Hey!Say!JUMPの知念侑李の主演映画「坂道のアポロン」完成披露イベント完全リポート2
知念侑李、中川大志、小松菜奈らキャスト陣が映画に込めた思いを語った完成披露イベント前半。後半では撮影現場での思い出などが語られた。
―小松さん、律子はふたりを見守ってますが、同様に練習から頑張っているのを見守ってきたと思いますがご覧になっていていかがでしたか?
小松:練習のシーンで、(知念と中川に)はじめてお会いしたんですが、ふたりとも緊張してて。この日、ふたりが初めてセッションするタイミングで、私もすごくドキドキしてしまって。ふたりとも顔がすごく緊張していたんですが、佐世保での撮影が始まると、どんどん顔がいきいきとしていきましたね。楽しそうな様子を見て、自分もそこに入りたいと思いましたね。ふたりの視線がアツくて、時にイチャイチャしていて(笑)。
会場:笑い
小松:もう、目線がイチャイチャしてて(笑)。もうなんか、なんだこれは!? みたいな(笑)。でもそこがふたりの良さというか、お互いが高め合っていいものにしていこうっていうのがすごく伝わってきたんです。自然と涙が出てしまうくらい、演奏シーンは素晴らしかったです!
―ある種、恋愛映画っぽいですね(笑)。
知念:そんなことしてないよ~。
中川:してないよね。
小松:素敵だなって思います。
中川:イチャイチャなんてしてないよ(笑)。
知念:してないよね~(笑)。
(とイチャつくふたりに会場大笑い)
中川:(知念に向かって)かわいいネクタイだね!
知念:(中川に向かって)かわいい靴下!
会場:笑い
中川:(靴下は)千太郎カラーなの。
知念:千太郎カラーね。(映画を)観たらわかるからね。
知念のスマッシュ炸裂! お昼休憩が本気のバドミントン大会に
―真野さん、千太郎に思われながら、ディーン・フジオカさん演じる淳一に惹かれる役ですが、演じていてどうでしたか?
真野:プレッシャーは、すごく感じましたね。淳兄を思ってるけど、千太郎と出会ったとき、瞬時に千太郎が恋に落ちる相手でなければいけないので。そこのプレッシャーはすごく感じましたね。皆さんはじめましてだったので、今回はどういうポジションにいたらいいのかなって悩みましたね。なかなか皆と同じシーンもなくて。皆さんは、ほぼ1か月以上泊まり込みでしたが、私は前乗りして撮影、夕方には終わって帰るっていうのを繰り返していたので、作品をつくるうえでどう皆に溶け込んでいけばいいかなってすごく考えました。先ほど知念さんもお話ししていたんですが、お昼休憩のときに知念さんが「ご飯食べたらバトミントンをしますからね!」って言ってくれて、4人でやって。皆、朝早くから夜遅くまで連日撮影なのにお昼休みにこんなに全力でバトミントンするんだ!って(笑)。
中川:めっちゃ本気でやってたよね(笑)。
会場:笑い
知念:そうですね(笑)
中川:めっちゃスマッシュとかして。
知念:優しいやつしないんだよね、皆。(本気のスマッシュの動きの真似)
会場:笑い
中川:演奏シーンの前にそれで体力使って怒られてましたね。
真野:でも逆に、そういう活力がこの作品の中にも生きているので、そこに入れたのはとてもうれしかったです。個人的には、三木さんの映画にいつか出たいという気持ちがあったんです。先ほど三木さんが「一生の作品になりました」とおっしゃっていて、この映画に出られたことが私にとっても“一生ものの作品”になったなと思いました。
会場:拍手
―そして、中村さん。若いキャストの方多いですが現場の雰囲気率直にいかがでしたか?
中村:今のお話にあった通り、和気あいあいだし、皆の目がとにかくキラキラ輝いていて。本番も監督が「もう1回!」、「もう1回!」、「もう1回!」と何度でも撮るんですけど、(皆が)全てに全力でチャレンジするし。演奏シーンは、いろんな角度から何度も撮るのですが、そんな状況でもカットかかった後まで皆で演奏していて。それがまた良くて、そこも撮ってほしいなって。とにかくセッションのシーンは、僕はいちばん頭に残ったシーンです。セッションをしているときの皆の目が、たまらなくて、本当にキラキラの目で。こういう音楽映画ってすごいなってつくづく思いました。
―途中から演じているって感じじゃなくなっているところがすごくスクリーンからも伝わってきましたね。
中村:そういう中、梅雀(自分)が本当に楽しんでベースを弾いています(笑)。
―三木監督、皆さんを演出してハーモニーはいかがでしたか?
三木:梅雀さんにおっしゃっていただいたように、今回、音楽っていうのが別であって。そこで世代を超えて、どの世代も音楽が共通言語でコミュニケーションできるとやっぱり素敵だなと思いました。セッションシーンは、薫がセッションの魅力にハマってそこから始まっていく物語になっていて、梅雀さんの笑顔もとても素敵なんですよ。本気で楽しそうな顔をしていて。
中村:本当に楽しんでた!(とニコリ)
三木:それが知念くんとか大志くんにも伝わって。皆が本当に楽しそうに演奏していて撮ってる方もわくわくさせられる、そんな作品でした。特に文化祭のセッションシーンでは、キャラクターとしては孤独を抱えたふたりなんですが、セッションしているその瞬間だけは本当に幸せそうで。目線を合わせながら、演奏しているその姿がいいなと泣けてくる。現場で撮っている最中もちょっとウルッとくる感覚がありましたね。観客の皆さんにどうやって伝えるかというのを、「もうこのまま伝えればいいんだ」って思わせてくれた撮影でしたね。
知念侑李&中川大志「モーニン」の生セッションを披露
―そして、皆さん気づいてましたか? ドラムとピアノがあちらにあるんですよ。
知念:飾りじゃないんですか? 雰囲気を出すための…(笑)
会場:爆笑
中川:雰囲気のね(笑)
知念:出るんですか? 音
―音はね、出るんですよ!
会場:爆笑
(見つめ合う知念と中川)
会場:キャー!! かわいい~!
―皆さん、見たいですよね?
会場:大歓声
中川:ど、ど、どうですか?
知念:すでに手汗びっしょびしょなんですけど…。
中川:もうずっと知念くんの後ろに(ピアノとドラムが)見えてて…。
知念:気になってた?(笑)
中川:ずっと気になってた(笑)。
―知念さん、中川さんどうでしょう。お願いできますか?
会場:拍手
中川:ちょっとだけ!
知念:ちょっとだけですよ!
会場:大歓声
(スタンバイするふたり)
―おふたりのタイミングでどうぞ!
会場:(緊張するふたりに向かって)がんばれ! できる! と客席から応援の声が上がる
(知念、中川)目を合わせて、劇中に出てくる「モーニン」を演奏するふたり…。
途中からバースデーソングに変わり、会場のお客さんも一緒に歌いだし、2月16日に22歳の誕生日を迎える小松菜奈の誕生日をサプライズでお祝い!
「HAPPY BIRTHDAY NANA!」と書かれたケーキが登場。
キャスト&お客さん:おめでとう~!!
小松:(驚いた様子で喜ぶ)
成功したサプライズにホッとした様子でハグする知念と中川。
会場:(知念と中川の)あまりのかわいさに大絶叫するお客さん
小松:お疲れさま~!
知念:うん! おめでとう!(と言ってまた中川とハグ)
会場:さらに盛り上がる
―小松さん、素晴らしい「モーニン」の演奏から「ハッピーバースデー」演奏いただきましたがどうですか?
小松:まさかすぎて! よくわかんない! まだ状況が…。何弾くんだろう?って思っていたら「えっ! 聴いたことある!」みたいな(笑)。なんて言ったらいいんだろう(笑)。
中川:これ、何の曲だろうって?(笑)。
小松:うん(笑)。うれしい! うれしすぎます!(満面の笑み)
知念:サプライズがあったから、すごい緊張してた。
会場:笑い
小松:ふたりともお客さんの前での生セッションに緊張してるんだなって思ってた。
知念:まあ、劇中でやった曲をやるのもね。
中川:(お客さんの前では)はじめてだもんね。
知念:皆さんも歌っていただいてありがとうございます!
会場:拍手
三木:もうちょっとセッション聴きたかったよね。ちょっとね~(終わるの)早いよね。もうちょっと弾いてほしかった。
中村:なんで(僕の)ベースはないんですか?
会場:笑い
中川:ベースともね、一緒に披露したかったですね。知念くんとセッションしたのも撮影以来なんで、半年以上経ってるね。久々だね。
知念:本当にそうだよね。
―半年ぶりとは思えない息ぴったりの演奏でしたね! 真野さん、どうでしたか?
真野:いや~かっこよかったです!
会場:フゥ~!
真野:サプライズもあったからか、本当に緊張されていて。打合せから(知念・中川の)ふたりとも上の空で(笑)。本当に聞いてるのかな~?っていうぐらいで、それを菜奈ちゃんが笑っていたのですが、実はこういうことだったんだよ!っていう(笑)。
知念:でも久しぶりに(中川と)セッションしてみて、色々と熱くなるものがね。
中川:ん~思い出しますね! 本当に目が合う度にキュンキュンするんですよ!
会場:爆笑
―監督もふたりの演奏を聴いて、撮影思い出したのではないですか?
三木:そうですね、映画の中でも、もっともっと素敵な演奏シーンが楽しめると思うのでこの後の上映を楽しんでください。
―それでは最後に、これから映画を観る方に向けて知念さんよりひとことお願いします。
知念:皆さん、本日はありがとうございました。短い時間でしたが、トーク、そして演奏を楽しんでいただけましたでしょうか。
会場:拍手
知念:よかったです! 今日はゆっくり眠れそうです(笑)。あの、この作品は本当にどんな世代にも通じる大切なものが詰まった、心に刺さる作品になっています。3月10日公開と、もう少し先ではありますが、本日観て「坂道のアポロン」いいなと思っていただけたら、友達や恋人、大切な人と是非観に来てほしいなと思います。これからご覧いただきますが、楽しんでいってください! ありがとうございました!
作品にかける熱い思いを語った知念の挨拶でイベントは締めくくられた。
【セッションシーンに注目の映画はこちら】
映画「坂道のアポロン」
2018年3月10日ロードショー
監督:三木孝浩
脚本:高橋 泉
音楽:鈴木正人
原作:小玉ユキ『坂道のアポロン』(小学館「月刊flowers」FCα刊)
配給:東宝=アスミック・エース
キャスト
西見 薫:知念侑李(Hey!Say!JUMP)
川渕千太郎:中川大志
迎 律子:小松菜奈
深堀百合香:真野恵里菜
松岡星児:松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)
千太郎の父:野間口徹
叔母:山下容莉枝
中村梅雀:中村梅雀
桂木淳一:ディーン・フジオカ
父を亡くし、親戚の暮らす長崎県・佐世保へと引っ越してきた高校生の西見 薫(知念侑李)。孤独を抱えた薫は、転校先で誰もが恐れる不良の川渕千太郎(中川大志)、千太郎の幼馴染で心優しい迎 律子(小松菜奈)に出会う。薫と千太郎は音楽を通して徐々に絆を深めていき、唯一無二の親友となるがある事件を境に千太郎が姿を消してしまう。一生ものの友情、恋、音楽に出会い、幸せを掴もうともがく10年を描く。
©2018映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008小玉ユキ/小学館