2020年9月以降にオープン♡ マニアが厳選! 名店4選
飲食店での食べ歩きもままならない昨今。苦境の2020年にオープンしたお店の中には、いつもなら既に人気店となっていてもおかしくない素晴らしいお店なのに、なかなか認知されておらずもったいないと感じるお店が多いんです。
2020年6月から都内でオープンした数多くのお店の中から、特にもったいない、もっと知られるべきだと感じる隠れた名店を前編と後編に分けてご紹介しています。今回は、後編! 2020年9月以降に開店したお店の中から厳選して4店舗ご紹介いたします。前編と合わせてお楽しみください。
◆日本橋 酒とスパイス マツコ
2020年9月に開店した間借りカレーのお店です。所謂スパイスカレーなのですが、カレーレベルの高い街である福岡からの移転ということで、東京のスパイスカレーともまた違う魅力を持っているカレーがいただけます。
見た目はよくあるスパイスカレーに見えがちですが、凡百のスパイスカレーとはレベルが違い、突出した美味しさです。日替わりメニューはどれも個性がある美味しさであり、とにかく味のバランスが良い。イベント出店した際にも他とのバランスのつけ方を狙って組み立てていて、それが見事に成立していて素晴らしかったです。色々と「わかっている」人が作っているなと感じます。
▲マツコカレーワンプレート+スパイス漬玉子
◆高田馬場 ラモスカレー
高田馬場において間借りカレーのお店としてファンを掴んでいたラモスカレーが遂に実店舗を構えました! オリジナリティあるココナッツカレーはタイカレーをベースとしていながらも和の要素を加えた、日本人に親しみやすい美味しさです。
裏通りにある落ち着いた雰囲気のカフェバー的なスペースで、昼はカレーライス、夜はカレーとおつまみもいただけるということで使い勝手が良くなりました。高田馬場はカレー天国であり、カレーで飲めるお店天国でもあるのですが、こちらもその選択肢に加えておくべき素敵なお店ですよ。ランチはお得な価格で食べられるのもまた嬉しいですね。
▲あいがけカレー
◆蓮根 ロジャーズキッチン
板橋区は蓮根でオープンしたスリランカ料理のお店です。オーセンティックなスリランカ料理のみならず、モダンな雰囲気で演出したスリランカ料理もいただけるということで、様々な楽しみ方が可能です。定番のワンプレートカレーから、モダンテイストなカレーリーフスープなどの前菜、さらにはスリランカ式のアフタヌーンティーなど、千変万化。盛り付けの美しさも良いです。
▲スリランカライスプレート
東京にもスリランカ料理店は増えてきていますが、こちらのお店はそのスタイルも個性的であり、味のクオリティも高いということで、スリランカ料理好きなら一度は言っておくべき隠れた名店です。
▲カレーリーフスープ
◆新御茶ノ水 レストランMari
最後にご紹介するのは2020年11月にオープンしたレストランMari。こちら、実は築地において地元住民に愛され、長年続いていた「タイティ」が場所と店名を変えて移転してきたお店なのです。
美人母娘が営むカレーのお店ということで、神田界隈のカレー好きおじさん達には少しずつ支持され始めていますが、老若男女問わず美味しいと思えるカレーです。実は店主のMariさん、“カレーなる一族”の一員。渋谷や東銀座の老舗名店が親戚なんだそうです。だからこその懐かしさも覚える美味カレー。カレー激戦区に登場した、新たな懐かしカレーと言えるでしょう。
▲季節の野菜とポークカレー
他にも色々と新しいお店があるのですが、僕自身、以前のように巡りきれておりません。カレーを食べるだけの為にあちこちに移動するということは自粛しているのですが、近隣で仕事があった際にはやはり、気になるお店で食べるというのは大きな楽しみであり、このご時世を生き抜いていく上での大切なライフワークとなっています。
飲食店苦境の中だからこそ、チャンスがあればぜひ新しいお店にも行ってみてください。美味しいものは人を幸せな気持ちにしますし、カレーは薬膳効果も期待できるので元気になれますから!
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。
音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/