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FASHION

2023.11.11

ストールとマフラーの違いは? ショールやスヌードとの違いまでスタイリストが解説

寒さ対策だけでなく、コーディネートのアクセントにもなるストールやマフラー。どちらも首に巻くファッションアイテムですが、幅や使い方には少し違いがあります。今回は、それぞれの特徴や他の巻き物との違い、おすすめコーディネート術などを、スタイリストとともに詳しく解説します。

【スタイリストが解説】ストールとマフラーの違い

ストールとマフラーの違い

秋冬コーデのアクセントにかかせないストールやマフラー。似ているけれど実はちょっと違う両者の特徴や、おしゃれプロも実践する使い方、おすすめの着こなし実例などを、スタイリスト・城長さくらさんに教えていただきましょう。

秋冬コーデに深みが出る【上質ストール】4選! きれいめスタイルに合う肌触りと色味に注目

ストールの特徴

ストールの特徴

「ストールは幅が広く、長方形や正方形をしています。素材はシルクやコットン、ポリエステルやウールなどさまざまで、薄手のものからやや厚手のものまであり、オールシーズン活躍します」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)

大判ストールの場合、首に巻くだけでなくショールのように肩がけすることも。デザインの違いに加え、使い方もマフラーとは少し異なります。また、差し色として手に持つなど、ファッション性を高めるために使われることも。

秋冬コーデに深みが出る【上質ストール】4選! きれいめスタイルに合う肌触りと色味に注目

マフラーの特徴

マフラーの特徴
(c)Adobe Stock

「マフラーは幅がストールよりも狭く、細長いものが一般的。素材はウールやアルパカ、アンゴラ、モヘヤなど保温性が優れた厚手のものが多く、秋冬に使用されます」

マフラーは細長い形状をしているので、防寒目的で首に巻いて使うのが一般的。

似たアイテムとの違いを解説

首元に巻くファッションアイテムには、他にもショールやスカーフ、スヌードなどがあります。これらがストールやマフラーとどう違うのか、サイズや素材、形状、使い方などから見ていきましょう。

ショールとの違い

ショールとの違い
(c)Adobe Stock

「ストールと似ていますが、ストールよりも大判で肩にかけたり、頭巾のように頭にかぶって使用します」

厚手のショールで体をすっぽり覆って防寒したり、結婚式のときなどに、薄手のショールを肩にかけて露出を抑えたり、目的もさまざま。

スカーフとの違い

スカーフとの違い

「防寒目的と言うよりは、首元や手首に巻いてアクセサリー感覚で取り入れることが多いスカーフ。主にシルクやポリエステルでつくられています。サイズはさまざまですが、ハンカチよりも大きくストールよりは小さいタイプが一般的」

正方形のタイプが多いですが、バッグのハンドルに巻いたり首元にネクタイ風に巻くときなどは、長方形の細長いタイプを使うこともあります。

シンプルスタイルを格上げする「スカーフ」の巻き方|きれいめリュクスな「エグゼクティブ派」必見!

スヌードとの違い

スヌードとの違い
(c)Adobe Stock

「ストールやスカーフのように布一枚でできているものではなく、マフラーをリング状にしたようなイメージ。輪っかに頭をとおし、首周りを温めます。長いタイプのスヌードは、首に2重に巻いてボリュームを出したり、あえてたるませて使うことも。防寒目的で使用することが多く、マフラーのように暖かい素材やファーなどでつくられています」

筒状で頭からかぶる防寒アイテムには、スヌードのほかにネックウォーマーもあります。ネックウォーマーとスヌードの違いは、長さや素材。一般的にスヌードのほうが長く、2重に巻いたりそのまま垂らすといったアレンジができるのが特徴的です。

素材はさまざまですが、ネックウォーマーがフリースなどカジュアルな素材が多いのに対し、スヌードはニットやファーなどが多く、よりファッション性が高いアイテムと言えます。

ストールやマフラーのお洒落な使い方

ここからは、ストールやマフラーの具体的な使い方を指南。首元にぐるりとひと巻きしたり、アウター感覚でふんわり肩がけしたり。着こなしのポイントになる使い方をご紹介します。

1.ワントーンコーデにカラーストールやマフラーをひと巻き

ワントーンコーデにカラーストールやマフラーをひと巻き

「たとえばベージュコーデにピンクマフラー、グレーコーデにブルーマフラーをひと巻きしてアクセントに! きれい色の大判ストールやざっくり編みのマフラーを首にひと巻きするだけで、コーディネート全体が引き締まって見えますよ」

こなれ感も暖かさも叶う♡ 上質ストール×軽アウターであったか冬コーデ

2.大判ストールをアウター感覚でふんわり肩がけ

大判ストールをアウター感覚でふんわり肩がけ

「ベーシックなニットやカーディガンに大判ストールをジャケットやジレ感覚で肩がけ。ふんわりかけるだけでサマになるので、コーディネートにマンネリしてしまったときにおすすめです。ストールはきちんと巻くより無造作感を大切に!」

差し色ひとつで、冬の着こなしは印象が変わる!

3.首元にグルグル巻いてボリュームを

首元にグルグル巻いてボリュームを

「首元にボリュームを出すことで、目線が上がりスタイルアップにもつながります。シンプルコーデにチェック柄ストールを合わせたり、きれい色を投入したり。コーディネートのアクセントにも効果的」

ジレを重ねるだけで、即クラシカルかつ華やか!

4.後ろに垂らしてワンアクセント

後ろに垂らしてワンアクセント
「これはセーラーカラー風のストール。ユニークなデザインのストールも出てきているので、前だけでなく後ろに垂らしてバックスタイルをチャーミングに見せるという方法も!」

秋冬コーデに深みが出る【上質ストール】4選! きれいめスタイルに合う肌触りと色味に注目

5.手に持つだけで華やぎUP!

手に持つだけで華やぎUP!

「ストールやマフラーをいつものコーデにプラスするだけでもOK! 私もよく雑誌用にコーディネートを組むときやプライベートでも実践しているテクニックです。『なんだかコーディネートがもの足りない』『色味が地味』と言うときにバッグの持ち手にストールを巻いたり、マフラーをバッグと一緒に持つだけで、素材感や色味がプラスされてコーディネートが華やぎます。フリンジつきのストールは、動きや存在感が出るので特におすすめ」

寒い! でもダウンコートを味方につけて軽快に♪

【色ごとの着こなし】ストールのおすすめコーデ

ストールを使ったきれいめコーデをピックアップ。同系色でまとめたり、アクセントカラーに使ったり。巻き方によっても印象がガラリと変わります。

ミント|ハンサムカラーとMIXして透明感のある着こなしに

ハンサムカラーとMIXして透明感のある着こなしに
爽やかな甘さが魅力のミントを、スカートとストールでリンク。グレーや黒といったハンサムな色をベースにすることで大人にちょうどいいきれい色の着こなしが実現。

ミントグリーン×グレーの好相性配色なら、着こなしの鮮度が上がる!

グリーン|長めに垂らしてIラインを強調

長めに垂らしてIラインを強調

長めに垂らした厚手のストールがアクセントに。ちょっとくすんだ色出しがダークトーンのコートに映えます。

“アソース メレ”のグリーンストールで冬のおしゃれにときめきを!

グレー|ニュアンスカラーでまとめてこなれた雰囲気に

ニュアンスカラーでまとめてこなれた雰囲気に
ドライなかっこよさが際立つカーキグレーのトレンチコートに、大判のカシミヤストールをラフに巻いて。この無造作感がこなれ見えの秘訣。

アースカラーと大判ストールで“トレンチ慣れ”した雰囲気を出せる

アイボリー|優しいトーンでまとめて親しみやすく

優しいトーンでまとめて親しみやすく

アイボリーベースにピンクのラインを入れた配色デザイン。きちんとしたスティックパンツにプラスして、大人のかわいげを印象づけて。

相棒ブランド〝セオリー〟のスティックパンツを優しげに着こなすなら?

ブラウン|毛足の長いストールでリッチ感を漂わせて

毛足の長いストールでリッチ感を漂わせて
毛足の長いカシミアストールはうっとりするほど滑らかで極上の肌触り。服はいつもどおりのシンプルベーシックに徹して、ストールで華やぎを。

シンプルコーデにリッチなストールを…これぞ冬の幸せ♡

最後に

ワントーンコーデにアクセントとして投入したり、差し色として手に持ったり。さまざまな使い方ができるストールやマフラーは、寒さ対策にはもちろん、コーディネートに奥行きと華やかさを出してくれる頼れるアイテム。デザインだけでなく巻き方次第でも表情がガラリと変わるので、これからの季節、どんどん取り入れて着こなしの幅を広げたいですね。

城長さくら

監修者:スタイリスト 城長さくら

スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中! 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram(@shiroosa)では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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