神様に呼ばれないと行けない神社!?
日本最古の神社のひとつと伝えられる玉置神社。
今回は正式参拝をさせて頂けるということで、朝から緊張が隠せない私たち。御本殿に上がり参拝をするため、身も心も引き締まった姿で伺うべく、露出を控えた服装で向かいます。
パワースポットとして有名で日本各地から参拝客が後を絶たない神社だそうですが… かつては道がきちんと整備されておらず、険しく細い山道を経なければならず、たどり着くのには相当の苦難があったそうで… 今でも「神様に呼ばれないと行けない神社」とも言われています。果たしてたどり着けるのでしょうか…。
▲駐車場から望む、紀伊山地の山なみ。早い時間に訪れたので、雲海の景色を眺めることができました。
駐車場に車を置き、鳥居の前で一礼。そこから参拝が始まります。多くの杉の木に囲まれた参道には、清々しい空気が漂っていて、思わず深呼吸。早々に清められた気分です。
樹齢3,000年とも言われる神代杉を見上げ、15分ほどで御本殿に到着しました。(無事に辿り着けてよかった。ほっ。)
いざ初めての正式参拝スタート!
小忌衣(おみごろも)を身につけ、神職の説明を受け、正式参拝は始まります。
私は正式参拝が初めてだったので、所作や流れが分からず不安でしたが、丁寧にご説明頂いたおかげで、安心して行うことができました。
玉置神社の御利益は、開運厄除や出世、商売繁盛、家内安全、縁結びと言われるそうです。
正式参拝では、神職が神様と参拝者の間を執りもつ祝詞(のりと)を奏上し、自分達の名前を読み上げてくださりちょっと感動。その後、お鈴でお祓いをしてくださり、頭上で響く美しい鈴の音に身も心も浄化されたようでした。
その後、神職の身振りを真似しながら玉串(たまぐし)をご神前に奉り、お願いごとを心のなかで唱えたら、二礼二拍手一礼で御礼拝。
大きなパワーを感じながら、良い緊張感とともに終えた正式参拝でした。
少し安心した顔で神職と記念写真。
正式参拝の後は、ご朱印を頂き、玉置神社の基となった玉石社や、夫婦杉などを巡りました。
山道を歩くことになるので、歩きやすい靴は必須です。
※正式参拝の受付時間は8:00~15:30、玉串料は¥10,000~。
今回ガイドとしてご一緒してくださった角田華子さんは、十津川村に魅力を感じ、昨年横浜から移住されたそう。移住した方がその土地の魅力を発信し、地域振興に貢献されているなんて、とっても素敵です。
おかげで楽しい旅になりました。
撮影/女鹿成二 文/赤荻典子 構成/門司紀子
オッジェンヌ 赤荻典子
2019年からOggi専属読者モデル「オッジェンヌ」として活動開始。コンサル勤務の公認会計士で、お金の管理や仕事の効率化が得意。コーディネートはオンとオフのメリハリをつけるのが好き。Instagramアカウントはこちら:@nori_red