦が多く、乾燥やシワ、しみを招きます。
美肌のために必要なのは、正しい知識。そこで、書籍『正しい知識がわかる 美肌事典』(高橋書店)の中から、美肌に役立つTipsをご紹介! 計5回にわたるプチ連載形式でお届けします♡
前回の記事はこちら>>間違えがち!【テカリ】と【ツヤ】あなたのはどっち? ここを見ると…
「天然成分はよくて合成は悪い」とも限らない!
オーガニックという言葉は、人にとっても環境にとっても魅力的に響くもの。実際にオーガニックの農産物は化学肥料を使わず、土壌の力を生かして栽培する農法のため、地球や土地などの環境への負担が少ない、持続可能なビジネスといえます。
またオーガニック化粧品をつくる会社は、栽培法はもちろん、工場の製造過程や製品の梱包・輸送時、消費者に届いたあとも、ゴミや有害物質が極力出ないように配慮していることも少なくありません。
このように、オーガニックブランドはこだわりをもっていることも多いのですが、実は、オーガニック化粧品は敏感症状の出やすい肌の人には向いていない場合も。
そもそもオーガニック化粧品とは、前述のとおり有機栽培された植物エキスが配合されている化粧品のこと。そしてこの植物エキスは、植物の芳香成分などを抽出して薄めたものです。天然成分だからこそ、多数の物質を含み、合成成分より刺激やアレルギーリスクが増えることがあるのです。
また海外と比べると、現状、日本はオーガニックに関する基準が曖昧だともいわれています。
もちろん、刺激の強い合成成分と比較すると刺激が小さいこともありますが、「オーガニック化粧品だから肌にやさしいはず!」と安易に考えるのも危険。
一番大切なことは、オーガニック化粧品でもそうでなくても、本当に自分の肌に合ったものを見極めること。書籍では、自分の肌タイプの診断や、タイプ別に合うスキンケア方法についても詳しく解説されているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
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次回以降も、美肌に近づくために役立つヒントをお届けしていきます!
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正しい知識がわかる 美肌事典
監修/櫻井 直樹 著/永松 麻美 出版/高橋書店
肌によかれと思ってしたことが、逆に肌の負担になっていた。そんなケースが増えています。原因は、それが自分の肌タイプに合わないケアだから。自分が「敏感肌」だと思っていても、じつは肌の皮脂量によって使うべきアイテムは異なります。このため「敏感肌用」商品を使って、逆にトラブルを悪化させることもあるのです。本書は、5つの肌タイプ別に、最新美容医療に基づいたスキンケア方法を教えます。正しい知識で、あなたの肌を守りましょう。
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