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2020.05.31

彼氏に尽くしすぎる女子って危ないかも… 男女の欲求には違いがある!

ライター吉田奈美が占い師「龍ちなみ」としてデビュー。多くの悩めるお客様と接するうちにわかったことなど、占いと恋愛の関係性についてツラツラと綴っていきます。今回は、尽くしすぎる女子について。男女の欲求の違いについてもお届けします。

恋愛において、尽くすことは時に敵である

(c)shutterstock.com

私のところにいらっしゃるご相談者さまの女性たちは「尽くし傾向」にある方が多いんですね。

占い師である私にまで非常に気を使い、たくさんの気持ちいい言葉を使ってくださるので「もしも私が悪い人間だったら調子こいて利用しちゃうぞ(笑)」と心配にすらなるほど(笑)。絶対にそんなことはしませんが。

そして特に恋愛だとその傾向が強まります。好きな相手になんでも許しちゃうんです。なんでもしてあげちゃうし、我慢もしまくっているんです。それはもちろん優しさや気遣い、相手へのサービス精神ゆえですので悪いことではありません。

でもこう言いたいんです。

日常はいいとしましょう。でも恋愛においては尽くしすぎは絶対に『悪』です」と。

わかりますよ。私もかつて、「相手の全てを許し、なんでもしてあげた」恋愛に覚えがあります。相手に尽くすことが愛情表現だと思っていましたし、それがないと愛されないとすら思っていたんです。

そしてそのときの感情を振り返るとこうです。

なんで私ばっかり!?」と。

「彼は私を大切にしてくれているの?」「彼は私を本当に必要としてくれているの?」と出るわ出るわの不安&不満のオンパレード! 自分で仕掛けておきながら、尽くせば尽くすほど愛に自信がなくなっていったのです。

(c)shutterstock.com

その失敗経験を踏まえ、逆に「彼に尽くされている女性」を観察してみました。そこでまず思ったのは、「けっこう彼氏にみんな図々しいことしてるな」ということ。

たとえば女性側から、「起きられないから明日の朝電話して」と頼んだり、「買い物付き合って」と女性向けのお店に付き添ってもらったりと、当時の私なら考えられない「図々しい要求」をしていたのです(それほど私は男性に何も頼めない人でした)。

しかしなぜかこうされると男は喜ぶ。ん? なぜ? そしてわかったことがあります。

そっか。男性は「女性からお願い事をされるのが好きなんだ」と。

もちろん条件はありますよ。「その男性にとって無理のない範囲でのお願い事」です。

それ以来、私はちょっとしたことを男性にお願いできるよう訓練しました。

例えば初期ではこんなことです。
・一緒にコンビニに入ったら、「ついでにガム買って」とおねだりする
・歩いていて疲れたら「休んでいい?」と休憩を要求する
・「何食べたい?」と聞かれたら「○○食べたい」とちゃんとリクエストする←激安店から高級店まで網羅する「焼き鳥」がどんな男性にも有効というのが現在の結論(笑)。

これをするようになってから、俄然相手から大切にされるようになりました。今までは、自分が大切にすれば相手からも同じようにされると信じていましたが、男性は違ったのです(女友達の場合はしてあげることで相手からも愛情を受け取ることが多いのですが、男性の仕組みは全然違いました)。

なぜなのだろう、考えてみました。そこでわかったことがあります。

人は「自分の中の『欲求』が満たされると、満たしてくれた人を好ましく思う傾向」があります。

そして男女ではこの『欲求』自体に違いがあったんです。

(c)shutterstock.com

女性の場合、ヒロイン欲求

それは自分に親切にしてくれたり、何かをしてもらうことで満たされます。なので女性は自分がされたいことゆえに、男性に過剰に「何かをしてあげたい」と思うんです。

ところが男性の場合の欲求は、ヒーロー願望なんです。

これはどういう欲求かというと、「自分がかっこいいと認められたい」「人に必要とされたい」というようなものです。ゆえに「女性から何かしてもらうより、自分からしてあげるほうが欲求が満たされます」!!

ですので遠慮しちゃダメなんです。むしろどんどん頼ってどんどんわがままを言ってください。

ただしそのさじ加減は慎重に。あくまでも「その男性のスキルの中で『無茶じゃない範囲内』」であることがポイントです。もちろん、してもらったら「ありがとう♡」のひと言は忘れずにしたいものです。

普段から男性に甘えることができない女性は、こういうアドバイスをすると「無茶ぶり」しがちなので気をつけてくださいね(笑)。

まずはコーヒー一杯、荷物を持ってもらう、そんなところから始めましょう!

(c)shutterstock.com

TOP画像/(c)shutterstock.com

吉田奈美

女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。著書に『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)も話題に。

また「龍ちなみ」名義で占いアプリ『Stella(ステラ)』や対面鑑定にて占いインタビュアー、占いセラピストとしても活動中。ツイッターはこちら

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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