コロナ禍と花粉、身を守るための8つのポイントを抑えよう!
2021年の花粉シーズンは「換気のため窓を開けると花粉が舞い込んでしまう…」「電車内でくしゃみをすると白い目で見られてしまいそう…」「花粉症で目鼻をかくと新型コロナ感染の原因に…」などといったコロナ禍ならではの悩みが出てきますよね。
在宅勤務などワークスタイルが変わったことで、より多くの花粉を吸い込んでしまう可能性があり、家の中でも花粉対策が必要となります。
そのため、生活を見つめ直し、コロナ禍ならではの花粉対策を考えていくことが大切です。さっそく、エステーが公開した「ニューノーマル花粉対策ガイド」からコロナ禍での花粉を乗り切るためのポイント8つを見ていきましょう!
1. 今シーズンの花粉対策は例年にも増して万全に
コロナ禍の花粉シーズンは、例年以上にエチケットや、新型コロナから自分自身を守る対策のために気を使います。そのため、花粉症の症状が出なければ、ストレスは大幅に抑えられるはずです。薬やアイテムをフル活用して、いっそうスキのない対策を心がけましょう。
2. 目や鼻をかく前に消毒を! 花粉メガネは新型コロナ予防にも
花粉シーズンにどうしても目鼻をかいてしまう… という方がいらっしゃいます。手指を清潔にしていれば、粘膜に触れてもウイルス感染の心配はありません。そのため感染対策としての手洗いやアルコール消毒をこまめに行いましょう。
また、目元をガードしてくれる花粉対策メガネは、うっかり目を触って起こる接触感染を防ぐ効果もあり一石二鳥です。
3. くしゃみはマスク必須! できるだけ下を向いて
毎年、多くの方が花粉症のくしゃみ・せきに悩まされています。マスクはもっとも効果的な飛沫対策ですが、それでも100%の防御はできません。せきやくしゃみは、飛沫が飛ばないよう下を向いて、抑えた手は早めに消毒を行うことが大切です。
4. 家ナカ花粉対策を強化しておうち時間を快適に
在宅勤務などでおうち時間が長い方は、家の中での花粉対策が重要です。
仕事のときは、床やカーペットにたまった花粉から顔を遠ざけるよう、椅子とデスクを活用しましょう。また、部屋の隅・クローゼット・窓の近くなど花粉の溜まりやすい場所を掃除して花粉フリーな環境づくりを心がけることをおすすめします。
5. 家族・恋人間だけの空間なら換気はほどほどでOK
家族や恋人など一緒に暮らす人々の間で新型コロナ対策に神経質になりすぎると、みんなが家庭でリラックスできなくなってしまいます。外から入ってくる花粉をガマンしても、頻繁に換気をする必要があるか、家族で話し合うことも大切です。
6. マスクの予備は多めに! ゴミ袋も携帯を
花粉シーズンには、花粉症のせきやくしゃみで、いつもよりマスクが汚れてしまう可能性も。外出時は、マスクを多めに携帯しましょう。また、使用済みのマスクやティッシュを入れる袋もバッグの中に入れておくことで、周囲のリスクを少しでも減らす心遣いを。
7. 発熱があれば医療機関に相談を
今年の花粉シーズンは「くしゃみやせきが新型コロナの症状か、花粉症なのかわからない」という悩みがでてきます。
せきやくしゃみの原因を判断するポイントは発熱です。熱を伴わないくしゃみは花粉症の可能性が大。発熱があるなら、新型コロナをはじめ、他の病気にかかっている可能性があるため、医療機関に相談、受診をおすすめします。
8. 花粉症の治療はオンライン診療も検討を
去年までは花粉症のために病院を受診していた人の中には、新型コロナ感染が心配で、通院に抵抗がある方も多いでしょう。
花粉症の症状が重い方は、医療機関でしっかり治療して症状を抑えるのがおすすめですが、病院での新型コロナ感染が心配な人は、オンライン診療をおすすめします。かかりつけの医療機関が対応していれば活用してください。初診からオンライン診療に対応している場合もあります。
今シーズンは新型コロナ感染に気をつけながら、万全の花粉対策を行うことが重要です。新型コロナと花粉から身を守るために以上のポイントを抑えて対策しましょう。
情報提供/エステー株式会社
TOP画像/(c)Shutterstock.com
王青躍先生
埼玉大学大学院 理工学研究科 教授
都市部の大気汚染による花粉症の凶悪化を専門として研究。
都会と地方の花粉症の違いや、花粉アレルゲンの研究結果などを様々なメディアを通じて発信。
久住英二先生
医療法人社団鉄医会(ナビタスクリニック)理事長
現代の医療弱者に医療を提供する目的で、日々診療に従事。
病気について正しい知識を広める為、感染症、血液がん、ワクチンなどについてを様々なメディアを通じて発信。