コロナ禍に注目を集める「オンライン結婚式」って何?
こんにちは。Oggi.jp’sの長縄由実です。現在新型コロナウィルスの影響を受けて結婚式の延期や中止に悩んでいる新郎新婦も多いと思いますが、そんな中でも結婚式は「オンライン結婚式」という方法で実現しています。
そして現在たくさんの会社が「WEB婚」や「LIVE婚」という名前で「オンライン結婚式」を新サービスとして導入し始めています。今回は、コロナ禍で注目を集めている「オンライン結婚式」についてお届けします。
◆「オンライン結婚式」って何?
「オンライン結婚式」とは、パソコンやスマートフォンからオンラインでゲストを招待し、WEB上で結婚式をおこなうサービスです。結婚式場では通常の結婚式がおこなわれますが、結婚式に参加するのは新郎新婦のみ。あとはヘアメイクやカメラマンなど数名のスタッフで結婚式をおこなっていきます。
そして列席者はビデオ通話アプリ(ZOOMやremoなど)の中で結婚式に参加します。つまり、新郎新婦はチャペルや披露宴会場で本来の結婚式をおこない、ゲストはオンライン上からその結婚式の様子をリアルタイムで見て参加できるということです。
コロナ禍で注目されている「オンライン結婚式」ですが、実はこのスタイルは以前から存在していました。海外や遠隔地にいる家族や、育児や介護などで外出ができないという人もスマートフォンで結婚式に参加できるというサービスです。海外挙式を友人にも参加してもらいたい、披露宴の費用を最小限に抑えたいという場合にも利用されています。
◆費用や準備期間はどのくらいかかる?
挙式と披露宴にかかる費用は全て込みで、70万円前後から用意されています。100名規模の結婚式だと総額で300万円くらいはかかるので、2名で結婚式をおこなう分、結婚式全体の総額は安くなるといえます。結婚式場を利用せず、自宅やスタジオを装飾しておこなう場合は7万円~、かなりコストが抑えられますよ。
また、準備期間は最短2週間から可能になっています。通常の結婚式は大体6ヶ月前から準備を始めますので、短い準備期間で結婚式が挙げられます。
◆参加できるゲストの人数とプログラム
ビデオ通話アプリで参加できる限り可能です。ZOOMだと100名まで。WEBで参加できるので、遠方に住む親戚や海外にいる友人など、だれでも参加することができます。
また、「オンライン結婚式」では、本来の結婚式のプログラムで進行されていきますが、ゲストによるアレンジも可能です。
今いろいろなアーティストがオンラインで演奏する様子が投稿されていますが、「オンライン結婚式」も同様に、挙式では聖歌のオンライン演奏を取り入れたり、披露宴ではゲストがみんなで歌を歌うなど余興を楽しんだりすることも可能です。
◆ゲストの自宅へ婚礼メニューを事前に宅配!?
披露宴と言えば婚礼料理を楽しみにしているゲストも多いかと思いますが、なんとオンラインで参加予定のゲストの自宅へ婚礼メニューを宅配するサービスがあるんです。メニューもバリエーション豊かに用意されていますよ。当日は、披露宴の進行に合わせ、自宅に配達された婚礼メニューで食事を楽しむことができます。
◆チャットでメッセージや写真を共有できる
ゲストがビデオ通話アプリ内のチャットでメッセージを残せるというのもオンラインならではの楽しみ方ではないでしょうか。
画面のスクリーンショットできれいに写真を残したり、動画を録画して後から見返したり、オンラインだからこそできることがたくさんあります。
新郎新婦とゲストが安全に結婚式をおこなえる「オンライン結婚式」。コロナ禍で仕方なく… ではなく、たくさんのメリットがあります。
この、オンライン上で結婚式がおこなえるというスタイルは、「フォト婚」に続いて、新しい結婚式のスタイルとして確立されていくかもしれません。結婚式を挙げられなかったという方は「オンライン結婚式」を検討してみてはいかがでしょうか。遠く離れていても心のつながりが感じられる温かい結婚式になると思います。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
あわせて読みたい!