【目次】
・そもそも「未練」とは?
・恋人などに「未練」を感じる瞬間とは?
・「未練」をキッパリ断ち切る方法
・「未練」が自然となくなる瞬間について
・元恋人が未練がましくしてくる時の対処法とは?
・最後に
そもそも「未練」とは?
「諦められない」「なんとか復縁したい」、そんな気持ちのことを未練と言います。その心理と断ち切る方法、未練がましい人の対処法を解説しましょう。
そもそも「未練」とは、どういう意味なのでしょうか。
◆「未練」の意味
「未練」とは、「心残りがある」「諦めきれない」気持ちのことを言います。ものに使うこともありますが、多くは人に対して使われる言葉です。
◆男女で違う「未練」
「未練」という言葉が最もよく登場するのは男女関係においてでしょう。元カノのことが忘れられない、元カレとなんとか復縁したい…。そんなときに「未練がましい」と言われたりしますね。
とはいえ、この「未練」、調べてみると男女で少し違いがあるようです。男性の「未練」は、ある意味シンプルです。元カノのことが忘れられず、ズルズルと引きずってしまう人が多いよう。次の恋にもなかなか踏み出せません。
一方、女性はもう少し複雑。元カレそのものではなく、元カレからの「愛情」に未練を感じるよう。つまり、元カレでなくてもいいから誰かから愛されたい、と思ってしまうようです。
恋人などに「未練」を感じる瞬間とは?
あなたはどんな瞬間に「未練」を感じますか? いくつか例を挙げてみますね。
◆なかなか次の恋に向かえないとき
別れて長い時間経っても、「あの人よりいい人なんていないような気がする」と心にふたをしてしまっているとき。元カレが話しかけてくれた、こっちを見てくれた、と些細なことに復縁の可能性を考えてしまったりするものです。
◆思い出の品を捨てられずにいるとき
一緒に見た映画のチケット、彼の大好きだった本など、彼との思い出が詰まったものに、過去の楽しかったことを投影してしまい、手放せなくなってしまったとき。仲良くしているときは全然気にしなかったものまで、「大切な思い出が詰まっているの」と捨てられなくなってしまうのです。
◆ついつい元カレの名前を検索してしまうとき
元カレの今が気になって、SNSのアカウントや名前を検索してしまう自分に気づいたとき。自分と一緒でなくても充実した毎日を送っているのを知ってしまうと、さらに落ち込んでしまうのです。
「未練」をキッパリ断ち切る方法
「未練」を抱えて生活するのは辛いものです。その断ち切り方をご紹介しましょう
1:気分を変える
昔からよく言われる方法ですが、髪型を変えるのは効果的です。思い切ってイメージチェンジしてみましょう。髪をきれいにすることで気分もすっきりしますし、別人になった気持ちにもなれます。
でも、「髪を切るなんて失恋したのがバレバレ…」とちょっと気後れする人もいるでしょう。そんなときは、部屋の模様替えをしたり、いつも使っていたバッグを手放してみたり、なんでもいいので目先を変えてみましょう。身のまわりがきれいになったり、変わったりすることで、自分の気持ちもすっきりしてきます。
2:予定を詰め込む
「未練」があるとき、というのは、暇さえあれば元カレのことを考えてしまいます。ですから、この「暇」をなくしてしまいましょう。ひとりでいるとどうしても彼のことを考えてしまいますから、できれば友人と一緒にできることがいいですね。ひとりで過ごす場合には、何かに打ち込めるといいでしょう。刺繍や料理などはおあつらえ向きですね。
3:人にやさしくする
人に愛されたいときは、自分からまず愛情を注ぐことが大切です。「でも、その対象になるカレがいなくなってしまったんだもの」という声が聞こえてきそうですが、対象はカレでなくてもいいのです。友人や両親、親戚の子どもでもいいでしょう。誰かにやさしくすること、そしてそれを喜んでもらえること。この2つがあなたの心を満たしたとき、「未練」は消えているかもしれません。
4:思いっきり泣く
「未練」をだらだらと持ち続けるのではなく、一気に吐き出してしまいましょう。泣かせる映画を観たり、失恋ソングを聞いたり…。思いっきり泣いたら、意外とすっきりするものです。
5:開き直る
「未練」を断ち切ろうとするから辛いのかもしれません。思い切って、「当分は未練がましくいよう」と開き直ってみましょう。自分の気持ちを素直に受け入れることが、「未練」を断ち切る第一歩になるでしょう。
「未練」が自然となくなる瞬間について
「未練」がなくなっていくとき、意外と無意識なものです。気がついたら元カレのことを考えなくなっていた…。そんなふうになれるときってどんなときでしょう。
1:新しい恋が芽生えた
これがいちばんかもしれません。恋人にならなくても、「あ、あの人、素敵!」と思える気持ちの余裕ができていれば、あなたの未練はもう解消されているでしょう。
2:十分な時間がたった
別れたばかり、とりわけ不本意な別れをしたときは、誰でも未練があるでしょう。しばらくは「どうにか復縁できないか」「メールなら読んでくれるかな」などと考えてしまうものですが、長い時間が経過して、諦めることができたとき、未練は遠くにいっているかもしれませんね。
3:自分に自信が持てるものが見つかったとき
元カレに愛されることがあなたの自信だったのではないでしょうか。自分自身に自信を持てる別のものが見つかったとき、カレからの愛情の価値は相対的に下がります。カレがいなくても「自分が自分でいられる何か」を持てたとき、未練はもうないと思います。
元恋人が未練がましくしてくる時の対処法とは?
逆に、あなたが未練を持たれている場合はどうしたらいいでしょうか。復縁する気は全くないのに、未練がましくされると困ってしまいますよね。
1:新しい恋人がいることを伝える
ここをウヤムヤにしてはいけません。きっぱり「もう別に好きな人がいて、その人と付き合っているの」と伝えましょう。「ちょっと気になっている人がいて…」とか、「今はまだ…」とか、変な希望を持たせてはいけません。
2:徹底的に無視する
「未練」を断ち切って欲しいとき、情けは無用です。毅然とした態度で、徹底的に無視しましょう。「おはよう」とメッセージが来たとして、「あいさつくらいなら…」と返事をしてしまうと、それだけで相手は「復縁できるかも」と期待を膨らませてしまうのです。
3:第三者に頼む
自分で言いにくいときには、友達に間に入ってもらってもいいでしょう。友達のほうがキツいこともはっきり言ってくれるかもしれません。
最後に
「未練」にさいなまれている間は、辛いものですね。けれど、不思議なもので、忘れられない恋はないのです。しばらくは「未練」と一緒に過ごすことになっても、そのうち、知らず知らずのうちに消えているもの。ポイントは、無理に「忘れなきゃ」と思いつめないことかもしれません。
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