【セルフ診断】体の関係の相手を好きになってない?
最近ワイドショーやSNSなどで注目された、「多目的トイレでの1万円不倫」というワード。
ネット上や周りの女性たちからは、「その女性もなんでそんな男についていくのか」「嫌なら断ればいいのに」という声が殺到しています。
状況を見れば、大切にされていないことなんて丸わかりですし、そもそも相手は既婚者。どう考えても愛されていないし、今後も愛されたり大切にされたりする可能性は皆無に見えます。
だからみな思うのです。「そんな男になぜついていくのか、ついていくほうも悪い」、と。
しかし、占いをしていると、ご相談者の中にここまでではなくとも、似たようなケースの女性は少なからず見受けられます。
例えば、
・夜中に男性がセックスをしたいというので、自腹タクシーで急遽相手の家まで行く
・相手の出張先のホテルまで同行し、コトが終わると会話もなく相手はすぐに寝てしまう
・たまには外でデートをしようと言ったら、急に不機嫌になった
・一人暮らしをしている自分の家に連絡もなく相手が突然きても怒らずあげてセックスもしてしまう
などなど。
しかし、ここまでされてもご相談者たちはみなさん一様に「それでも彼が好き」と言います。さらには「彼は私のこと好きですか?」「彼は私とちゃんとつきあってくれると思いますか?」と問うのです。
何もこれは特殊な女性たちではありません。しばしば見受けられる相談なのです。
もちろんこんな状況は大変不健全な状況ですし、彼女たちの心の中にも「これは大切にされていないし、愛情なんてないのでは?」といった多くの違和感がひしめいています。彼女たちはそういった男性からの誘いを拒絶することができず、時に相手をかばい、またいつかはきっと正式な恋人になれると夢を見ます。
それはなぜか。
彼女らの話を聞くと、「それでもなお、その男性を拒絶できない」ことには2つの理由があるようなんです。
◆理由1:最初は口説いてきた or 優しかったから
男性は、出会った当初から冷たかったり身勝手だったりしたわけではありません。
「かわいいね」「好きになりそう」「会いたいよ」などと甘い言葉で口説かれたため、そこに愛情を感じて信じてしまうよう。
その後、冷たくなっても男性に原因があると思わず、「私が何か嫌われるようなことをしてしまったのかも」と自分を責めて不安になる傾向にあります。
◆理由2:セックス=愛情だと思っているから
男性と女性のセックスへの考え方や捉え方に大きな違いがあります。
男性は愛情がない相手、極端に言えば「嫌いな相手」とでさえセックスすることが可能です(もちろん個人差はあります)。
しかし女性は、セックスを契機に愛情がない相手であろうと、セックスすることで愛情が湧くことが非常に多い傾向にあります。
それゆえ、男性の感情とは裏腹に、女性はセックスすればするほど夢中になってしまいます。
そしてその後、男性はセックスした女性に対し「雑な扱い」を始めても、「彼はセックスするということは私のことを少なからず気に入っているんですよね?」「セックスしてくれるのだから愛情はありますよね?」と問うてくるのです。
男性にとって「セックスする=愛情がある」と必ずしも言えない状況を、女性は理解することができません。
自分に置き換えたとき、セックスをするからにはそれなりの愛情があるはずだからと本能で感じてしまうのです。
主にこの2つの理由から、女性は男性に雑な扱いをされても、一度惚れてしまいさらにはセックスがある限り「愛情があるかもしれない」「いつかは本命になれるかもしれない」と、自ら離れることが難しくなってしまいます。
そうならないためにはどうすればいいのか。
「相手の愛情を確認し、おつき合いするまではセックスしない」というのが最大の防御となります。
セフレのような関係から始まる恋愛もあるにはありますが、非常に恋愛の難易度が高くなりますので、避けるのが正解です。
参考に以前、セフレから恋愛へ向かう方法を記事にしていますので、気になった方はチェックしてみてください。
▶︎成功した女性多数! セフレ状態から彼の「本命彼女になる作戦」とは…
しかし一度関係を持ってしまったらもう引き返せませんよね。
その際はせめて「人として対等であるかどうか」を冷静に見極めてください。
◆友達以上恋人未満、それとも…? 関係性をチェック
以下のチェック項目、当てはまりますか?
□ 1:食事を一緒に行く等、セックス以外の時間がない
□ 2:彼があなたの趣味嗜好や交友関係について質問してくることがない
□ 3:あなたのフルネームを知らない、もしくはあなたも彼のフルネームを知らない
□ 4:彼の都合が優先で、あなたが会いたい時に会えない
□ 5:彼が指定する場所(部屋やホテル等)に呼び出される形で会っている
□ 6:他の女性とも現在進行形で関係があることを隠さない
□ 7:ホテル代や食事代、呼び出された際のタクシー代等、金銭面での負担はすべてあなた
以上の7項目のうち、「1つでも当てはまる」ものがあれば、その関係は「終わりにすべき」です。
彼からの愛情はどう考えてもないし、今後も愛情が芽生える可能性はないですし、愛情がないどころか人としてさえ見ていない可能性もあります。「セフレ」どころか「フレンド」でさえないという事実を受け止め、離れる勇気を持ってくださいね。
今回の騒動で「他人事ではない」と思ったみなさん、今がどうしようもない負のスパイラルから抜け出すチャンスです。
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吉田奈美
女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。著書に『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)も話題に。
また「龍ちなみ」名義で占いアプリ『Stella(ステラ)』や対面鑑定にて占いインタビュアー、占いセラピストとしても活動中。ツイッターはこちら。