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2020.05.29

「ムーブメント」とは? その意味や語源、類義語・対義語を知ろう

ムーブメントとは、日常的によく使われる言葉で、日本においては大きく分けて4つの意味を持ちます。意味や正しい使い方を理解しておかいないと、日常会話で困ることがあるかもしれません。本記事では、ムーブメントの正しい意味や語源、使い方について解説します。

【目次】
「ムーブメント」の意味は?
「ムーブメント」の使い方をチェック
「ムーブメント」の類義語にはどんなものがある?
「ムーブメント」の対義語は?
最後に

「ムーブメント」の意味は?

(c)Shutterstock.com

「ムーブメント」は、カタカナ英語として日常的によく使われる言葉です。もともとは英語の「movement」からきていますが、日本においては大きく分けて4つの意味で使われています。

1:政治や経済などにおける動向。また、政治上、社会上において何らかの主義、主張を実現させるための活動。
2:時計やオルゴールなどの動く部品や機械部分。
3:芸術や文化、音楽スタイル、ファッションなどを巻き込んだ大きな流れ、流行のこと。絵画や彫刻などで表現された躍動感。
4:音楽などでの楽章。

一般的には政治的、社会的動向、状況の変化などの場面で使われますが、いずれの場合も「流れ」「動き」などを意味します。ひとつの小さな声が、次第に大きな波になり世の中の流れを変えるうねりになる ― そんな状況を表すとき「ムーブメントを起こす」「ムーブメントを巻き起こした」のような使い方をします。

主義・主張を伴う「運動」「活動」とは別に、時計やオルゴールなどのムーブメントは昔から広く使われています。時計などには昔ながらのゼンマイを動力として稼働する機械の手巻き(hand winding)や自動巻き(automatic)と電池で稼働するクォーツの2方式があります。

(c)Shutterstock.com

それぞれ、「機械式ムーブメント」、「クォーツ式ムーブメント」といいますが、このように内部にあり、針を規則正しく駆動させる装置を「ムーブメント」と呼びます。

美術界などでよく聞かれる言葉に「アート・ムーブメント」、つまり芸術運動というのがあります。○○主義、○○派、○○イズムなど芸術では数多いジャンル分けがありますね。

たとえばサルバドール・ダリに代表される「超現実主義(Surrealism)」、ゴッホやセザンヌらの「ポスト印象派」、ピカソに代表される「キュビズム」などが有名なアート・ムーブメントといえます。

また、1960年代後半のアメリカに登場したヒッピーが起こした「フラワー・ムーブメント」、70年代のロンドンでパンク・ロックの登場で生まれた「パンク・ムーブメント」なども歴史の中の大きな流れの一つになりました。

音楽用語としての「ムーブメント」は、交響曲やソナタを構成している曲のことをいいます。交響曲やソナタはいくつかの曲が集まって一つの作品になっていますが、それら曲のひとつひとつを楽章といいます。

【ムーブメントの語源】

ムーブメントという言葉は英語の「movement=運動」からきています。もともとの意味は(体の)動き、動作、身振り、物腰、態度、(物の)移動をさしています。

それ以外にも(政治的な)運動団体、活動、物事や世の中の進展、動向、価格などの変動などを表し、幅広く使われていますが、日本で使う場合は主に世の中の流れや動向をさす言葉として用いられるケースが多いようです。

「ムーブメント」の使い方をチェック

(c)Shutterstock.com

1「彼は日本社会にムーブメントを起こすと言っていって選挙に立候補した」

政治や社会に変化、変革をという流れを呼び込む活動を起こす、という意味で使われます。閉塞感のある社会にはムーブメントは欠かせないものかもしれません。

2「メーカーは少なくなったが、現在でもオルゴールの伝統的なムーブメントの製造は続いています」・「時計の派手な装飾のムーブメントが気に入っていて、ずっと愛用しているんです」

アンティークなオルゴールや時計は、その独特なデザインと伝統的な精巧さに人気が集まります。職人が丹念に作ったものでも、機械でも、一つのムーブメントが不足したのでは成り立ちません。

3「このアニメは世界中で一大ムーブメントを巻き起こし、史上最高セールスを達成した」

「ムーブメント」は大きな動きや流行を表すニュアンスにも使われます。他にも、「男女差別に対してムーブメントが起きている」「彼女の主張は社会にムーブメントを巻き起こした」などの使い方があります。

「ムーブメント」の類義語にはどんなものがある?

(c)Shutterstock.com

◆「流行」「トレンド」

「ムーブメント」に近い言葉としては、「傾向」「動向」の意味を持つ「流行」や「トレンド」があげられます。これらは特にファッションの流行や経済変動の動向について用いられます。「トレンド」は時代を反映するものですから、繰り返すことも少なくありません。

◆「ブーム」

一時的に盛り上がって、熱狂的な人気になることが「ブーム」です。「ムーブメント」のように大きく長いうねりではなく、一過性のものですので下火になって消えていってしまうものもありますが、何かのきっかけで再び盛り上がることも。「ブーム再燃」とも言いますね。

◆「ファッド」

「ファド」とも言います。一気に話題になり、瞬間的に熱狂するようなことを表します。SNSなどでいう「バズった」というニュアンスに近いかもしれません。

「ムーブメント」の対義語は?

(c)Shutterstock.com

◆「オールドファッション」

「オールドファッション」は、時代遅れの、昔流行したもの、という意味があります。どちらかというと「トレンド」の対義語に近い意味になります。

◆「定番」

流行や状況に関係なく安定した需要があるという意味では、「ムーブメント」の反対の意味になるでしょう。

◆「風化」「不易」

一時的に急速に社会に広まる「流行」という意味での「ムーブメント」の対義語としては、時間を経るごとに薄れていくという意味の「風化」や時代が変わってもその事象に関しては変化が無いことを表す「不易」などがあげられます。

最後に

「ムーブメント」は時に人の価値観や生活をも変えてしまうような大きな影響をもたらします。もちろん、さらに大きな動きになると、国や政治、あるいはそれまでの世界までも変えることもあります。

逆にいえば、それだけ大きな原動力を持ったものが「ムーブメント」であり、「ムーブメントが巻き起こる」というのは時代が変わるほどの動きなのかもしれません。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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