当たり前にしていたケアが、実は肌を傷つけている!?
世の中には美容情報があふれていますが、「これがいい!」「効くのはこれ!」といわれているものを試しているのに、なぜか肌トラブルが絶えない…。そんな人も多いのでは。
その原因は、自分の肌に合わないケアをしているから。肌のタイプに合わないケアをすると、かえって肌にダメージを与えることに。また、ケアを頑張りすぎてしまう「やりすぎケア」も問題! 摩擦が多く、乾燥やシワ、しみを招きます。
美肌のために必要なのは、正しい知識。そこで、書籍『正しい知識がわかる 美肌事典』(高橋書店)の中から、美肌に役立つTipsをご紹介! 計5回にわたるプチ連載形式でお届けします♡
前回の記事はこちら>>たっぷりの化粧水! これって意味ある? 専門家の答えに… 驚き!
実は「テカリ」と「ツヤ」は大違い!
「テカリ」と「ツヤ」を間違えている人がよくいますが、ツヤは、ほどよい皮脂とキメのきれいさによって生まれます。キメがきれいな状態だと、光を反射して肌がほどよく輝くのです。摩擦などでダメージを受けた肌にこのツヤはできません。
よくツヤが見られるのは、ほお骨の上のCゾーン(眉の下から目尻、黒目の下を結んだC字型の場所)。そして触っても油分はそこまでつきません。一方、テカリは主にTゾーンに見られ、手で触ると油分は指につく状態です。
テカリを解消したい場合は、皮脂を化粧品で取り去る、メイクで押さえる、あぶらとり紙でとる、などが一般的。スキンケアやメイク用品で油分の配合量の多いものを避けるといいでしょう。
おすすめは、クレイパックやクレイ洗顔。クレイ(泥)には、皮脂を吸着する作用があります。ただし過度に行うと乾燥させることもあるので、頻度や使用時間には注意を!
またビタミンAには皮脂を抑える作用があり、毛穴の引き締めやシミ予防なども期待できるので、テカリが気になる人にはおすすめの成分です。
そもそも皮脂によるメイク崩れは、ある程度仕方がないものです。「崩れないメイク」に心血を注ぐのもいいですが、崩れ方がきれいなメイクと、皮脂の過剰分泌を起こさないスキンケアや食事で根本的なケアを行うと、より美肌へ近づけます。
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次回以降も、美肌に近づくために役立つヒントをお届けしていきます! また書籍では、自分の肌タイプの診断や、タイプ別に合うスキンケア方法についても詳しく解説されているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね♡
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正しい知識がわかる 美肌事典
監修/櫻井 直樹 著/永松 麻美 出版/高橋書店
肌によかれと思ってしたことが、逆に肌の負担になっていた。そんなケースが増えています。原因は、それが自分の肌タイプに合わないケアだから。自分が「敏感肌」だと思っていても、じつは肌の皮脂量によって使うべきアイテムは異なります。このため「敏感肌用」商品を使って、逆にトラブルを悪化させることもあるのです。本書は、5つの肌タイプ別に、最新美容医療に基づいたスキンケア方法を教えます。正しい知識で、あなたの肌を守りましょう。
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