フーディとは?【スタイリストが解説】
「フーディ=パーカでしょ?」と思っている方! その回答は、半分正解で半分不正解。まずはその理由から、スタイリスト・城長さくらさんに教えていただきましょう。
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フーディの正式名称や特徴
「フーディの正式名称は『フーデッドスウェットシャツ』。日本で言うフーディの特徴は、裏毛や裏起毛のスウェット素材で、フードがついているトップスのことを意味します」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)
パーカとの違い
「パーカはフードが付いているアウターのこと。一方、フーディは、フードが付いているスウェットシャツをさします。パーカと言うと、フード付きのスウェットを思い浮かべる日本人女性が多いと思いますが、海外では防寒着としての意味合いが強く、しっかりとした本格的なアウターのことを意味するケースが多いんです。ですから、フーディ=トップス、パーカ=アウターと覚えるとよいと思います」
日本ではあまり区別されていない
「海外ではトップスとアウターという立ち位置ですが、日本で言う『パーカ(parka)』と『フーディ(hoodie)』はほぼ同義。どちらもフード付きのスウェットシャツを指して使われることが多いですね」
同じ言葉でも、日本と海外とでは認識に多少ズレがあるようですね。
フーディを大人っぽく着こなすポイント
定番人気のフーディですが、ともするとカジュアルになりすぎてしまうことも。そこでここからは、フーディをきれいめに、今っぽく着こなすコツをご紹介します。
POINT1|単体で着るときはボトムをきれいめに!
「レイヤードせず1枚で着る場合は、合わせるボトムが重要になります。ポイントはカジュアルでまとめないこと。プリーツスカートやタイトスカート、きれいめなテーパードパンツやワイドパンツといったきれいめボトムを選びましょう。また、フードがきちんと立ち上がるアイテムを選ぶのも大切です。フーディ自体に立体感があると、自然とコーディネートにメリハリが生まれますよ」
POINT2|ショート丈を選んで今っぽく
「数年前まではズルッとした、お尻が隠れるくらい長い丈のフーディがトレンドでしたが、今ではフーディもコンパクト丈に進化。ショート丈を選ぶことでレイヤードもしやすくなり、コーディネートの幅も広がります」
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POINT3|レイヤードで上級者見えを狙う
「薄手のタートルやシャツを中に着たり、アウターを重ねたり。アウターはコートでもジャケットでもOKです。レイヤードするときは、もたつかないよう薄手の裏毛やボンディング素材といった軽い素材のフーディがおすすめ」
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フーディのおすすめコーデ【スカート】
カジュアルなフーディをきれいめに着こなす手っ取り早い方法は、フェミニンなロングスカートを合わせること。軽やかな動きが出るプリーツスカートや女っぽいタイトスカートを取り入れることで、グッと大人な印象になります。
レイヤードで小粋にカジュアルダウン
グロッシーな艶が目をひくキャミワンピは、上からトップスを被るレイヤードでカジュアルダウン。重ための素材感だから、足元は程よくボリュームが出せるロングブーツでバランスをとって。
王道白フーディでつくる洗練モノトーン
スウェット素材の白フーディに合わせたのは、キレのある黒のプリーツスカート。爽やかな白と辛口な黒で緩急を効かせて。編み上げブーツで足元にボリュームを出すのもポイント。
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セットアップ感覚で楽しみたいきれい色コーデ
存在感のあるブルーのフーディ×ロングタイトスカートは、セットアップ感覚で着こなすのがお洒落。印象的な色の組み合わせを、抜け感のある白ハイテクで上品カジュアルに仕上げて。
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きれい色の投入でキレのよいスポーティスタイルが実現
グレーのフーディにカーキのミリタリージャケットをレイヤード。ボトムにはパキッとしたシトラスイエローのプリーツスカートを合わせて、鮮度の高い着こなしに。
フーディのおすすめコーデ【パンツ】
フーディを辛めに着こなすなら、きれいめタックパンツやスキニーパンツなどキレ味のあるアイテムと合わせるのがコツです。都会的でこなれた雰囲気を漂わせて。
トレンチレイヤードでつくる感度の高い大人カジュアル
薄手の黒フーディをグレージュのトレンチコートにイン。いつものトレンチがガラッと表情を変えて、鮮度の高いオフィスカジュアルスタイルに。
辛口ボトムで引き締めて
フーディがメインのカジュアルな装いと思いきや、ボトムスは辛口のレザー調パンツ。ラフとエッジィが共存する、きれいめコーデを堪能。
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縦長シルエットに遊びを加えて
リラックス感がある白フーディは、コート×パンツの縦長シルエットと合わせてハンサムに。
ブラウンのワントーンで漂わせるまろやかな女らしさ
ブラウンとベージュの上品な配色にレオパード柄バッグでワンアクセント。足元とインナーの白で抜け感をつくり、美人度を高めて。
最後に
日本では同じ意味で使われることの多い「パーカ」と「フーディ」。でも、海外に行ったときは少しニュアンスが違うので注意が必要です。きれいめのボトムを合わせて大人カジュアルを楽しんだり、トレンドのサイズを選んで最旬バランスに挑戦してみて。
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監修者:スタイリスト 城長さくら
スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中! 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram(@shiroosa)では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。