お正月太りが解消できる!? 奇跡の韓ドラ『オー・マイ・ビーナス』
GO TO トラベルも全国一斉停止されて、旅行も外出も難しく、例年とは違うお正月をお過ごしの方も少なくないでしょう。自宅で食っちゃ寝、食っちゃ寝の寝正月を送り、太ってしまったという読者にぴったりの韓ドラ作品があると韓流ナビゲーターの田代親世さんはいうんです。
「もちろんいいドラマであるんですが、加えてダイエットして綺麗になりたいという想いに駆られるのは、韓ドラNO.1だと思いますよ」と田代さんは語気を強めます。早速視聴して、その効果を体験してみてください!
ぽっちゃり体型の元美女弁護士が世界的有名トレーナーと出会って♡
ヒロインは、ぽっちゃり体型の弁護士カン・ジュウン(シン・ミナ)。高校時代には、地元のマドンナとして、憧れの存在だったけれど、今ではその面影もない。美女から転落して、長年つきあった恋人からもフラれてしまった。気落ちしてどん底にいるときに、世界的に有名なトレーナーのキム・ヨンホ(ソ・ジソブ)と出会うところからドラマが始まります。
ソ・ジソブさん演じるトレーナーは、ヒロインのピンチに出くわす偶然が重なるうちに、彼女に弱みを握られて、専属のダイエットコーチをすることになります。ぽっちゃりさんのダイエット大作戦が、キム・ヨンホの弟分たちも交えて始まっていく、大人のキュートな物語です。
「やるせない悲しみを背負った男」から「ラブコメ」へ華麗なる転身
なんといっても、このドラマの見どころは、ソ・ジソブさんが演じている主人公の魅力でしょう。
初期の頃のソ・ジソブさんには『バリでの出来事』『ごめん、愛してる』といった代表作があります。悲しい男、切ない男が代名詞。やるせない悲しみを背負っているイメージでした。
ところが、だんだん年齢を経るにしたがって、『主君の太陽』とか、『私の恋したテリウス』とか、ラブコメが板につくようになってきました。
真面目な顔をしているけど、なんだか面白い。この『オーマイビーナス』では、そんな魅力が全開です。主人公は、余裕があって、物事に動じない。それでいながら、しれっと面白いことをいう。見た目はクールなんだけど、情があって、弱者にやさしいという、とっても素敵なキャラクターなんです。
若い御曹司の「ツンデレ」でなく、大人の男の「渋デレ」にきゅん♡
渋く決めてるのにデレっとしてしまう。私はこのドラマのジソブさんのことを、「ツンデレ」じゃなくて「渋デレ」と呼んでいました。若い20代の俳優がラブコメをやるのと、ひと味もふた味も違います。大きくどっしり構えて、渋くキメてるけど、鎧の下から「デレ」が漏れちゃうのがいいんです♡
ヒロインに対して隠すのではなく、体面のために弟分たちにバレないように隠すっていうところがクスッとさせられます。地位も立場もある男性のかわいらしい姿が描かれているんですよね。
まだ社会に認められていない、ただの財閥御曹司ではなく、本当に力のある大人の男。それがヒロインに振り回されちゃうというところが、いいんです。若いイケメンの御曹司のツンデレもいいですが、渋いのにデレだからこそのキューンもいいんですよ。
ソ・ジソブは長い歳月を経てあたたかいオーラに
ソ・ジソブさんには、ファンミーティングの司会を務めた際など、何度か実際にお会いしています。悲劇ばかり演じていた頃は、口数が少ない人でした。気の利いたことをぼそっというけど、それで終わってしまう、シャイな人という感じでした。
ところが、このドラマのプロモーションの時に、イベントの司会をさせてもらったら、随分変わっていたんです。楽しそうに面白いことをたくさんしゃべってくれて、醸し出すオーラが、あたたかくやわらかい感じになってきました。
男の色気ムンムンの映画も観てみたい!
もちろん、歴史映画『王の運命-歴史を変えた八日間-』などでは、ほんの数分出てくるだけなのにすごい存在感。『映画は映画だ』では、ブラックで鋭いソ・ジソブ全開、男の色気ムンムンです。
この『オー・マイ・ビーナス』でソ・ジソブさんの「渋デレ」にハマったら、『主君の太陽』とか『私の恋したテリウス』などをご覧いただければ。でも、ラブコメ以外の悲劇の名作『ごめん、愛してる』も、もちろん観ていただきたいですね。
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『オー・マイ・ビーナス』U-NEXTにて配信中
取材・文/新田由紀子
田代親世/たしろ ちかよ
韓流ナビゲーター。テレビ・雑誌などで、韓流ドラマを紹介している。会員制韓流コミュニティ「韓流ライフナビ」を主宰。