出会いは用意周到にとは言っても… 初合コンの男たち
はぁ〜いみなさん! こんな時期ですのでなかなか合コンとか行けないですよね。そんな今回は予習のために(?)実際にあった仰天合コンをひとつご紹介! あなたはこんな合コン遭遇したい?
この日ひさしぶりの合コンに参加した34歳のAさん。と言うのもたまたま実家に帰った際に、地元の独身友人に誘われて急遽参加することになったそうです。
正直合コンが楽しみではなく、久しぶりに再会する女友だちとのおしゃべりの方が断然楽しみだったAさんは、きっと男性陣はアウトオブ眼中だろうと思っていました。しかし予想外の連発で友人とのお喋りなんてできない雰囲気へと変わっていったのです。
◆いよいよ開催! 4対4の合コン
女友だちが常連の居酒屋で合コンを開催。というのも今回の合コンはお世話好きの居酒屋の女将さんが独身アラサー女子のためにセッティングしてくれたもの。そう、女将さんは恋愛お節介おばさまだったのです。
その女将さんが今回招集してくれたメンズたちは、市役所や学校などに勤めていて参加女子と同年代の公務員男子4名。正直メンズのスペックやルックスなんてどうでもよかったAさん。同じく女友だちたちもさほど気合いを入れていない様子。女子同士の再会に盛り上がり、メンズの登場前から居酒屋で乾杯をしちゃっているほど。と、そこへ彼ら4人がやってきたのです。
男子をひと目見た彼女たち全員が心の中でと「まじかー」思ったとか。真面目すぎるというか、女性経験がなさそうと感じた彼女たち。
「おおお、、お待たせしてすみません。は、は、、はじめまして」
おそらく初合コンと思しき彼らはガッチガチに緊張しているようで、なぜか4人が揃って席に座ろうとしない。謎の沈黙が続くなか「早く座んなさい!」と女将が促しようやく着席。
この時点で爆笑寸前のAさん。せっかくだからと合コンとか気にせず、楽しく飲みましょう的ノリで食事しようと決めたようです。席替えタイム? そんなのないない! すでにAさんの友人1名は脱落してカウンターで他のサラリーマンと話す始末。
Aさんの正面に座った男はしきりに下を向いていたそう。感じ悪いなと思ったら突如その男性から
「みなさん休日は何されてるんですか?」
「みなさん地元がここだと聞いたのですがお仕事もこちらですか?」
「みなさんはどんなタイプの男性が好みですか?」
と、急な質問攻撃が。驚きつつも、彼の膝を覗くとスマホが握りしめられているのが丸見え… なるほど、参考質問をスマホで調べたりして聞いているのね。Aさんはそう感じ、彼の真面目な部分にとても好感が持てたとか。
しかしもう一人気になる男性が。何度も違う席を見ている様子で、私たちとなかなか目が合わない。緊張しているのかなと思っていたようですが、どうやら違う席の人と目を合わせている感じ。たまらずAさんの友人が「お知り合いですか?」と聞くとまさかの回答が!
「はい、親です」
◆父兄参加型合コン勃発!
まさかの回答にびっくりしつつも、「たまたまこのお店に来てたのですか?」と聞くと、「いえ、今日のことを事前に伝えていたので様子を見に来たんだと思います」と平然と答えたそう。
手酌していた日本酒の徳利から酒がダダ漏れになるAさん。ちゃんと伝えたってナニ??? いつから合コンって親に報告するようになったの?? 疑問符まみれの彼女たちにさらなる追い討ちが。
「僕たちはじめてだったので、さすがに合コンにいくこと親に伝えておこうと思って。なので会話が途切れないよう、LINEで母親に質問内容教えてもらっていたんです」
と先ほどチラチラ下を向いていたあの彼が答えた。
「えっ合コンの質問集とか調べてた訳じゃないの!?」
一段と声を張り上げるAさん。
すると…
「いやぁ〜せがれ達がお世話になってますね〜。みなさんほんとに恋人いないの?」
ほろ酔いの誰かさんの父親が乱入してきたのだ。
「こいつは俺と違って話すの苦手みたいで、母親に似ちまったんだな〜」
と、ご丁寧に彼の性格を教えてくれた。お酒の匂いをぷんぷんさせて。
この一件で完全に酔いが覚めてしまったAさんたち女性陣は「一生に一度の貴重な合コン体験しちゃったもんだ…」と呆れまくり、彼らと別れ、別のお店で飲み直すことにしたそう。
聞いてびっくり仰天な体験談。
合コン初参加者さんは、緊張などで可愛く思えたりできるものですが、限度を超えたビギナーズ参加者の行動にはさすがについていけないアラサー軍団なのでした。
OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪