【目次】
・「カリスマ」の意味や使い方とは?
・「カリスマ」の使い方は?
・カリスマ性がある人の特徴
・カリスマ性を身につけるための3つのポイント
・最後に
「カリスマ」の意味や使い方とは?
本人は普通にしているようなのに、なぜか多くの人を惹きつける魅力のある人のことを「カリスマ性がある」といったりします。「カリスマ性」は身に付けられるものなのでしょうか。本記事では「カリスマ」について考えてみたいと思います。
まず、はじめに「カリスマ」という言葉について押さえておきたいと思います。
「カリスマ」の意味
「カリスマ」とは、ギリシャ語で神の賜物を意味する「kharisma」が語源です。超自然的、超人間的な力、あるいは預言者や呪術者、軍事的英雄などにみられる非日常的な力を有する人のことです。
ドイツの社会学者、マックス・ウェーバーが、このような資質を持つ人による支配のことを「カリスマ的支配」と名付けたことから広く知られることとなりました。
「カリスマ」の使い方は?
「カリスマ」という言葉はどのように使えばいいのでしょうか。いくつか例をあげてみましょう。
1:カリスマ○○
私たちが日常生活で「カリスマ」「カリスマ性」と使う場合、人々の心を引きつける魅力を表します。少し前に「カリスマ美容師」という言葉が流行ったことがありますが、ある業界の中で、とても人気がある人のことを「カリスマ○○」と呼んだりすることもあります。
「カリスマ美容師」のほかに、「カリスマモデル」「十代のカリスマ」「カリスマブロガー」などもよく聞きますね。
2:カリスマ的存在
「彼女は、女性社員のカリスマ的存在だ」などというように、多くの人に慕われている存在を示す際に「カリスマ的存在」といったりします。
3:カリスマ性
「彼はカリスマ性があるから、このプロジェクトのリーダーを務めてもらおう」というように、カリスマとしての資質のことを「カリスマ性」ということがあります。
ちなみに、先に述べた由来からもわかるように、「カリスマ性」のある人はリーダー的資質を有しています。
カリスマ性がある人の特徴
「カリスマ性」のある人にはどのような特徴があるのでしょう。7つ挙げてみますので、ご自身をチェックしてみてくださいね!
1:自信に満ちあふれている
カリスマ性のある人は、常に自信に満ちあふれています。自分に対する信頼と信念に揺らぎがなく、ゆえに周囲からも全幅の信頼を得られるのです。
自分に自信がなく、考えがぶれてばかりいる人を頼ったりはしないですよね。
2:冷静である
カリスマ性のある人は、沈着冷静です。思いがけないような事態が起こり、人々が焦っていても、カリスマは冷静なのです。そればかりか、次に起こすべき行動をすぐに考え始めます。感情的になったりもしません。
3:人の心がわかる
冷静だからといって、「冷たい」のではありません。人の心や感情の機微がよくわかるのが「カリスマ」の特徴。人の心が読めるからこそ、多くの人を動かすことができるのです。
4:発言が前向きである
カリスマ性のある人は、常に前向きな発言をします。たとえ、事業が傾いていても、プロジェクトに暗雲が立ち込めていても、希望を失うことも、失わせることもしません。
人を動かすには、力のある言葉が必要であることを、「カリスマ」は知っているのです。
5:ユーモアセンスがある
自信たっぷりで、前向きなだけでは人を引きつけることはできません。必要なのはユーモアではないでしょうか。
カリスマ性のある人は、ユーモアセンスが抜群。人をおとしめたり、自分をおとしめたりすることなく、周囲の人々が笑顔になれるユーモアセンスがあるのです。
6:話し方に説得力がある
カリスマ性のある人は、人を説き伏せることも上手です。多くの人を一つの方向に向かわせるためには、人々の納得を得る必要があります。そんなときに要求される能力は説得力。カリスマ性のある人にはそれが備わっているのです。
7:上品である
意外かもしれませんが、カリスマ性のある人には品があります。言葉遣いにしても、乱暴な言葉遣いはしませんし、立ち居振る舞いもスマートでかっこいいのです。
誰もが憧れる存在であるということは、言動に品があるということでもあるのです。
カリスマ性を身につけるための3つのポイント
カリスマ性とは、努力や訓練で手に入れることができるのでしょうか。言葉の由来として「神の賜物」という意味があると述べましたので、天分だと思っている人も多いと思います。ですが、心がけることで、カリスマ性のある人に近づくことができるのです。
1:自信を持つ
カリスマ性のある人のいちばんの特徴は、「自信に満ちあふれている」ことでした。ならば、自信を持ってみましょう。
自信というものは、何の根拠もなく持つことはできません。どうしても努力が必要です。自信を持ってプレゼンをしたければ、資料作りだけでなく、プランそのものを丁寧に練ることも必要でしょう。より本質に近い部分について努力を積み重ねることで、確固たる自信を得られるのではないでしょうか。
2:カリスマ性があるように振る舞ってみる
「ミラーリング」という手法をご存知でしょうか。憧れの人に近づきたいと思うとき、徹底的にその人を真似してみるのです。
あなたの周囲にカリスマ性を感じさせる人がいたら、その人の話し方や言葉遣い、行動などを真似してみましょう。知らず知らずのうちに、身についているものがあるはずです。
3:沈黙を恐れない
日常生活において、焦ってしまうシチュエーションのひとつに「沈黙」が挙げられます。オフィスでもプライベートでも、沈黙が嫌でたいして意味もないことや、思ってもいないことを口走ってしまった… という経験は誰にでもあると思います。
誰でもドキドキしてしまう沈黙ですが、動じないトレーニングの場としては最高です。沈黙を恐れるのはやめましょう。話すことがなければ、黙っていればいいのです。その度胸が、カリスマ性を磨くことにつながっていくのです。
最後に
カリスマ性のある人には憧れますね。本人は、何の気なしにやっていることでも、何だかかっこよく見えてしまったり、しゃべっているだけで自分にも自信が湧いてきたり。そんなカリスマ性のある人に少しでも近づけるとうれしいですね。
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