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LIFESTYLE

2020.08.22

室内で起きるクーラー病? 熱中症は犬も注意が必要<気象予報士・太田絢子発>

猛暑が続いて体調管理も気をつけたいところですが、実は犬にも危険が! 環境省が伝える情報をもとに気象予報士の太田絢子が紹介します。

気象予報士 太田絢子

人間だけじゃない! 犬の熱中症にも要注意

先日は、熱中症予防のための熱中症アラートについて記事を書きましたが、ここ数日は気温が40℃を超えるなど各地で危険な暑さが続いています。私たち人間にとっても厳しすぎる暑さですが、実はワンちゃんも私たち以上に過酷な暑さにさらされているのです。犬を飼っている方は、愛犬の熱中症にも要注意です!

◆そもそも、犬は熱中症になる?

(c)Shutterstock.com

犬の体温の平熱は38℃程度ですが、体温が40℃を超えると危険な状態となります。この危険な領域に達するまではわずか1~2℃しかないため、犬は熱中症になりやすいといわれています。

◆人間よりも過酷な環境に

ニュースなどで耳にする“気温”は、太陽光が直接あたらない風通しの良い場所で、地上から1.5メートルの高さで測られたものです。なので、晴れて日差しがじりじり照り付けるような日は、報道された気温より暑く感じられますし、犬は地表面からの照り返しを受けやすいので、さらに過酷な状況です。

たとえば東京都心で気温が32.3℃だったとき、幼児の身長の高さでは35℃を超え、さらに地面に近い犬の顔の高さでは36℃以上もの暑さになります。観測された気温が40℃を超えた日には… 想像するだけで、犬にとってはとても危険な状況であることが分かりますね。

環境省熱中症環境保健マニュアルより

犬は私たちのように汗をかいて体温調節することができず、ハァハァと舌を出して体温調節します。しかし地表付近はかなり熱せられていますので、ハァハァしたところであまり体温を下げる効果がなくなるそうです。

散歩をする際は気温が低い早朝を選び、できるだけ日陰や木陰を歩くようにする、アスファルトよりも芝生を選ぶなど、ワンちゃんたちへの優しい気遣いが必要ですね。

◆車内に置き去りにするのも危険

車の中は高温になりやすく、汗をかけない犬は簡単に熱中症になってしまいます。子どもと同様、短時間でもペットだけを残して車を離れてはいけません。

◆室内ではクーラー病に要注意!

(c)Shutterstock.com

では室内なら安全かというと、そうとも言い切れないのです。

室内でも気をつけたいのがクーラー病です。冷房で冷やされた冷たい空気は下の方に溜まりやすいため、私たちにとっては快適でも犬にとっては寒すぎることもあります。食欲がなくなったり、うなだれるように元気がなくなることを防ぐためにも、夏でも毛布や座布団を敷いたり、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させ、快適な環境を整えてあげるようにしましょう。

少なくとも今月いっぱいは厳しすぎる暑さが続きそうです。愛犬の体調にも気づかいながら、頑張って夏を乗り切りましょう!

参考:環境省

気象予報士 太田絢子

気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。


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